Cities: Skylines II(CS2)の汚染対策:地面・水・大気・騒音の見分け方と減らし方

Cities: Skylines II(以下 CS2。日本語では「シティーズ スカイライン2」とも呼ばれます)で街を育てていると、Info View に赤い範囲が広がっていたり、住宅地の幸福度が伸び悩んだりして「これは汚染のせいでは」と気になる場面が出てきます。CS2 には地面・水・大気・騒音の4種類の汚染があり、それぞれ見分け方と原因が異なります。本記事では、公式 Wiki とパッチノートの範囲で、汚染の種類の見分け方、原因と影響、減らし方、パッチで変わった点を整理します。本記事は CS2 の Patch 1.6.2f1「Autumn Breeze」(2026年9月16日配信)時点の内容です。

目次

汚染の種類と見分け方:Info View で何が見えるか

公式 Wiki によると、CS2 には左上のアイコンから開ける Info View(情報表示パネル)が全部で33種類あり、Air Pollution・Ground Pollution・Noise Pollution・Water Pollutionはこの33種の中に含まれる独立した Info View です。まずどの汚染がどこで発生しているかを、これらのパネルで確認するところから始めます。

4つの汚染 Info View の表示色

公式 Wiki の説明によると、4つの Info View はそれぞれ平均汚染量を表示し、地形と建物・道路で色の使い分けが異なります。Water Pollution だけは緑→黒の配色で、他の3種(Air・Ground・Noise)は青→赤の配色です。

Info View 地形の色(現在の汚染) 建物・道路の色(発生源) その他の表示
Air Pollution(大気汚染)青→赤白→オレンジ(建物・道路)風向・風速の矢印
Ground Pollution(地面汚染)青→赤白→オレンジ(建物)なし
Noise Pollution(騒音汚染)青→赤白→オレンジ(建物・道路)なし
Water Pollution(水質汚染)緑→黒白→オレンジ(建物)水流の速度・向きの矢印

Air Pollution では地形の色に加えて風向・風速の矢印が、Water Pollution では水流の速度と向きの矢印が重ねて表示される、と公式 Wiki に記載されています。風下・下流に汚染が流れていく方向を確認したいときは、この矢印を手がかりにするとよさそうです。

Water & Sewage・Residential のパネルでも汚染が見える

4つの専用 Info View 以外にも、公式 Wiki は汚染が見える画面をいくつか挙げています。Water & Sewage の Info View では、上水道管を流れる水がきれいなら青、汚染されていれば茶色で表示され、地下水の汚染や地表水の流れとその汚染もあわせて表示されるとされています。また、Residential(住宅)の Info View はオプションで、地形上に現在の地面汚染を緑→赤の配色で重ねて表示できると説明されています。住宅ゾーンを塗る前にこのオプションを使うと、汚染箇所を避けながら配置しやすくなります。

ポイント

「地面・大気・騒音」は青→赤、「水質」だけ緑→黒。まずこの4つの Info View を開いて、どの色がどこに出ているかを確認するのが第一歩です。

種類ごとの原因と影響

4種類の汚染は原因も影響も別々です。公式に説明されている範囲を、種類ごとに分けて整理します。

地面汚染(Ground Pollution)

地面汚染は建物から発生し、Ground Pollution の Info View で発生源(建物)と現在の広がり(地形)の両方を確認できます。公式 Wiki は、地下水(groundwater)の帯水層は補充速度に限りがあるうえ、地面の汚染の影響を非常に受けやすいと説明しています。地面汚染がある場所に地下水汲み上げ施設を置いたり、汚染源の近くに住宅ゾーンを塗ったりすると、住民の生活や取水に影響が及びやすい、ということです。

水質汚染(Water Pollution)と取水の関係

公式 Wiki によると、上水道の取水方法には、開放水域から汲み上げる地表水(surface water)と、帯水層から汲み上げる地下水(groundwater)の2種類があります。地表水は下水由来の汚染の影響を受け、地下水は地面の汚染の影響を受けやすいとされています。下水は、下水排出口(Sewage Outlet)で開放水域へそのまま排出するか、排水処理施設(Wastewater Treatment Plant)で浄化して淡水ネットワークへ戻すかの2通りで処理され、浄化後に残った汚染物質は固形廃棄物としてごみ処理施設へ運べる、と説明されています。取水施設と下水排出との位置関係については、初心者ガイドの記事でも触れているとおり、取水施設は下水の排出管より必ず上流に、十分な距離を置いて設置するのが公式の推奨です。上流・下流を取り違えると、自分の街の下水で自分の飲み水を汚染してしまいます。

大気汚染(Air Pollution)

公式 Wiki は、発電施設のうち風力・太陽光・地熱・水力はクリーンだが高コスト、石炭発電所・ガス発電所は化石燃料由来で汚染源になると説明しています。またごみ処理施設は周囲を汚染しやすく、なかでも焼却施設(Incineration Plant)は大気汚染を多く出すため、住宅地からは離し、できれば風下に建てるべきだとされています。パッチノートでは、ハイウェイ由来の大気汚染が増加した経緯(後述)も確認できています。ここまでの内容をまとめると、大気汚染は発電・ごみ処理・幹線道路のまわりで発生しやすい、というのが当サイトの整理です(公式が個別に「発生源はこの3種類」とまとめているわけではありません)。

騒音汚染(Noise Pollution)

騒音汚染は道路と建物の両方から発生します。公式 Wiki は、道路が詰まって遅延が起きると、サービス到達の遅れによる市民の死亡・病気リスクだけでなく騒音汚染の増加にもつながる、と説明しています。渋滞そのものの対策は別記事で詳しく扱っていますが、渋滞を減らすことが騒音対策にもつながる、という点はここで押さえておいてください。

健康・幸福度への影響(共通)

公式 Wiki によると、市民の Health(健康)に悪影響を与える要因として各種の汚染(pollution types)、過去の病気・けが、未収集のごみが挙げられています。あわせて、電気・水道不足、下水サービス不足、汚染、ごみ、余暇不足などが市民の Well-being(幸福度)に影響する要因としても説明されています。地価への影響について、本記事の調査で確認できた公式の記述はありませんでした。

1.3.6f1「Bridges and Ports」(2025年10月30日配信)のパッチノートでは、Residential Suitability(住宅適性)が大気汚染・騒音汚染を考慮するよう更新されたとも説明されています。汚染が住宅ゾーンの適性そのものにも関わる仕組みであることがうかがえます。

減らし方

ここからは、公式に説明されている「汚染を減らす手段」を、ゾーニング・産業の配置・下水処理・政策の4つに分けて紹介します。

ゾーニング段階で汚染を避ける

公式 Wiki(少なくとも一部はバージョン1.0時点で確認)によると、住宅ゾーンを塗る際は Zone Suitability の Info View が地面汚染の箇所をハイライトしてくれるため、塗る前に避けやすくなっています。前述の Residential の Info View のオプション表示とあわせて、住宅ゾーンを新しく塗る前に汚染箇所を確認する習慣をつけておくと安心です。

産業の置き場所と建物レベル

公式 Wiki(Zoning ページ、少なくとも一部はバージョン1.0時点で確認)は、特化産業ゾーンごとに騒音・地面・大気汚染の目安を個別に示しています。石材採掘・石炭採掘・鉱石採掘・石油採掘は騒音・地面・大気の3種ともMedium、畜産・各種農業は騒音のみLow、林業は騒音Mediumとされており、鉱業系の特化産業ほど汚染の種類が多い傾向がうかがえます。

特化産業 騒音 地面 大気
畜産・各種農業(Farming)Low——
林業(Forestry)Medium——
石材採掘(Stone Mining)MediumMediumMedium
石炭採掘(Coal Mining)MediumMediumMedium
鉱石採掘(Ore Mining)MediumMediumMedium
石油採掘(Oil Drilling)MediumMediumMedium

あわせて公式 Wiki は、建物レベルが上がるほど、製造業・オフィス系の建物は単位生産あたりの電力・水消費が減り、より良い運用でごみ・汚染の発生も少なくなると説明しています。街が成熟して建物のレベルが上がっていくこと自体も、汚染を抑える方向に働くと考えられます。

発電施設・下水処理の選び方

前述のとおり、発電施設は風力・太陽光・地熱・水力を選べばクリーンですが、公式 Wiki はコストが高いこともあわせて説明しています。石炭・ガス発電所とのバランスは、予算と汚染のどちらを優先するかで判断することになる、というのが当サイトの整理です。下水についても、排出口でそのまま流すか、排水処理施設で浄化して固形廃棄物として回収するかの選択肢があると公式 Wiki は説明しています。浄化を選べば水質汚染を抑えられる一方、回収した廃棄物の処理先(ごみ処理施設)を別途用意する必要がある、という点は当サイトの補足です。

騒音は防音壁でも減らせる

1.1.10f1(2024年10月23日配信)の公式パッチノートは、このパッチでハイウェイ由来の道路騒音が増えたことに触れ、ハイウェイの近くに住宅地がある場合は防音壁(sound barriers)の追加を検討するよう案内しています。政策や配置の見直しだけでなく、こうした構造物での対策も公式に示されています。

汚染対策のシティ・地区ポリシー

公式 Wiki(Policies ページ、少なくとも一部はバージョン1.0時点で確認)には、汚染に直接関わる政策がいくつか記載されています。

政策 種別 解禁 効果(公式 Wiki)
Advanced Pollution Managementシティポリシーマイルストーン6工業ゾーンの産業フィルターが大気・地面汚染を減らす代わりに、ごみの発生量が増える
Speed Bumps地区ポリシーマイルストーン5地区内の車両速度を下げて事故率を下げ、騒音汚染を大きく減らす
Heavy Traffic Ban地区ポリシーマイルストーン6トラック等大型車両の地区内進入を禁止し、騒音・大気汚染を減らす(ハイウェイには効果なし)
Combustion Engine Ban地区ポリシーマイルストーン10地区住民・事業者以外の内燃機関車両の進入を禁止し、地区内の騒音・大気汚染を減らす
High-Speed Highwaysシティポリシーマイルストーン10ハイウェイの速度制限を撤廃。騒音汚染は増加し、事故もやや増える

Advanced Pollution Management はごみの発生量が増える代わりに大気・地面汚染を減らす政策です。1.1.6f1(後述)で埋立地のリサイクルユニットに大気汚染低減効果が追加されている、と公式アナウンスにあります。ここから、この政策とあわせてごみ処理側の対策も進めておくと副作用のごみ増加に対応しやすくなりそうだ、というのは当サイトの見立てです。同様に、High-Speed Highways は表のとおり騒音汚染が増える政策なので、住宅地の近くでは採用を慎重に検討したほうがよさそうだ、というのも当サイトの見立てです。

パッチで変わった点

CS2 は発売以来、汚染の発生量や減衰の仕方が何度か調整されています。公式アナウンスで確認できた範囲を時系列で紹介します。

1.1.6f1〜1.3.6f1 の変更履歴

パッチ 配信日 汚染関連の変更(公式アナウンス)
1.1.6f1「Detailer’s Patch #1」2024年7月3日水面上の汚染の減衰を改善/ハイウェイ由来の騒音・大気汚染が増加/太陽光発電所の騒音汚染を削除/埋立地のリサイクルユニットに大気汚染低減効果を追加
1.1.8f1「Decorations Patch」2024年9月4日道路トンネルの上に騒音・大気汚染が発生する不具合を修正/太陽光発電ステーションの変電設備アップグレードの騒音汚染を削除
1.1.10f12024年10月23日大気汚染の発生量が全体的に増加し、広がりもやや増え、消えるのが遅くなるよう調整/道路由来の騒音汚染を調整(非ハイウェイ道路は同程度、ハイウェイはやや多くの騒音)
1.3.3f12025年6月11日Advanced Pollution Management 有効時、大気・地面汚染・ごみ管理の Info View にポリシー効果を示すツールチップを追加/騒音・風・大気汚染・通信カバレッジを水面上でも表示
1.3.6f1「Bridges and Ports」2025年10月30日ゾーニング産業・特化産業からの騒音汚染の発生量と拡散範囲が増加。汚染全体を再調整し、Residential Suitability が大気・騒音汚染を考慮するよう更新
1.4.2f1「Bike Patch」2025年11月19日Emergency Battery Station から発生していた誤った大気汚染の不具合を修正
1.5.4f1「First Frost」2026年2月18日汚染の種類ごとの新しいアイコンを追加

特に 1.3.6f1 でゾーニング産業・特化産業からの騒音汚染が増え、拡散範囲も広がったため、旧バージョンから続けている街では、以前は問題なかった住宅地とゾーニング産業の距離が、現行バージョンでは近すぎる可能性があります。公式アナウンスも、既存の街では近すぎる住宅地の再ゾーニングが必要になる場合がある、と明記しています。

直近(1.6.0f1〜1.6.2f1)は汚染の記述が見当たらない

1.6.0f1「Summer Solstice」(2026年6月22日)から現行の1.6.2f1「Autumn Breeze」(2026年9月16日)までのパッチノートを確認しましたが、汚染に関する記述は見当たりませんでした。記述が無いことをもって「仕様が変わっていない」と断定はできないため、直近の変更点として書けるのは1.3.6f1までの内容にとどまります。

CS2 で地面汚染はどうやって見分ければいいですか?

Ground Pollution の Info View を開くと、地形が青→赤で現在の地面汚染、建物が白→オレンジで発生源の汚染を示します。Residential(住宅)の Info View でも、オプションで地面汚染を緑→赤で重ねて表示できます。

水質汚染を防ぐには何に気をつければいいですか?

公式 Wiki は、取水施設を下水排出管より必ず上流に、十分な距離を置いて設置することをすすめています。地表水は下水由来の汚染、地下水は地面の汚染の影響を受けやすいとされているため、汚染源と取水施設の位置関係を確認してください。

騒音汚染は渋滞と関係がありますか?

公式 Wiki は、道路が詰まって遅延が起きると騒音汚染の増加にもつながると説明しています。渋滞対策そのものは別記事で詳しく扱っているので、あわせて確認してください。

汚染の具体的な数値(範囲や減衰速度)はどこで確認できますか?

公式 Wiki にもパッチノートにも、汚染の絶対的な数値範囲や減衰速度は記載が見当たりませんでした。パッチノートには「増えた」「広がった」「遅くなった」といった相対的な変化の記述はありますが、具体的な数値は確認できていません。

まとめ

CS2 の汚染は、地面・水・大気・騒音の4種類で、それぞれ専用の Info View で発生源と広がりを確認できます。地面汚染は地下水に、下水由来の汚染は地表水に影響しやすいため、取水施設は下水排出より必ず上流に置くのが基本です。減らし方としては、ゾーニング段階で Zone Suitability や Residential のオプション表示を使って汚染箇所を避け、鉱業系の特化産業や発電施設は住宅地から離す、Advanced Pollution Management などの政策を活用する、といった手段が公式に説明されています。公式アナウンスのとおり 1.3.6f1 で産業からの騒音汚染が増えているため、既存の街では住宅地との距離を見直す価値もありそうだ、というのは当サイトの見立てです。序盤の街づくり全体はCS2の始め方の記事、渋滞と騒音の関係は渋滞対策の記事もあわせて参考にしてください。

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