クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で「後ろのユニットがすぐにタワーに倒されてしまう」「大型のタンクを入れないデッキで、だれを前に立たせればいいか分からない」と悩んでいませんか。そんなときに役立つのが、少ないエリクサーで前に立ち、相手の攻撃を受け止めるユニット(ミニタンク)です。
この記事では、ミニタンクとは何かを説明したうえで、ミニタンクとして使われるカードの一覧、守りと攻めでの役割、デッキでの選び方を順番に解説します。

ミニタンクとは?
中くらいの体力で、前に立って攻撃を受けるユニット
ミニタンクとは、大型のタンクほど体力は多くないものの、コストのわりに体力があり、前に立って相手の攻撃を受け止めるユニットのことです。受け止めている間に、後ろのユニットやタワーが相手を倒します。
「ミニタンク」は、プレイヤーの間で使われる呼び方で、公式のカード区分ではありません。英語圏では Clash Royale Wiki(Fandom)が「mini-tank」という言い方を使っていて、日本語のバランス調整の解説(note)でも「ミニタンク系」という言い方が見られます。「タンク」などほかの呼び方は、用語集にまとめています。
タンク・タンクキラー・勝ち筋との違い
本サイトでは、役割の近いカードを別の記事でも扱っています。この記事は、そのどれとも重ならない「前に立って受け止める・引きつける」役割に絞っています。
| 呼び方 | 主な役割 | 扱っている記事 |
|---|---|---|
| ミニタンク | 少ないエリクサーで前に立ち、攻撃を受け止める・相手を引きつける | この記事 |
| 大型のタンク | とても多い体力で攻撃を引き受け、攻めの軸になる | ビートダウンデッキ |
| タンクキラー | 体力の多い大型ユニットに大きなダメージを与える | タンクキラーのカード一覧 |
| 勝ち筋 | タワーを削る主役になる | 勝ち筋のカード一覧 |
タンクキラーの記事では、ミニタンクは大型ユニットを倒せるほどのダメージを出せないとして、表から外しています。ミニタンクの仕事は「倒す」ことより「受け止める」ことです。
この記事でのミニタンクの選び方
ミニタンクを載せた公式の一覧は、確認できた範囲では見つかりませんでした。そこで、本サイトのカード解説が「受け止める・前に立つ・引きつける」役割を書いていて、なおかつ外部の解説でもミニタンクとして扱われているカードを表に載せています。どちらかが欠けるカードは「表に載せていないカード」にまとめました。この区分は本サイトの整理で、外部の解説の間でも扱いが分かれるカードがあります。
ミニタンクのカード一覧(2026年9月21日時点)
上の基準で選んだカードは6枚です。コストとレアリティは、本サイトのカードデータ(公式APIの情報)をもとにしています。体力や攻撃力の数値は、カードレベルやバランス調整で変わるので載せていません。
ミニタンク6枚の一覧
| カード | コスト | レアリティ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アイスゴーレム | 2 | レア | 建物だけをねらって進む安いタンク。守りでは相手のユニットを引きつけて進む向きをそらす。倒されると周りの相手の動きを遅くする |
| ナイト | 3 | ノーマル | 近接で1体ずつ攻撃する。コストのわりに体力が多い小型のタンクで、後衛の前に立って攻撃を引き受ける |
| バルキリー | 4 | レア | 周りを回る近接の範囲攻撃で、地上の群れに強い。攻めでは小型のタンクとして後衛の前に立てる |
| バトルヒーラー | 4 | レア | 近接攻撃のたびに周りの味方を回復する。前に立って攻撃を受け止めながら、味方を支える |
| ゴールドナイト | 4 | チャンピオン | 体力もそれなりにあり、橋の前から出してほかの地上ユニットと一緒に攻める使い方がある。アビリティで近くの相手へ次々に突進する |
| モンク | 5 | チャンピオン | 攻撃で相手を少し押し返す。攻めの先頭に立って後ろのユニットを守れる。アビリティで飛んでくる攻撃を跳ね返す |
6枚とも地上ユニットです。本サイトのカード解説では、アイスゴーレム以外の5枚について、空中のユニットは攻撃できないと書いています。アイスゴーレムは、そもそも相手のユニットをほとんど攻撃しません。
それぞれを選んだ理由
アイスゴーレム・ナイト・バルキリーは、Clash Royale Wiki がミニタンクとして説明しているカードで、日本語のバランス調整の解説でもミニタンクとして扱われています。ナイトは Clash Royale Wiki で「定番のミニタンク」、アイスゴーレムは「最も安いミニタンク」と紹介されています。
バトルヒーラー・ゴールドナイト・モンクは、日本語のバランス調整の解説(note)で、バトルヒーラーは「ミニタンク系」の表に、ゴールドナイトとモンクは「単体攻撃のミニタンク」として登場します。本サイトのカード解説も、3枚とも前に立つ使い方を書いています。ただし、3枚をミニタンクと呼ぶかどうかは解説によって違い、ほかの3枚ほど広く使われている呼び方ではありません。
ただし、ゴールドナイトについて本サイトの解説が書いているのは「橋の前からほかの地上ユニットと一緒に攻める」使い方までです。守りで相手を引きつける役としては書いていないので、攻めで前に出るミニタンクと考えておくとよいでしょう。
チャンピオンの2枚は特別枠に入れる
ゴールドナイトとモンクはチャンピオンです。公式サポートによると、チャンピオンはヒーロー枠かワイルド枠に入れて使います。デッキに入れるときは、ヒーローやほかのチャンピオンと枠を分け合うことになります。
また、2026年8月4日の公式のバランス調整で、ボスアサシンを除くヒーローとチャンピオンのアビリティは、時間がたつと再び使える方式から、1回だけ使える方式に変わりました。アビリティに頼りきらず、本体の働きで選ぶことが大切です。チャンピオンの枠や入手方法は、別の記事でまとめています。

表に載せていないカード
エリクサーゴーレムは、本サイトのカード解説で「安いタンク」として使うカードと書いていて、タンクキラーの記事でもミニタンクの例に挙げています。ただし、外部の情報源の扱いが割れていて、Clash Royale Wiki のカードのページでは大型のタンクとして説明されています。扱いが一定しないので、この記事の表には入れていません。
プリンス・ダークプリンス・スケルトンキング・漁師トリトン・ボウラーなどは、体力のある地上ユニットで、解説によってはミニタンクに近い扱いをされることもあります。ただ、本サイトのカード解説では、突進・範囲攻撃・引き寄せといった別の役割が中心で、受け止め役としては書いていません。ロイヤルゴーストは、攻撃していない間は姿が見えずねらわれないカードで、攻撃を引き受ける役とは逆の動きをします。
ディガーのように、解説によってはミニタンクのように扱われることがあっても、本サイトのほかの記事(勝ち筋など)の表に載せているカードは、そちらの役割で紹介しています。
ミニタンクの役割
ミニタンクの仕事は、大きく3つに分けられます。守りでの引きつけ、攻めでの盾、そして守ったあとのカウンターの起点です。
守りで相手を引きつける・受け止める
アイスゴーレムは建物だけをねらって進むので、相手のユニットは近くのアイスゴーレムに向かってきます。本サイトのカード解説では、守りで相手のユニットの近くに出して進む向きをそらし、キングタワーの方へ引きつけて両方のタワーで攻撃できる位置へ誘導する使い方を紹介しています。
ナイトは、相手の近接ユニットを正面から受け止める役です。相手のユニットがタワーの攻撃範囲に入ってから当てると、タワーと一緒に攻撃できて処理が早くなります。
攻めで後衛の盾になる
攻めでは、ミニタンクを先に出し、その後ろにマスケット銃士などの後衛を置きます。ミニタンクが相手のタワーや防衛ユニットの攻撃を引き受けている間に、後衛が相手を削れます。
ナイト・バルキリー・モンクは、本サイトのカード解説で、後衛の前や攻めの先頭に立つ使い方が書かれています。バトルヒーラーは、前に立ちながら一緒にいる味方を回復するので、ほかのユニットと並べて出すと働きが大きくなります。
たとえばエレクトロウィザードやアーチャークイーンのような後衛の前にミニタンクを置けば、タワーの攻撃をミニタンクに向けさせ、後衛が攻撃を続けやすくなります。
守ったあとのカウンターの起点になる
ミニタンクは、守りで生き残ると、そのまま相手の陣地へ進めます。本サイトのナイトの解説でも、守ったあとに生き残れば反撃につながると書いています。生き残ったミニタンクの後ろに後衛を1枚足すと、少ないエリクサーで攻めの形を作れます。
安いミニタンクで相手の攻めを止められれば、相手より少ないエリクサーで守れたことになります。こうしたエリクサーの得(ポジティブトレード)と、守りから攻めにつなげる考え方は、次の2つの記事で詳しく解説しています。


ミニタンクが苦手な相手
ミニタンクには共通の弱点があります。本サイトのカード解説に書かれている内容を、次の表にまとめました。
| 苦手な相手 | 理由 | 備え方 |
|---|---|---|
| 空中のユニット | アイスゴーレム以外の5枚は空中を攻撃できず、アイスゴーレムはほとんど攻撃しない | 空中を攻撃できるカードを別に入れる |
| 1発が重い近接ユニット(ミニP.E.K.K.A・P.E.K.K.A) | アイスゴーレム・バルキリー・バトルヒーラー・ゴールドナイトなどは、すぐに倒されたり押し負けたりしやすい | 相手がこれらを使ったあとに出す。後衛や建物で先に削る |
| 地上の群れ(ナイトの場合) | 1体ずつしか攻撃しないので、スケルトン部隊などに囲まれる | 範囲攻撃のカードと組み合わせる |

デッキでのミニタンクの選び方
大型のタンクを入れるかどうかで考える
本サイトのナイトの解説では、大型のタンクを入れないデッキで、その代わりを務めるカードとしています。ジャイアントやゴーレムのような大型のタンクを入れないデッキでは、ミニタンクが攻めの盾になります。
Clash Royale Wiki のアイスゴーレムのページでも、最も安いミニタンクなので、体力の多いユニットが少ないサイクルデッキに入れられると説明されています。手札を早く回すデッキでも、前に立つ役を1枚持てるということです。

ほかの役割を兼ねるカードを選ぶ
デッキは8枚しか入らないので、ミニタンクもほかの役割を兼ねられると枠を有効に使えます。6枚の違いは、前に立つこと以外に何ができるかです。
| カード | コスト | 前に立つ以外にできること |
|---|---|---|
| アイスゴーレム | 2 | 倒されたときに周りの相手の動きを遅くする |
| ナイト | 3 | 体力の少ない地上ユニットを安く止める |
| バルキリー | 4 | 地上の群れを範囲攻撃でまとめて倒す |
| バトルヒーラー | 4 | 一緒にいる味方を回復する |
| ゴールドナイト | 4 | アビリティで近くの相手へ次々に突進し、体力の少ないユニットをまとめて処理する |
| モンク | 5 | アビリティで飛んでくる攻撃を跳ね返す |
群れへの備えが足りないならバルキリー、手札を軽くしたいならアイスゴーレムやナイト、というように、デッキに足りない役割から選ぶと迷いにくくなります。

コストと平均コストを見る
ミニタンクは2〜5エリクサーと幅があります。デッキの平均コストが高いときは、アイスゴーレム(2)やナイト(3)のような安いカードを選ぶと、手札が回りやすくなります。平均コストが低く、1枚で多くの仕事をさせたいときは、4〜5エリクサーのカードも候補です。
デッキ診断で役割を数える
ミニタンクを入れたら、デッキ全体の役割がそろっているかを確認しましょう。本サイトのデッキ診断では、勝ち筋・対空・範囲攻撃・大型対策などを数える手順をまとめています。ミニタンクは空中への守りにならないので、特に対空の枚数を見直してください。

使用率の高いカードのなかに、ミニタンクがどれくらい入っているかも参考になります。集計はレジェンドの道の上位プレイヤーが中心です。
| カード | 使用率 | 勝率 | 試合数 | 進化・ヒーローで使用 |
|---|---|---|---|---|
| 29.3% | 50.5% | 175,758 | 13% | |
| 25.2% | 49.8% | 151,078 | 28% | |
| 23.5% | 50.2% | 140,712 | — | |
| 22.9% | 50.1% | 137,460 | — | |
| 20.5% | 50.2% | 122,736 | 39% | |
| 20.2% | 49.8% | 120,939 | — | |
| 15.6% | 50.2% | 93,296 | — | |
| 14.4% | 49.3% | 86,430 | — | |
| 13.5% | 51.3% | 80,583 | 69% | |
| 12.5% | 49.5% | 74,780 | 77% |
集計: レジェンドの道・直近7日・299,478試合(2026年9月22日まで)。100試合未満のものは載せていません。
よくある質問
- ミニタンクとは何ですか?
-
大型のタンクほどではないものの、コストのわりに体力があり、前に立って相手の攻撃を受け止めるユニットのことです。プレイヤーの間で使われる呼び方で、公式のカード区分ではありません。
- ミニタンクにはどんなカードがありますか?
-
この記事では、アイスゴーレム・ナイト・バルキリー・バトルヒーラー・ゴールドナイト・モンクの6枚を一覧にしました。本サイトのカード解説で前に立つ使い方を書いていて、外部の解説でもミニタンクとして扱われているカードです。
- アイスゴーレムは勝ち筋ですか?
-
建物だけをねらうカードですが、ダメージはほとんど出せません。本サイトでは、タワーを削る主役ではなく、ほかの攻めを支える安いタンクとして扱っていて、勝ち筋の記事の表には入れていません。
- エリクサーゴーレムはミニタンクですか?
-
本サイトのカード解説では安いタンクとして書いていますが、外部の情報源では大型のタンクとする説明もあり、扱いが分かれます。そのため、この記事の表には入れていません。
- ミニタンクは何枚入れればいいですか?
-
本サイトでは、ミニタンクだけの枚数の目安は決めていません。デッキの組み方完全ガイドとデッキ診断の、役割ごとの目安(勝ち筋・対空・範囲攻撃・大型対策など)に当てはめて、足りない役割を兼ねられるミニタンクを選ぶのがおすすめです。
まとめ
ミニタンクは、少ないエリクサーで前に立ち、相手の攻撃を受け止めたり引きつけたりするユニットです。守りで引きつけ、攻めで後衛の盾になり、生き残ればカウンターの起点になるのが主な役割です。
選ぶときは、大型のタンクを入れるかどうか、ほかにどの役割を兼ねたいかを考えましょう。6枚とも空中への守りにはならないので、対空のカードとセットで考えるのがポイントです。






