クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で、気づいたらエリクサーのゲージが満タンのまま止まっていた、ということはありませんか。「何を出せばいいか迷っているうちに時間が過ぎた」という経験は多いはずです。満タンで待っている時間は、増えるはずのエリクサーを捨てている時間です。
この記事では、エリクサーを溢れさせないための判断を、次の順番で解説します。
- エリクサーが「溢れる」とはどういう状態か
- 溢れると何が損なのか
- 溢れそうなときに出すカードの選び方
- 溢れさせてもよい場面はあるのか
- 2倍エリクサータイムと延長戦での注意
「溢れる」「漏れる」は、エリクサーが上限までたまって増えなくなる状態を指す、プレイヤーの間の呼び方です。ゲーム内の正式な名前ではなく、Supercell の公式サポートでもこの言葉は使われていません。この記事で「公式サポートによると」と書いた部分は、2026年9月22日時点の Supercell の公式サポート(エリクサー、1対1バトルのページ)の記述にもとづきます。上限の数値や、エリクサーが増える秒数は、公式サポートには書かれていないため、ゲーム内のゲージの表示と「およそ」の目安で書いています。溢れそうなときの判断は、クラロワ攻略Labが整理した一般的な考え方です。カードのコストは、2026年9月22日時点のクラロワ攻略Labのカード図鑑の値です。ほかの用語は用語集にまとめています。
エリクサーが溢れるとは?ゲージが上限で止まる状態
ゲージが上限まで来ると、それ以上は増えない
公式サポートによると、エリクサーはカードの動力となるエネルギーで、バトル中は時間の経過とともに作られます。ゲーム内のゲージは10までで、10になるとそれ以上は増えません。10になったあとも時間は進みますが、その間に増えるはずだった分は手に入りません。
エリクサーの仕組みや、ためられる上限、増える速さの目安は、エリクサーの基本の記事で解説しています。この記事では、上限で止まるのをどう防ぐかに絞ります。

「溢れる」「漏れる」はプレイヤーの呼び方
ゲージが上限で止まり、増える分を捨ててしまう状態を、プレイヤーの間では「エリクサーが溢れる」「エリクサーが漏れる」と呼びます。「エリクサーを無駄にする」と言うこともあります。どれも公式の用語ではありませんが、意味は同じです。この記事では「溢れる」で統一します。
ほかの記事との違い
エリクサーの使い方に関わる話は、いくつかの記事に分けています。この記事は、ゲージが満タンに近づいたときに、どのカードを出すかを決めることを扱います。
| 記事 | 扱う場面 |
|---|---|
| この記事 | 満タンに近づいたとき、溢れを防ぐために何を出すか |
| エリクサーの基本の記事 | 上限、増える速さ、無駄の考え方の基本 |
| エリクサーカウントの記事 | 相手のエリクサーの数え方 |
| 先出し・後出しの記事 | 試合の最初の1枚と、先に出すか後から出すかの読み合い |
| 攻めるタイミングの記事 | 試合の途中で、攻めを始めるかどうかの判断 |
エリクサーが溢れると何が損なのか
増えるはずだった分を捨てている
いちばん分かりやすい損は、捨てたエリクサーそのものです。エリクサーの基本の記事のとおり、通常時はおよそ3秒に1つ増えるので、満タンのまま数秒待つだけで1〜2エリクサー分を失います。増える速さが上がる時間帯ほど、同じ秒数で失う量も増えます。
1〜2エリクサーは小さく見えますが、スケルトン(1)やザップ(2)1枚分です。守りで1エリクサー得をしても、満タンで数秒待てば、その得はなくなってしまいます。
相手だけが増え続け、差が縮む
もう一つの損は、相手との差です。自分が満タンで止まっている間も、相手のゲージが上限に届いていなければ、相手のエリクサーは増え続けます。つまり、自分が止まっている時間は、相手だけが得をしている時間になります。守りで作ったエリクサーの差も、こうして少しずつ縮んでいきます。
相手のエリクサーを数えているときは、自分が満タンで止まっていた分を相手の見積もりに足す必要があります。数え方は、エリクサーカウントの記事の「自分が10で止まったときの補正」で解説しています。

手札が回らず、勝ち筋が戻ってこない
公式サポートによると、カードを1枚使うと、そのカードが次に巡ってくるのは、ほかのカードを4枚使ったあとです。満タンのまま何も出さずにいると、手札は1枚も入れ替わりません。
攻めに使いたい勝ち筋のカードが手札に無いときほど、待っていても状況は変わりません。溢れそうなときにカードを出すことは、エリクサーを捨てないだけでなく、手札を進めることにもなります。
溢れそうなときに出すカードの選び方
「満タンの少し前」を合図にする
溢れを防ぐコツは、10になってから慌てるのではなく、9前後になったら何を出すか決めておくことです。10になってから考え始めると、その間にもエリクサーは捨てられていきます。迷ったときは、次の順番で考えると決めやすくなります。
| 手札の状況 | 出すカードの目安 | ねらい |
|---|---|---|
| 重い勝ち筋が手札にある | キングタワーの後ろから出す | 進む間にエリクサーをため、橋までに支援を付ける |
| 安いカードが手札にある | コスト1〜2のカードを1枚出す | 少しだけ空きをつくり、手札を回す |
| 守りのカードしかない | 相手の勝ち筋を止めるカード以外から選ぶ | 次の守りに必要な1枚を手元に残す |
重いカードはキングタワーの後ろから出す
満タンに近いときは、重いカードを出しやすいときでもあります。公式サポートの「後方からのプッシュ」によると、ユニットをあえてキングタワーの後ろに置いて時間を稼げば、橋に着くころには十分なエリクサーがたまっています。公式サポートは溢れについては触れていませんが、満タンのエリクサーを、捨てずに大きな攻めに変える方法として使えます。
当サイトのカード図鑑でも、ジャイアント(5)はエリクサーに余裕があるときに自陣の奥から出す、ゴーレム(8)はコストが大きいので自陣の奥から出す、ラヴァハウンド(7)は自陣の奥から出してエリクサーをためながら後ろに付けるユニットを用意する、と解説しています。
ただし、重いカードを出した直後に反対側を攻められると守りが手薄になるので、相手の手札やエリクサーも見て判断しましょう。攻めを始めてよいかの判断は、攻めるタイミングの記事で解説しています。
重いカードが無ければ、安いカードで少しだけ空きをつくる
手札に重いカードが無いときや、大きく使いたくないときは、コスト1〜2のカードを1枚出して空きをつくります。エリクサーは少ししか減らないので、守りの分を残したまま溢れを防げます。安いカードを出すと手札も1枚進むので、勝ち筋を早く手札に戻すことにもつながります。
当サイトのカード図鑑の解説にもとづいて、溢れそうなときに出しやすい安いカードの例を表にまとめました(2026年9月22日時点)。
| カード(コスト) | 溢れそうなときの使い方の例 |
|---|---|
| スケルトン(1) | 自陣に出して手札を回す。相手の大型ユニットが来たら足止めにも使える |
| アイススピリット(1) | 手札を回す。攻めのユニットの後ろに付けて、少しだけ攻めを足す |
| エレクトロスピリット(1) | 手札を回す。守りでは、ためる攻撃のリセットにも使える |
| ファイアスピリット(1) | 手札を回す。小型の群れが来たときの処理にも使える |
| 槍ゴブリン(2) | コストが低く、勝ち筋を早く手札に戻したいときに使える |
| ステルスブッシュ(2) | 反対側の道に出して、相手の呪文を使わせるゆさぶりに使える |
ほかの安いカードや、デッキに入れるときの考え方は、低コストのカードの記事で一覧にしています。いまレジェンドの道でよく使われているカードは、次のランキングで確認できます。
| カード | 使用率 | 勝率 | 試合数 | 進化・ヒーローで使用 |
|---|---|---|---|---|
| 29.4% | 50.5% | 182,457 | 13% | |
| 25.2% | 49.8% | 156,859 | 28% | |
| 23.5% | 50.2% | 146,034 | — | |
| 22.9% | 50.1% | 142,363 | — | |
| 20.4% | 50.2% | 127,027 | 39% | |
| 20.2% | 49.8% | 125,569 | — | |
| 15.5% | 50.2% | 96,544 | — | |
| 14.4% | 49.4% | 89,814 | — | |
| 13.5% | 51.3% | 83,657 | 69% | |
| 12.5% | 49.4% | 77,629 | 77% |
集計: レジェンドの道・直近7日・310,818試合(2026年9月22日まで)。100試合未満のものは載せていません。

溢れを防ぐためだけに使わないほうがよいカード
どのカードでも出せばよい、というわけではありません。とくに、相手の勝ち筋を止めるためのカードは、溢れを防ぐためだけに使うのは避けましょう。公式サポートのとおり、使ったカードはほかのカードを4枚使うまで戻ってきません。その間に相手の勝ち筋が来ると、守れなくなります。
呪文も同じです。相手のユニットがいないところにザップ(2)のような小型の呪文を撃つと、エリクサーは減っても何も得られません。当サイトのレイジ(2)の解説でも、範囲攻撃の呪文でまとめて倒されると、レイジの分のエリクサーも無駄になるとしています。溢れを防ぐ1枚は、場に残って役に立つユニットや、後ろからの攻めを優先するのが基本です。
エリクサーを溢れさせてもよい場面はある?
公式サポートに「溢れさせてよい」という記述はない
公式サポートには、エリクサーを溢れさせてもよい場面についての記述はありません。近い内容として、「タワーを犠牲にする覚悟」の項目があります。公式サポートによると、片方のタワーを守り切れないと思ったら、防衛はほどほどにして無駄なユニットは出さず、反撃のためにエリクサーをためるよう勧めています。
ただし、これは無駄なカードを出さずにためるという話で、上限のまま待てとは書かれていません。ためたエリクサーは、反撃に使ってはじめて意味があります。
短い時間なら、待つほうがよいこともある
ここからは、クラロワ攻略Labの一般的な考え方です。たとえば、相手の勝ち筋がもうすぐ来そうで、守りのカードを手元に残したいとき。あるいは、お互いに満タンで相手の出方を見ているとき。こうした場面では、1〜2秒ほど待って、相手のカードを見てから出すほうが、損が小さくなることもあります。
お互いに満タンなら、どちらも同じだけ捨てているので、エリクサーの差は開きません。ただし、時間は過ぎていきますし、相手が先に安いカードを出せば、自分だけが止まった状態になります。待つとしても短くし、長く続けないようにしましょう。先に出すか後から出すかの読み合いは、先出し・後出しの記事で解説しています。

迷ったら「溢れさせない」を優先する
迷ったときは、後ろから出すか、安いカードを1枚出すほうを選びましょう。何もしないで捨てるよりも、手札が進む分だけ得になりやすいからです。
| 場面 | 考え方(当サイトの整理) |
|---|---|
| 自分だけが満タンで止まっている | 相手だけが増え続けるので、すぐに何か出す |
| お互いに満タンで見合っている | 差は開かないが、短く待つだけにして早めに動く |
| 守りのカードを手元に残したい | 守りの1枚は残し、ほかのカードで空きをつくる |
| 守り切れないタワーがある | 無駄なカードは出さずにためるが、反撃に使って上限で止めない |
2倍エリクサータイムと延長戦での注意
上限に届くまでの時間が短くなる
公式サポートの「エリクサー」のページによると、1対1バトルでは、2分1秒からエリクサーの生成速度が2倍になります。延長タイムは3分1秒からも2倍のままで、4分1秒からは3倍です。イベントやモードによって速さが大きく違うものがあり、協力バトル(2対2)では1対1より遅くなる、とも書かれています。
| 時間(公式) | 生成速度(公式) | 溢れへの注意(当サイトの整理) |
|---|---|---|
| 開始〜2分 | 1倍 | 満タンまでに余裕があるうちに、出すカードを決めておく |
| 2分1秒〜3分 | 2倍 | 満タンになるまでの時間がおよそ半分になる |
| 延長 3分1秒〜4分 | 2倍 | 2倍のまま。守りを意識して待ちすぎない |
| 延長 4分1秒〜5分 | 3倍 | さらに速い。少し待つだけで溢れやすい |
守りの分を残しつつ、安いカードで回す
2倍タイムは、相手の攻めも厚くなるので、守りを意識して待ちたくなる時間帯です。けれども、待つほど早く溢れるのも2倍タイムです。守りの分を残しながら、安いカードや自陣の奥に出すユニットで少しずつ使っていきましょう。2倍タイムの攻め方と守り方は、次の記事で詳しく解説しています。

延長戦の3倍タイムは、とくに溢れやすい
延長タイムの後半は3倍になるので、満タンになるまでの時間はさらに短くなります。早めに出していくことが大切です。延長戦の考え方は、延長戦の記事で解説しています。
エリクサーの溢れについてよくある質問
- エリクサーが「溢れる」「漏れる」とは、どういう意味ですか?
-
ゲージが上限までたまり、それ以上増えなくなった状態のことです。その間に増えるはずだった分を捨ててしまうことを、プレイヤーの間でこう呼びます。公式の用語ではありません。
- エリクサーは何までためられますか?
-
ゲーム内のゲージは10までです。10になると、それ以上は増えません。公式サポートの「エリクサー」のページには、上限の数値は書かれていません。
- 満タンのとき、何を出せばいいですか?
-
重い勝ち筋が手札にあれば、キングタワーの後ろから出すのが一つの方法です。公式サポートも、キングタワーの後ろに置いて時間を稼げば、橋に着くころには十分なエリクサーがたまると説明しています。重いカードが無ければ、スケルトン(1)のような安いカードを1枚出して空きをつくりましょう。
- 相手の出方を見たいので、満タンで待つのはダメですか?
-
短い時間なら、待つほうがよい場面もあります。ただし、自分だけが満タンで止まっている間は、相手だけがエリクサーを増やしています。待つとしても短くし、迷ったら安いカードを1枚出すほうを選んでください。
- 溢れそうなとき、呪文をタワーに撃ってもいいですか?
-
溢れを防ぐためだけに呪文を使うのは、おすすめしません。使ったカードは、ほかのカードを4枚使うまで戻ってこないため、相手のユニットを倒したい場面で手元に無くなることがあります。場に残るユニットや、後ろからの攻めを優先しましょう。
- 2倍エリクサータイムでは、何に気をつければいいですか?
-
公式サポートによると、1対1バトルでは2分1秒から生成速度が2倍になります。満タンになるまでの時間が短くなるので、守りの分を残しつつ、安いカードで少しずつ使うのが基本です。詳しくは2倍エリクサータイムの記事を参照してください。
まとめ
エリクサーが溢れると、増えるはずだった分を捨てるだけでなく、相手との差が縮み、手札も回らなくなります。溢れを防ぐには、満タンの少し前に出すカードを決めておき、重い勝ち筋はキングタワーの後ろから、それが無ければ安いカードを1枚出して空きをつくるのが基本です。
相手の勝ち筋を止めるカードは、溢れを防ぐためだけには使わないようにしましょう。2倍タイムや延長戦では満タンになるまでが早いので、待つより、少しずつ使うことを意識してみてください。




