クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)を始めたばかりのころは、「なぜか勝てない」「気づいたらタワーを折られている」と感じることが多いものです。負けが続くと、カードが弱いせいだと思いがちです。でも、負けの原因の多くは、試合の進め方やデッキの組み方の小さなミスにあります。
この記事では、初心者がやりがちなミスを10個に分けて、次の順番で解説します。
- 初心者が負けやすい理由の全体像と、10個のミスの一覧
- 試合中のミス4つ(エリクサー・カードの出し方・呪文・守り方)
- デッキのミス3つ(対空・勝ち筋・コスト)
- 進め方のミス3つ(ゴールド・レア度・連敗中の遊び方)
- よくある質問
始めたばかりで「まず何をすればいいか」を知りたい方は、先に次の記事を読んでみてください。この記事では、やることの一覧ではなく、試合とデッキの失敗に絞って説明します。

「初心者がやりがちなミス10選」という分け方と10個の選び方は、クラロワ攻略Labの整理です。Supercell が決めた分類ではありません。Supercell の公式サポート(1対1バトル)にはバトルのヒントが載っていますが、「ミス」の形では書かれていません。本文では、公式サポートに書かれていることだけを「公式サポートによると」と書き、それ以外は当サイトの解説記事の内容か、一般的な考え方として書いています。カードのコストは、2026年9月22日時点のクラロワ攻略Labのカード図鑑の値です。
初心者が負けやすいのはなぜ?ミスの全体像
負けの原因は3つの場面に分けられる
初心者の負け方を見ていくと、ミスが起きる場面は大きく3つに分かれます。
- 試合中:エリクサーの使い方や、カードを出す場所・タイミングのミス
- デッキ:試合の前の、8枚の組み方のミス
- 進め方:ゴールドの使い方や、負けたあとの遊び方のミス
試合中のミスは、その試合の勝ち負けに直接つながります。デッキと進め方のミスは、すぐには気づきにくいぶん、何試合も同じ負け方を続ける原因になります。
初心者がやりがちなミス10個の一覧
この記事で取り上げる10個のミスを、先に一覧にします。気になるものから読んでも構いません。
| ミス | 場面 | 直し方の要点 |
|---|---|---|
| 1. エリクサーを10のまま溢れさせる | 試合中 | 10になったら待たずに何か出す |
| 2. 一度にカードを出しすぎる | 試合中 | 守りのエリクサーを少し残す |
| 3. 呪文を無駄に使う | 試合中 | 小型1体には軽い呪文、重い呪文は取っておく |
| 4. 守り切れない攻めにカードを重ねる | 試合中 | タワーの攻撃が届く位置で受け、無理なら反撃に回す |
| 5. 対空のカードが足りない | デッキ | 空中を攻撃できるカードを2枚以上 |
| 6. 勝ち筋がない・多すぎる | デッキ | タワーを攻める役を1〜2枚に絞る |
| 7. 高コストのカードを入れすぎる | デッキ | 平均コストは慣れるまで3〜4くらい |
| 8. ゴールドを多くのカードに少しずつ使う | 進め方 | 使うデッキの8枚に集中する |
| 9. レア度でカードを選ぶ | 進め方 | 役割とレベルで選ぶ |
| 10. 連敗しても続けて遊ぶ | 進め方 | 休む・振り返る・直すのは1つだけ |
ミスの多くはエリクサーの損につながる
10個のミスの多くは、最後はエリクサーの損につながります。公式サポートは、相手の攻めを相手より少ないエリクサーで撃退することを「プラスのエリクサー交換」と呼んでいます。公式サポートによると、3エリクサーのゴブリンバレルを2エリクサーのローリングウッドで撃退すれば、1エリクサー分の得になります。こうしたエリクサーの得失を意識することが大切だ、とも書かれています。
ミスをすると、この逆のことが起きます。同じ時間がたっても、相手より使えるエリクサーが少なくなるので、攻めも守りも後手に回ります。エリクサーの交換の考え方は、次の記事で詳しく解説しています。

試合中のミス4つ
ミス1:エリクサーを10のまま溢れさせる
初心者にいちばん多いのが、エリクサーを使わずに待ちすぎるミスです。当サイトのエリクサーの解説記事で説明しているとおり、エリクサーは最大10までしかためられません。10になったあとに増える分は、捨てていることになります。
同じ記事では、通常の時間帯に10のまま6秒待つと、およそ2エリクサー分を無駄にするとしています。相手の動きを見てから出したい気持ちは分かりますが、10になったら、待たずに何かカードを出すというルールを持つと、無駄が減ります。キングタワーの後ろなど、相手に届かない場所に出して時間を稼ぐ方法もあります。
試合の後半は、エリクサーが増える速さも変わります。公式サポートの「エリクサー」のページによると、1対1バトルの生成速度は次のとおりです。
| 時間帯 | エリクサーの生成速度 |
|---|---|
| バトル開始〜2分 | 1倍 |
| 2分1秒〜3分 | 2倍 |
| 延長戦 3分1秒〜4分 | 2倍 |
| 延長戦 4分1秒〜5分 | 3倍 |
イベントやモードによっては速さが違うものもあります。2倍の時間帯に入ったら、カードを出すペースも上げないと、すぐに10で止まってしまいます。後半の戦い方は、2倍タイムの解説記事で説明しています。
ミス2:一度にカードを出しすぎる
ミス1の逆で、エリクサーを一気に使い切ってしまうのも危ないミスです。攻めにすべてのエリクサーを使うと、相手に反撃されたときに守るカードを出せません。
公式サポートの「反対側から反撃!」では、相手が高エリクサーのユニットを出したら、反対側の橋の近くに攻撃部隊を出して圧力をかける方法を紹介しています。そのうえで、やりすぎは禁物で、防衛のために若干のエリクサーは残しておくよう書かれています。
当サイトの攻めるタイミングの解説記事でも、攻めに使うと守りのエリクサーが残らないときは、攻めてはいけない場面として挙げています。攻める前に「相手が反撃してきたら、何で守るか」を一度だけ考える習慣をつけましょう。
ミス3:呪文を無駄に使う
呪文は、うまく当てると大きな得になる一方、無駄に使うと大きな損になります。当サイトの呪文の使い方の解説記事では、よくある失敗として次のようなものを挙げています。
- 撃ちすぎて、必要な場面で呪文が手札にない
- 小型ユニット1体に、重い呪文を撃つ
- タワーへのダメージだけを狙いすぎる
- 相手の呪文を考えずに、後ろから攻撃するユニットを出す
たとえば、スケルトン(1)1体にファイアボール(4)やロケット(6)を撃つと、エリクサーの損が大きくなります。小型ユニットには、ザップ(2)やローリングウッド(2)のような軽い呪文で足ります。
撃ちすぎがよくない理由は、カードの回り方にもあります。公式サポートによると、カードを1枚使ったら、そのカードが次に巡ってくるのは、ほかのカードを4枚使ったあとです。呪文を無駄に使うと、本当に必要な場面でしばらく手元に戻ってきません。
ミス4:守り切れない攻めにカードを重ねる
守りでも、初心者がやりがちなミスがあります。当サイトの守り方の解説記事では、相手のユニットが橋を渡った直後にあわてて受けること(タワーの攻撃が届かない場所で戦うこと)や、1つの攻めに守りのカードを何枚も重ねることを、よくある失敗として挙げています。守りの基本は、タワーの攻撃が届く位置で受けることです。
もう1つ多いのが、どうしても守り切れない攻めに、少しずつカードを出し続けることです。公式サポートの「タワーを犠牲にする覚悟」によると、片方のタワーを守り切れないと思ったら、防衛はほどほどにして無駄なユニットは出さず、反撃のためにエリクサーをためるよう勧めています。反対側から攻めて相手のタワーを壊す状況を、公式サポートは「タワー交換」と呼んでいます。
守り切れない攻めに少しずつカードを出すと、タワーも守れず、攻めに使うエリクサーも無くなります。「このタワーは守れない」と感じたら、反対側から攻める準備に切り替えましょう。

デッキのミス3つ
ミス5:対空のカードが足りない
空中のユニットにまったく手が出ずに負ける、というのも初心者によくある負け方です。地上のユニットだけを攻撃するカードばかりでデッキを組むと、空中の攻めを止められません。
当サイトのデッキの組み方の解説記事では、空中を攻撃できるユニット・建物・呪文を合わせて2枚以上入れるのを目安にしています。次の表は、よく使われるカードで対空の有無を分けたものです。
| 分類 | カードの例 |
|---|---|
| 空中を攻撃できる | マスケット銃士(4)、アーチャー(3)、テスラ(4)、ベビードラゴン(4)、ウィザード(5) |
| 空中を攻撃できない | ナイト(3)、バルキリー(4)、ミニP.E.K.K.A(4)、大砲(3) |
対空の有無は、クラロワ攻略Labのカード図鑑の解説をもとにしています。対空カードの選び方は、対空カードの解説記事で詳しく紹介しています。
ミス6:勝ち筋がない・多すぎる
守りのカードばかりで、相手のタワーを削る役がいないデッキも、なかなか勝てません。公式サポートは、建物のみを攻撃するカードを一般的に「主軸カード」としています。ホグライダー、ロイヤルジャイアント、ゴーレムなどがその例で、ゴブリンバレルやディガーのようにマップのどこにでも置けるカードも主軸になり得ると書かれています。相手のタワーをすぐに攻撃できる手段を用意しておくよう勧めています。
反対に、勝ち筋を何枚も入れすぎるのもミスです。デッキの組み方の解説記事では、勝ち筋は1〜2枚に絞り、残りを守りと支えのカードにする形を勧めています。勝ち筋のカードは、勝ち筋カードの解説記事で一覧にしています。
ミス7:高コストのカードを入れすぎる
強そうな大型のカードばかり入れると、手札が重くなり、出したいときに出せなくなります。ゴーレム(8)や三銃士(9)のような重いカードを何枚も入れると、相手の速い攻めに間に合いません。
重いカードは、安いカードで止められたときの損も大きくなります。当サイトのポジティブトレードの解説記事では、自分のP.E.K.K.A(7)を相手のスケルトン部隊(3)で止められると、4エリクサーの損になる例を挙げています。
デッキの組み方の解説記事では、平均コストは慣れるまで3〜4くらいを目安にしています。自分のデッキの弱点は、デッキの弱点チェックの記事で確認できます。

進め方のミス3つ
ミス8:ゴールドを多くのカードに少しずつ使う
公式サポート(カードとデッキ)によると、カードはレベル16までアップグレードでき、レベルが上がるたびにユニットの与ダメージとヒットポイントが上がります。アップグレードには、ゴールドと対応するカード(またはワイルドカード)が必要です。
ここでやりがちなのが、手に入ったカードを片っ端から少しずつ上げるミスです。当サイトのカードレベルの解説記事では、使うデッキの8枚に集中しないと、上げたカードが試合に出てこず、効果を実感しにくいとしています。デッキを変えるたびに上げ直しになるのも、同じ記事で挙げている失敗です。
公式サポート(1対1バトル)も、トロフィー目標ではキングタワーレベルやカードレベルに制限がないため、バトルデッキには最もレベルの高いカードを選ぶよう案内しています。なお、公式サポートによると、スターレベルはカードの見た目を変えるもので、ゲームプレイには影響しません。
ミス9:レア度でカードを選ぶ
ウルトラレアのような珍しいカードを手に入れると、つい使いたくなります。ですが、公式サポート(カードとデッキ)には、カードのレア度にこだわりすぎるのは禁物で、バトルで物を言うのはレア度ではなく使い方だ、と書かれています。
ノーマルやレアのカードにも、デッキに欠かせない役割のものがたくさんあります。カードは、デッキの中での役割と、自分が持っているカードのレベルで選びましょう。レア度ごとの違いは、レア度の解説記事で説明しています。
どのカードが多く使われているかは、次の使用率ランキングでも確認できます。
| カード | 使用率 | 勝率 | 試合数 | 進化・ヒーローで使用 |
|---|---|---|---|---|
| 29.4% | 50.5% | 182,441 | 13% | |
| 25.2% | 49.8% | 156,848 | 28% | |
| 23.5% | 50.2% | 146,024 | — | |
| 22.9% | 50.1% | 142,343 | — | |
| 20.4% | 50.2% | 127,002 | 39% | |
| 20.2% | 49.8% | 125,562 | — | |
| 15.5% | 50.2% | 96,529 | — | |
| 14.4% | 49.4% | 89,812 | — | |
| 13.5% | 51.3% | 83,649 | 69% | |
| 12.5% | 49.4% | 77,626 | 77% |
集計: レジェンドの道・直近7日・310,779試合(2026年9月22日まで)。100試合未満のものは載せていません。
ミス10:連敗しても続けて遊ぶ
負けが続くと、取り返そうとして次々に試合をしてしまいがちです。公式サポートの「ときには休む」によると、何度やっても勝てない場合の最善の対策は、休むことです。
当サイトの連敗したときの対処法の記事では、連敗中に避けたい動きとして、デッキを丸ごと変えること、取り返そうと続けて遊ぶこと、環境の強いデッキに慌てて乗り換えることを挙げています。原因はデッキ・カードレベル・立ち回り・気持ちの4つに分けて考え、一度に直すのは1つだけにします。
公式サポートの「リプレイを見る」では、勝敗にかかわらずリプレイを見れば、ミスや反省点を確認でき、次の戦略に反映できると書かれています。休んだあとに、この記事の10個のミスをしていなかったかを振り返ってみてください。

よくある質問
- 初心者が勝てないいちばんの原因は何ですか?
-
人によって違いますが、エリクサーを10のまま溢れさせる、一気に使い切るといった、エリクサーの使い方のミスが多く見られます。まずは「10になったら何か出す」「守りの分を少し残す」の2つを意識してみてください。
- クラロワでやってはいけないことはありますか?
-
決まった禁止事項があるわけではありませんが、小型ユニット1体に重い呪文を撃つ、守り切れない攻めにカードを出し続ける、連敗中に続けて遊ぶといった動きは、負けにつながりやすいミスです。
- 相手のカードレベルが高いから負けるのですか?
-
レベル差が影響する場面はあります。公式サポートによると、マッチメイキングではトロフィー数が近い相手が選ばれ、デッキ内のカードやカードレベルは考慮されません。ただ、負けの原因がレベルだけとは限らないので、この記事のミスがないかも確認してみてください。
- 負けるたびにデッキを変えたほうがいいですか?
-
丸ごと変えるのはおすすめしません。原因が分からなくなり、カードの動かし方も身につきにくくなります。弱点になっているカードを1〜2枚だけ入れ替えて、様子を見るのがよいでしょう。
- 強いデッキをそのまま使えば勝てますか?
-
強いデッキでも、使い方のミスがあれば勝てません。公式サポートは、毎シーズンのバランス調整で効果的なテンプレデッキが変わるので、最新のものを知っておくことが重要だとしています。デッキを知ることと、カードの動かし方に慣れることの両方が大切です。
まとめ
初心者が負けやすい原因は、試合中・デッキ・進め方の3つの場面のミスに分けられます。試合中はエリクサーを溢れさせない・使い切らない、呪文を無駄にしない、守り切れない攻めにカードを重ねない。デッキは対空・勝ち筋・コストのバランスを確認する。進め方は、ゴールドを使うデッキの8枚に集中し、連敗したら休んで振り返る、の10個です。
10個を一度に直す必要はありません。次の試合で気をつけるミスを1つだけ決めるところから始めてみてください。




