Cities: Skylines II(CS2)の始め方と序盤の進め方:最初の街づくりで押さえること

Cities: Skylines II(CS2)の始め方と序盤の進め方:最初の街づくりで押さえること

Cities: Skylines II(以下 CS2)を買ったものの、最初に何から手をつければいいのか分からない——この記事はそんな方に向けて、最初の街を作るときの手順と押さえどころを、公式情報の範囲でまとめます。CS1(Cities: Skylines)とどちらを遊ぶか迷っている段階の方は、先にCS1とCS2の違いを比べた記事を読んでから、この記事で実際の始め方を確認する流れがおすすめです。本記事は CS2 の Patch 1.6.2f1「Autumn Breeze」(2026年9月16日配信、2026年9月21日時点で最新と確認)の内容をもとにしています。

目次

始める前に:マップの選び方とゲームの設定

新しい街を始めるとき、最初に選ぶのがマップです。CS2 は地形・水域・接続道路の位置がマップごとに異なるため、どのマップを選ぶかで序盤の進めやすさが変わります。

マップの選び方

公式 Wiki の Beginner’s guide では、シミュレーションを一時停止(Pause)した状態でインフラを建設することがすすめられています。一時停止中は維持費だけがかさんで資金が尽きやすくなる一方、市民は一時停止中には入居せず税収も発生しないため、「止めて作る→再開して資金の様子を見る」を繰り返すやり方です。マップそのものの具体的な地形・水域の特徴(どのマップが初心者向きか)は、この記事の調査では公式情報から確認できませんでした。実際にいくつかのマップのプレビューを見比べ、平地が多く水域に近すぎない場所を選ぶと、後述する電気・上水道・下水道の配置がしやすくなります。

ゲームの設定で確認できる範囲

新しい街を始める前後に開ける設定画面には、難易度やUIに関わる項目が並んでいますが、この記事では個々の設定項目名までは公式資料で確認できていません。断定は避け、ここでは触れずに進めます。代わりに、公式 Wiki が明言している序盤の心構えとして、都市を一気に拡張しないという方針があります。「ゲーム序盤で街を急拡大させると、想定より早く予算が枯渇する。住宅地区・電気・上水道・下水道から始めるので十分」と Beginner’s guide に明記されており、最初のマイルストーンをクリアするまでは、次の章で紹介する5つの要素に絞るのが公式のすすめる進め方です。

CS1の知識をそのまま持ち込まない

CS2 は CS1 の続編ですが、ゾーンの需要計算やマイルストーンの仕組みは CS1 と同一ではありません。CS1 の経験がある方も、この記事では CS2 の公式 Wiki・公式パッチノートで確認できた範囲だけを CS2 の仕様として扱います。

最初に作るもの:道路→ゾーン→電気→上水道→下水道

公式 Wiki が示す序盤の最小構成は「住宅地区・電気・上水道・下水道」の4つです。これに、街の骨格となる道路と、実際に建物が建つためのゾーニングを加えた5ステップで進めます。

STEP1〜2:道路を引いてゾーンを塗る

最初の2ステップは、街の骨格になる道路と、実際に建物が建つ土台になるゾーニングです。公式 Wiki は「道路は移動の経路であるだけでなく、区画の建設可能範囲を提供し、上水道・電気の基本インフラにもなる。上水道の水道管と電気の電線は、道路の下にあらかじめ敷設される」と説明しています。道路を引く段階から、この後のライフライン整備を見据えておくと配置がしやすくなります。

STEP
接続道路から街の骨格を伸ばす

マップ端にある接続道路(ハイウェイ等)から、住宅地区を置く予定の場所まで道路を伸ばします。前述のとおり、道路の下には上水道・電気のインフラがあらかじめ敷設される仕組みなので、道路を引くだけで生活基盤の土台もできあがります。最初から複雑な道路網を作る必要はありません。

STEP
道路沿いに住宅ゾーンを塗る

ゾーニングのツールには「Fill(区画を塗りつぶす)」「Marquee(矩形選択で塗る)」「Paint(カーソルが通った区画を塗る)」の3モードが公式 Wiki に記載されています。右クリックを長押しすると、選んでいるモードのままゾーンを削除できます。ゾーンは種類ごとの需要が満たされている限り、時間とともに建物が自動で建ちます。最初は住宅ゾーンを道路の片側か両側に少しだけ塗るところから始めます。

STEP
電気を通す

公式 Wiki は「電気は都市運営の主要な要素の一つで、ほとんどの建物が機能するために電気を必要とする。市民は電力不足が長く続くと退去し、企業は電力が不足すると効率の大半を失う」と説明しています。発電施設の種類ごとの詳しいスペックはこの記事の調査範囲では確認できていませんが、序盤はまず住宅ゾーンに電力が届く発電施設を1つ建てれば十分です。

STEP
上水道を通す

水はきれいな水が不足すると市民が不幸になり、企業の効率も大きく下がると公式 Wiki に説明されています。取水の方式には、開放水域から汲み上げる地表水(surface water、下水による汚染の影響を受ける)と、帯水層から汲み上げる地下水(groundwater、地面の汚染の影響を受けやすく補充速度に限りがある)の2種類があります。取水施設は、下水を流す排出管より必ず上流に、かつ十分な距離を置いて設置することが Wiki で強調されています。上流下流を間違えると、自分の街の下水で自分の飲み水を汚してしまうためです。流れの弱い水域しかない場合は、汚染されていない地下水を使う地下水汲み上げ施設が候補になるとされています。

STEP
下水道を通す

下水の処理方法は2通りあります。下水排出口(Sewage Outlet)で水系ネットワークの外(開放水域)へそのまま排出するか、排水処理施設(Wastewater Treatment Plant)で浄化してから淡水ネットワークへ戻すかです。浄化後に残った汚染物質は固形廃棄物としてごみ処理施設へ運べる、と公式 Wiki に記載されています。上水道の取水施設との位置関係(下流に置く)を忘れないようにしましょう。

STEP3〜5:電気・上水道・下水道を通す順番

電気・上水道・下水道の3つは、どれか1つだけ整えても街として機能しません。発電施設で電力を確保し、取水施設と排出施設を上流・下流の位置関係を守って配置する、という順番を意識すると迷いにくくなります。ここまでの5ステップができれば、公式 Wiki が最小構成とする「住宅・電気・上水道・下水道」がそろいます。

人口が増えてきたら:マイルストーンと解放

住宅ゾーンに人が住み始めると、経験値(XP)がたまり、マイルストーンという節目に到達します。CS2 の進行の仕組みの中心がこのマイルストーンです。

マイルストーンの基本的な仕組み

公式 Wiki の Progression ページによると、十分な XP がたまるとマイルストーンに到達し、資金・Development Points(開発ポイント)・Expansion Permits(拡張許可)のボーナスが即座に得られ、ローンの上限が増え、追加のゲーム機能が解放されるとされています。新しいサービスがマイルストーンで解放された直後は、そのサービスの基本の建物・機能だけが使える状態で、追加の建物・機能は Development Points を使って Development Tree(開発ツリー)で個別に解放していく、という段階的な仕組みです。全マイルストーンを解放すると、開発ツリー全体を解放できるだけのポイントが得られるとも説明されています。

具体的な人口・金額は、この記事では書きません

「マイルストーン◯で人口何人、報酬いくら」という具体的な数値表は公式 Wiki にも載っていますが、そのページ自体に「少なくとも一部は古いバージョン(1.1.5f1)時点で最終確認」という要検証の注記が付いており、Patch 1.6.2f1 の現行版と一致するかをこの記事では確認できませんでした。そのため具体的な数値は載せません。参考として、Wiki には「パッチ1.1.5f1から、Livestock Farming・Stone Mining・Grain Farming・Forestry の4つの特殊産業ゾーンは、マイルストーン到達を待たずに最初から解放されている」という記述がありますが、これも同じ理由で現行版でも同じ挙動かは未確認です。ゲーム内でマイルストーンの一覧を開いて、実際に何が解放されるかを都度確認するのが確実です。

サービス予算という調整弁

マイルストーン3で解放されるサービス予算(Service Budget)は、公式 Wiki によると各サービスの予算を50%〜150%の範囲で調整できる機能です。50%では効率25%、150%では効率125%で稼働するとされています。序盤で資金が厳しいときに、優先度の低いサービスの予算を絞る調整弁として使えます。

序盤のつまずき:お金・渋滞・需要

序盤でよくつまずくポイントを、公式情報で裏づけできる範囲で整理します。お金の管理については、並行して用意されている別記事で詳しく扱う予定のため、ここでは深く触れません。

お金

前述のとおり、公式 Wiki は「都市を急拡大させると予算が想定より早く枯渇する」と明記しています。序盤は住宅・電気・上水道・下水道の最小構成にとどめ、一時停止しながらインフラを作るのが公式のすすめる進め方です。予算配分の詳しい考え方は、この記事では扱いません。

渋滞

道路が増えてくると渋滞が発生し始めます。渋滞状況は次の章で紹介する Traffic Info View で確認できます。道路の階層分けや交差点の作り方など、渋滞対策の具体的な手順はCS2の渋滞対策の記事にまとめているので、序盤で渋滞が気になり始めたらそちらを参照してください。

需要(住宅・商業)

ゾーンを塗っても建物が増えないと感じたら、需要(Demand)を確認します。公式 Wiki によると、住宅需要は「新しい市民が働き口を求めて転入する」「学生が進学先を求める」「街が家族を迎えるのに適した場所だと感じて転入する」といった要因で増え、工業・商業・オフィスの求人が増えるほど、その働き手を住まわせる住宅需要も増えます。逆に失業が増えて求人が無いと住宅需要は下がり、空き家(建設済みだが未入居の住宅)が多い場合も、それらが埋まるまで住宅需要は下がることがあるとされています。商業需要は、地元の工業が作った商品の販売先が必要なことと、市民の購買力、そして企業が必要とする働き手を地元で確保できるかどうかの3点に基づく、と説明されています。Patch 1.6.2f1 では、住宅需要の計算に都市の規模が考慮されるようになり、非常に大きな都市で住宅需要が出にくかった問題が修正されたと公式パッチノートに記載されています。あわせて、1つ前の Patch 1.6.0f1「Summer Solstice」では、バランス調整のため商業需要がわずかに下方修正されたとも公式アナウンスにあります。需要バーが正しく満ちない不具合が開発チームの修正リストに挙がっていたこともあり(2026年7月23日付の開発日記 City Corner #9)、需要が思うように伸びない場合は、パッチによる調整が影響している可能性も考えられます。

序盤で使う情報表示(Info View)

CS2 には、街の状態を可視化する Info View(情報表示)という仕組みがあります。序盤から使えると判断の助けになります。

Info Viewの基本

公式 Wiki によると、CS2 には街の状態を示す33種類の Info Viewがあり、画面左上のアイコンから開けます。対応する建設メニューを開くと、関連する Info View が自動的に開く仕組みも備わっています。

Zone Suitability(ゾーンの適性)

公式 Wiki は「各ゾーン種別には Zone Suitability という Info View があり、ゾーニングを開始すると自動的に有効になる」と説明しています。商業ゾーンを塗るときは潜在顧客の位置、住宅ゾーンを塗るときは避けるべき地面の汚染箇所、といったそのゾーン種別に関連する情報を表示してくれます。前述のゾーニング(STEP2)と合わせて使うと、どこに塗るべきかの判断材料になります。

サービスのカバー範囲

消防・警察のように車両を伴うサービスは、道路でつながった場所へ車両が出動します。サービス建物を置いたら、対応する Info View でどの区域まで届いているかを確認する習慣をつけるとよいでしょう。渋滞状況を見る Traffic Info View(道路の流れに応じて緑〜赤のグラデーションを表示)も、序盤から使えます。

CS2で最初に何を作ればいいですか?

公式Wikiのすすめる最小構成は住宅地区・電気・上水道・下水道の4つです。これに道路とゾーニングを加えた5ステップで進めます(本文の「最初に作るもの」を参照)。都市を一気に拡張しないことがポイントです。

シミュレーションを一時停止しながら作るべきですか?

公式Wikiは、必要なインフラを建設する間はシミュレーションを一時停止するとよいとしています。ただし一時停止中は市民が入居せず税収も発生しないため、建設し過ぎると資金が尽きやすい点に注意が必要です。

マイルストーンで解放される内容は決まった人口・金額で公開されていますか?

公式Wikiに具体的な数値表はありますが、少なくとも一部は古いバージョン(1.1.5f1)時点で最終確認となっており、現行のPatch 1.6.2f1と一致するかは確認できませんでした。この記事では断定を避け、ゲーム内のマイルストーン一覧で都度確認する方法をすすめています。

住宅ゾーンを塗っても建物が増えません。なぜですか?

公式Wikiによると、住宅需要は転入者の働き口や住みやすさ、工業・商業・オフィスの求人状況などに左右されます。求人が少ない、空き家が多いといった状況では住宅需要が下がることがあります。Patch 1.6.2f1では都市規模を考慮した住宅需要の計算調整が入っているため、街の規模によって需要の出方が変わっている可能性もあります。

渋滞対策は序盤からやるべきですか?

道路が増えると渋滞は自然に発生し始めるので、Traffic Info Viewで早めに状況を確認する習慣は役立ちます。具体的な対策の手順は、別記事「CS2の渋滞対策」にまとめています。

まとめ

CS2の序盤は、公式Wikiが示す「住宅地区・電気・上水道・下水道」の最小構成に道路とゾーニングを加えた5ステップから始めるのが基本です。都市を一気に拡張せず、一時停止しながらインフラを整え、マイルストーンでサービスや機能を少しずつ解放していきます。マイルストーンの具体的な数値は現行バージョンでの裏づけが取れなかったため、この記事ではゲーム内で都度確認する方法をすすめました。渋滞やお金の悩みが出てきたら、Info Viewで状況を確認しながら、関連する別記事も参考にしてください。CS1との違いが気になる方はCS1とCS2の違いの記事、渋滞対策はCS2の渋滞対策の記事をどうぞ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次