クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で、「建物を置いたのに、ホグライダーがそのままタワーへ行ってしまった」「上手な人は、ユニットをどこに置いて守っているの?」と感じたことはありませんか。守りのカードは、何を出すかと同じくらい、どこに置くかで結果が変わります。相手のユニットを置き場所で誘って、タワーの攻撃が届く場所へ連れてくる。これが、プレイヤーの間で「引きつけ」と呼ばれる技術です。
この記事では、次の内容を順番に解説します。
- 引きつけ(誘導)の意味と、呼び方について
- 引きつけで何が起きるのか(公式と本サイトのカード解説で確認できる範囲)
- よく使う3つの場面(建物で誘導・ユニットで誘導・キングタワーを起動させる)
- 失敗しやすい点と、練習のしかた
「引きつけ」「誘導」「釣り」「キング起動」は、プレイヤーの間で使われる呼び方(俗称)です。ゲーム内の機能名ではありません。ユニットがどの相手をねらうかの細かい決まり(反応する距離など)は、公式サポートに説明がありません。そのため、この記事ではマスの数や秒数などの数値は書かず、公式と本サイトのカード解説で確認できる範囲で説明します。カードの情報は2026年9月21日時点のクラロワ攻略Labのカード図鑑によります。
引きつけ(誘導)とは?置く位置で相手の進む先を変える技術
相手のユニットが進む先を、こちらの置き方で変える
相手のユニットは、橋を渡るとタワーへ向かって進みます。そこへこちらが建物やユニットを置くと、相手のユニットがそちらへ向かうことがあります。置く場所を選んで、相手のユニットを「こちらに都合のよい場所」へ連れてくるのが引きつけです。
都合のよい場所とは、たとえば自分のタワーの攻撃が届く場所です。本サイトのタワープリンセスの解説のとおり、タワーの攻撃にはエリクサーがかかりません。相手のユニットがタワーの攻撃を受けながら進めば、少ないカードで守れます。
「引きつけ」「誘導」「釣り」はプレイヤーの間の呼び方
この技術には、決まった公式の名前がありません。プレイヤーの間では「引きつけ」「誘導」「釣り」などと呼ばれます。キングタワーを動かす使い方は「キング起動」と呼ばれ、本サイトの用語集でも通称として載せています。
ほかの解説記事との違い
本サイトには、守りに関わる記事がほかにもあります。この記事は「どこに置くか」の考え方に絞っています。
| 記事 | 扱う内容 |
|---|---|
| 建物カードの解説 | 建物の種類・一覧・選び方 |
| ポジティブトレードの解説 | エリクサーの交換で得をする考え方 |
| カウンターの解説 | 守ったあとの反撃のしかた |
| この記事 | 置く位置で相手の進む先を変える考え方 |
引きつけで何が起きるのか
建物だけをねらうカードは、建物へ向かう
公式サポートの「1v1 Battle」では、建物だけをねらうカードは一般に「勝ち筋(win condition)」とされ、相手のタワーへまっすぐ向かうと説明されています。例として挙げられているのは、ホグライダー・ロイヤルジャイアント・ゴーレムです。
タワーも建物のひとつなので、こうしたカードはふだんタワーへ向かいます。本サイトの大砲の解説では、建物だけをねらうユニットは、大砲があるとそちらへ向かい、タワーから引き離して時間を稼げると説明しています。建物を置くと、建物だけをねらう相手の行き先を変えられるのが、引きつけの基本です。
ほかのユニットも、近くの相手に向きを変えることがある
建物だけをねらうカード以外のユニットも、近くにこちらのユニットがいると、そちらを攻撃しに向かうことがあります。本サイトのアイスゴーレムの解説では、守りで相手のユニットの近くに出して、進む向きをそらす使い方ができると説明しています。
ただし、どの相手をねらうか、どのくらい近づくと向きを変えるかといった細かい決まりは、公式サポートに書かれていません。「こう置けば必ずこう動く」とは言い切れないので、実際に試して動きを確かめるのが確実です。
タワーの攻撃が届く場所で、タワーと一緒に攻撃する
引きつけの目的は、止めている間に自分のタワーにも攻撃させることです。本サイトのゴブリンの檻やボムタワーの解説でも、引きつけている間にタワーと一緒に攻撃できる点を挙げています。
| 置き方 | 起きること | 根拠 |
|---|---|---|
| 建物を置く | 建物だけをねらうユニットが、建物の方へ向かう | 本サイトのカード解説(大砲・テスラなど) |
| 安いユニットを近くに出す | 相手のユニットの進む向きがそれる | 本サイトのカード解説(アイスゴーレム) |
| タワーの攻撃が届く場所で受ける | タワーも一緒に攻撃するので、少ないカードで守れる | 本サイトのカード解説(ゴブリンの檻・ボムタワーなど) |
March Update 2026(2026年2月23日公開)の変更|クラウンタワーが1本壊れてもレーンを切り替えない
公式リリースノート「March Update 2026」(2026年2月23日公開)では、相手のクラウンタワーが1本壊されても、ユニットがレーンを切り替えなくなったと書かれています。クラウンタワーが1本壊れたあとも、ユニットがもう片方のレーンへ自然に移ることはない、という前提で置き場所を考えましょう。なお、変更前にどのような条件でレーンを切り替えていたかは、原文に書かれていません。
よく使う場面①建物で誘導する
建物だけをねらうカードを、タワーの攻撃が届く場所へ連れてくる
相手が建物だけをねらうカードを出したら、自分の陣地に建物を置きます。相手のユニットは建物へ向かい、その途中や建物を攻撃している間に、自分のタワーの攻撃を受けます。
本サイトの解説では、ジャイアントやホグライダーは、大砲やテスラのような建物に引きつけられると説明しています。引きつけに使いやすい建物の一覧と選び方は、建物カードの解説記事にまとめています。
置く場所は「相手の通り道」から考える
置く場所を決めるときは、相手のユニットが建物へ向かうまでに、どこを通るかを考えます。建物そのものより、相手が通る道筋にタワーの攻撃が届くかが大切です。
| 考えること | 確認のしかた |
|---|---|
| 相手はどちらのレーンから来るか | 相手がカードを出した位置と、橋を見る |
| 建物へ向かう間、どこを通るか | 相手のユニットが進む向きを目で追う |
| その道筋にタワーの攻撃が届くか | タワーが攻撃を始める位置を、試合やトレーニングで覚える |
| 建物がすぐに壊されないか | 相手の後ろにいる攻撃役や、呪文の有無を見る |
本サイトのカード解説では、大砲やインフェルノタワーは真ん中寄りに置くと、両方のクラウンタワーの攻撃が届きやすいと説明しています。これは公式の説明ではないので、実際の試合で届き方を確かめてください。
引きつけられる相手と、引きつけにくい相手
建物で誘導できるのは、主に建物をねらうカードです。公式サポートは、ゴブリンバレルやディガーのように「マップのどこにでも置ける」ことで勝ち筋とされるカードを、建物だけをねらうカードとは別に挙げています。
| 分け方 | カードの例 | 建物での誘導 |
|---|---|---|
| 建物だけをねらう地上のユニット | ホグライダー(4)・ジャイアント(5)・ロイヤルジャイアント(6)・攻城バーバリアン(4)・ゴーレム(8) | しやすい。大砲のような地上を攻撃する建物でもよい |
| 建物だけをねらう空中のユニット | エアバルーン(5)・ラヴァハウンド(7) | 引きつけても、空中を攻撃できる建物でないと止められない |
| どこにでも置けるカード | ゴブリンバレル・ディガー | タワーの近くに直接来るので、置き場所で誘導しにくい |
建物だけをねらうカードの一覧は、勝ち筋カードの解説記事で確認できます。
よく使う場面②ユニットで誘導する
アイスゴーレムで進む向きをそらす
建物がデッキに無くても、ユニットで誘導できます。代表的なのがアイスゴーレム(2)です。アイスゴーレム自身は建物だけをねらうユニットなので、相手のユニットにはかまわずタワーの方へ進みます。本サイトの解説では、守りで相手のユニットの近くに出して、進む向きをそらす使い方ができると説明しています。
相手のユニットの向きがそれている間に、自分のタワーや守りのユニットで削ります。
安いユニットで足を止めて、タワーに攻撃させる
向きを大きく変えなくても、相手の足を止めるだけで、タワーの攻撃を当てる時間が増えます。本サイトのカード解説では、次のような使い方を紹介しています。
| カード(コスト) | 本サイトの解説にある使い方 |
|---|---|
| スケルトン(1) | 1体ずつ攻撃する大型ユニットを囲むように出すと時間を稼げて、その間にタワーが攻撃する |
| アイススピリット(1) | 凍らせて止め、タワーが攻撃する時間を増やす |
| ナイト(3) | 相手のユニットがタワーの攻撃範囲に入ってから当てると、タワーと一緒に攻撃できる |
| ネクロマンサー(5) | 呼び出したスケルトンが相手のユニットを引きつける |
| 墓石(3) | 出てくるスケルトンが近接ユニットの攻撃をそらす(墓石は建物) |
ナイトの例のように、橋の近くですぐ受けるより、タワーの攻撃が届くところまで来てから受けるほうが、タワーの力を借りられます。
真ん中に出して、左右どちらのレーンにも備える
本サイトのアーチャーの解説では、キングタワーの前など真ん中寄りに出すと、左右どちらのレーンにも対応できると説明しています。
反対のレーンへずらすときの注意
相手のユニットを真ん中の方へ誘うと、進む向きがずれ、もう片方のクラウンタワーの攻撃も届く場所を通ることがあります。ただし、どこに置けばどこまでずれるかの決まりは、公式に説明がありません。狙いすぎると、かえってタワーの攻撃が届かない場所を通らせてしまうこともあります。
なお、公式リリースノート「December Update 2025」で紹介されたヒーローのジャイアント(公式の英語表記は Hero Giant)には、近くのユニット1体を反対側のレーンへ投げ飛ばすアビリティがあります(2026年8月4日の公式のバランス調整以降、ヒーローのアビリティは1回だけ使える方式です)。これはカードの能力で、置き場所で誘う引きつけとは別のものです。
よく使う場面③キングタワーを起動させる
キングタワーは、起動するまで攻撃しない
本サイトのタワープリンセスの解説とタワーユニットの解説記事では、キングタワーは起動するまで攻撃せず、クラウンタワーのタワープリンセスは試合の最初から攻撃すると説明しています。キングタワーが攻撃するようになれば、守りに使えるタワーが1つ増えます。
公式も「キングタワーの起動」という言葉を使っている
「キング起動」は通称ですが、公式も「King Tower activation(キングタワーの起動)」という言葉を使っています。2022年4月のバランス調整では、ゴールドナイトのダッシュがタワーに着いた時点で止まるようになったことで、キングタワーの起動が難しくなると説明されています。公式リリースノート「June Update 2026」(2026年5月21日公開)で紹介された「Princess Gambit」(プリンセスギャンビット。日本語の表記は本サイトでの読み方です)の説明でも、カードのサイクルと並べて、プレイヤーが身につける技術として書かれています。
相手のユニットをキングタワーの近くへ引き寄せる
本サイトのカード解説では、キングタワーを起動させる方法として、相手のユニットをキングタワーの攻撃範囲へ引き寄せる使い方を紹介しています。
| カード(コスト) | 本サイトの解説にある使い方 |
|---|---|
| トルネード(3) | 範囲内のユニットを中心へ引き寄せる呪文。キングタワーの攻撃範囲へ引き寄せると、キングタワーが攻撃を始める |
| 漁師トリトン(3) | 離れた相手を錨で引き寄せる。キングタワーの攻撃範囲まで引き寄せると、起動させられることがある |
トルネードの使い方は、呪文の使い方の解説記事でも紹介しています。
キングタワーがどんな条件で起動するかは、公式サポートや公式リリースノートで確認できませんでした(2026年9月21日時点)。上の表は本サイトのカード解説の説明で、公式の裏付けはありません。引き寄せても、必ず起動するとは言い切れないので、訓練キャンプなどで実際の動きを確かめてから試合で使いましょう。
引きつけで失敗しやすい点
タワーの攻撃が届かない場所で引きつけてしまう
建物やユニットで相手を止めても、タワーの攻撃が届かない場所なら、守りのカードだけで倒すことになります。相手の後ろに攻撃役がいると、引きつけ役がすぐに倒され、また前へ進まれます。止める場所と、タワーの攻撃が届く場所を重ねることを意識しましょう。
置くのが早すぎる・遅すぎる
本サイトの大砲の解説のとおり、建物は時間とともに壊れていきます。早く置きすぎると、相手がまだ攻めていないのに建物だけが時間で壊れていきます。反対に、遅すぎると、相手のユニットがすでにタワーに着いていて、誘う前に攻撃が始まってしまいます。相手のユニットが橋を渡る前後の動きを見て、置くタイミングを合わせます。
空中のユニットや、どこにでも置けるカードに頼りすぎる
本サイトの解説では、大砲は地上だけを攻撃し、空中は攻撃できません。エアバルーンのように建物をねらう空中のユニットは、大砲で引きつけても倒せません。また、ゴブリンバレルやディガーは、タワーの近くに直接置かれるので、置き場所で誘う余地が小さくなります。こうした相手には、引きつけ以外の守り方も用意しておきます。
引きつけにエリクサーを使いすぎる
引きつけは、少ないカードで守るための技術です。引きつけ役に加えて何枚もカードを足していると、エリクサーで損をしてしまいます。どれだけ得をしたかの数え方は、ポジティブトレードの解説記事を参考にしてください。
引きつけの練習のしかた
訓練キャンプで、置き場所を試す
公式サポートの「訓練キャンプ&練習戦」によると、バトル開始タブの画面右上にある3本線のメニューから「訓練キャンプ」を選ぶと、今のデッキでボットと練習対戦ができます。資源は増えも減りもしないので、置き場所を気軽に試せます。
練習戦とフレンドバトルで、苦手な相手と戦う
同じページによると、練習戦では、3本線のメニューの「バトル履歴」から過去の対戦相手を選んで「練習戦」をタップすると、その相手と同じデッキ・同じカードレベルのボットと対戦し直せます。こちらも資源は増えも減りもしません。負けた相手を選べば、置き場所を変えながら同じ攻めを受けられます。
公式サポートの「Friendly Battles」では、フレンドバトルはクランメンバーやフレンドと対戦でき、腕を上げる練習によいとしています。トロフィー・ゴールド・ジェムはもらえません。
練習の手順
自分のデッキから、建物か安いユニットを1枚選びます。1枚に絞ると、置き場所の違いが分かりやすくなります。
タワー寄り・真ん中寄り・橋寄りのように置き場所を変えて、相手のユニットがどこを通るかを見ます。タワーが攻撃を始めた位置も覚えておきます。
タワーの攻撃が長く当たった置き場所を、実際の試合で試します。負けた試合はリプレイで見返し、引きつけ役を置いた場所と、相手が通った道を確かめます。
引きつけ役に使えるカードが、いまの環境でどれくらい使われているかは、使用率ランキングで確認できます。集計はレジェンドの道の上位プレイヤーが中心です。
| カード | 使用率 | 勝率 | 試合数 | 進化・ヒーローで使用 |
|---|---|---|---|---|
| 29.4% | 50.5% | 176,485 | 13% | |
| 25.2% | 49.8% | 151,634 | 28% | |
| 23.5% | 50.2% | 141,230 | — | |
| 23.0% | 50.1% | 138,006 | — | |
| 20.5% | 50.2% | 123,078 | 39% | |
| 20.2% | 49.8% | 121,400 | — | |
| 15.6% | 50.2% | 93,656 | — | |
| 14.4% | 49.3% | 86,762 | — | |
| 13.5% | 51.3% | 80,907 | 69% | |
| 12.5% | 49.5% | 75,060 | 77% |
集計: レジェンドの道・直近7日・300,594試合(2026年9月22日まで)。100試合未満のものは載せていません。
よくある質問
- クラロワの「引きつけ」とは何ですか?
-
建物やユニットを置く場所を選んで、相手のユニットの進む先を変える技術のことです。自分のタワーの攻撃が届く場所へ連れてきて、少ないカードで守るのが目的です。「誘導」「釣り」とも呼ばれる、プレイヤーの間の呼び方です。
- 建物で引きつけられるのは、どんなカードですか?
-
主に、建物だけをねらうカードです。公式サポートでは、ホグライダー・ロイヤルジャイアント・ゴーレムが例に挙げられています。空中のエアバルーンなども建物をねらいますが、止めるには空中を攻撃できる建物が必要です。
- キングタワーはどうすれば起動しますか?
-
起動する条件は、公式サポートや公式リリースノートで確認できませんでした。本サイトのカード解説では、トルネードや漁師トリトンで相手のユニットをキングタワーの攻撃範囲へ引き寄せる方法を紹介しています。必ず起動するとは言い切れないので、訓練キャンプで試してから使いましょう。
- クラウンタワーを1本壊されたら、相手のユニットは反対のレーンに来ますか?
-
公式リリースノート「March Update 2026」(2026年2月23日公開)では、相手のクラウンタワーが1本壊されても、ユニットがレーンを切り替えなくなったと書かれています。
- 建物がデッキに無くても引きつけはできますか?
-
できます。本サイトのカード解説では、アイスゴーレムを相手のユニットの近くに出して進む向きをそらしたり、スケルトンで囲んで時間を稼いだりする使い方を紹介しています。
まとめ
引きつけ(誘導)は、建物やユニットを置く場所で、相手のユニットの進む先を変える技術です。建物だけをねらうカードは建物へ向かい、ほかのユニットも近くのユニットに向きを変えることがあります。止める場所とタワーの攻撃が届く場所を重ねれば、少ないカードで守れます。
ユニットがどの相手をねらうかの細かい決まりや、キングタワーが起動する条件は、公式に説明がありません。訓練キャンプや練習戦で、置き場所を変えて動きを確かめるところから始めてみてください。







