Cities: Skylines(以下 CS1)で街が大きくなると、渋滞対策と並んで悩みやすいのが公共交通です。「シティーズスカイライン 公共交通」で調べても、バス・地下鉄・鉄道・トラムなどどれから手を付ければいいのか分かりにくいと感じる人は多いはずです。この記事では、CS1で使える公共交通の種類ごとの特徴と、路線の引き方の基本を、公式Wiki(skylines.paradoxwikis.com)で確認できた範囲に絞って整理します。渋滞対策そのものは既存記事「CS1の渋滞対策」で扱っているので、この記事は交通手段ごとの違いと路線づくりに絞ります。本記事はCS1の Patch 1.21.1-f9(2026年4月15日配信)時点の内容です。
公共交通の種類と特徴
公式Wiki(Public transportページ、少なくとも一部は1.15時点で確認された記述という注記あり)によると、公共交通はバス・地下鉄・トラムなどの市内交通と、鉄道・港・空港などの都市間交通を含むサービスで、マイルストーンの進行にあわせて段階的に解放されます。バスと地下鉄は市内交通向け、鉄道は市内・都市間の両方に使え、港と空港は都市間交通を担う、と役割が分かれています。正しく整備できれば渋滞を軽減し、地価を上げる効果もあると公式Wikiは説明しています(この効果については既存記事「CS1の渋滞対策」でも触れています)。
基本ゲームで使える3種類:バス・地下鉄・鉄道
基本ゲームだけで路線を作れる公共交通は、バス・地下鉄・鉄道の3種類です(このほか、都市間の玄関口として港と空港も基本ゲームにあります。後述)。公式Wikiによると、バスは最初に使える最も安価な公共交通手段で、路線を作る前にバスデポの建設が必要です。地下鉄は地下トンネルで駅を接続できるため地上のスペースをほとんど使わず、交差点を通らないので渋滞が発生しません。鉄道は乗客・貨物どちらも同じ線路を共有でき、互いのターミナルを通過することもできます。
| 交通手段 | 車両の定員 | 駅・デポの建設費/維持費 | メモ |
|---|---|---|---|
| バス(無印) | 30人 | バスデポ ₡30,000(バイオ燃料 ₡40,000) | 運行維持費は距離・停留所数に関わらず1台₡12(変更されている可能性あり)。デポ1つで125,000台分のバスを出せるため小規模都市には1つで十分 |
| 地下鉄(地下駅) | 150人 | ₡15,000/週₡240 | Patch 1.13より前は定員180人。地下駅は鉄道駅より建設・維持費が安い |
| 地下鉄(地上駅) | 150人 | ₡10,000/週₡180 | Sunset Harborと同時の無料アップデートで追加 |
| 地下鉄(高架駅) | 150人 | ₡30,000/週₡360 | 3種類の駅の中で最も高価 |
| 鉄道(旅客) | 240人 | 鉄道駅 ₡45,000/週₡960 | 地下鉄駅より高価。貨物列車と線路を共有できる |
DLCで追加される交通手段
公式Wikiには、DLCで追加される公共交通の種類も説明されています。内容の紹介にとどめ、購入は各自の判断にお任せします。
| DLC | 追加される交通手段 | 定員・特徴 |
|---|---|---|
| Green Cities | バイオ燃料バス(バイオ燃料バスデポが必要) | 2車種(30人・40人)と連節バイオ燃料バス(75人)。無印バスよりわずかに騒音が少ない |
| Airports | 空港連節バス/空港ダブルデッカーバス | 定員はそれぞれ50人・60人 |
| Snowfall | トラム(路面電車) | 無印の定員90人。バスと地下鉄・鉄道の中間の輸送手段で、バス路線の代替や、密度がまだ地下鉄・鉄道に見合わない地域向けに使える |
| Sunset Harbor | 都市間バス | 定員60人。ハイウェイから出現し、バス停・ターミナルへ乗客を運ぶ。マイルストーン「Big Town」で解禁され、Airport Areasに次いで2番目に早く使える都市間交通手段 |
| Sunset Harbor | トロリーバス | 定員30人(バスと同じ、トラムより少ない)。トロリーバスデポと架線付き道路が必要な「トラックレス・トラム」方式 |
| Mass Transit | モノレール | 発売時点の車両で定員180人。高架で走るため地上の車・歩行者を妨げないが、騒音が大きいので住宅地は避けるべきとされる |
| Mass Transit | ケーブルカー | 坂道や水域越えに有効。平地にも設置可能。停留所は終端駅(End-of-line)と通過駅(Pass-through)の2種類 |
都市間の港・空港と、DLCのフェリー・タクシー・飛行船
公式Wikiによると、港と空港は都市間輸送を担う施設で、港(Harbor)・貨物港(Cargo Harbor)・空港(Airport)は基本ゲームの施設です。港と貨物港はマイルストーン「Capital City」、空港は「Metropolis」で解放されます。マイルストーンの表にはこれらに加えてタクシー(Taxi)・フェリー(Ferry)・飛行船(Blimp)といった交通手段の名前も挙がっており、同じ公式Wiki(Public transportページ)の本文と表に定員・建設費・維持費も記載されています。ただし、この3つは基本ゲームの交通手段ではなく、フェリーと飛行船はMass Transit、タクシーはAfter DarkのDLCを入れたときだけ使えます。フェリーと飛行船は、停留所の間をPathway(水上・空中の通り道)で結んで路線を作る市内向けの交通です。バス・地下鉄・鉄道ほど路線の作り方が詳しく説明されているわけではありませんが、数値は次の表のとおりです。
| 交通手段 | 車両の定員 | 施設の建設費/維持費 | メモ |
|---|---|---|---|
| 空港(Airport) | 1機あたり200人 | ₡150,000/週₡4,800 | 基本ゲームの施設(Metropolisで解放)。都市間の空の玄関口 |
| 港(Harbor) | 1隻あたり100人 | ₡80,000/週₡1,600 | 基本ゲームの施設(Capital Cityで解放)。旅客用の港 |
| 貨物港(Cargo Harbor) | (貨物用、乗客の定員なし) | ₡60,000/週₡1,920 | 基本ゲームの施設(Capital Cityで解放)。旅客用の港とは別施設 |
| フェリー(Ferry) | モデルにより40〜80人 | Ferry Depot ₡33,000/週₡752 | Mass Transit DLCで追加。停留所の間をPathwayで結ぶ市内向けの路線型交通。複数の車両モデルがあり定員が異なる |
| タクシー(Taxi) | (定員の概念なし) | Taxi depot ₡15,000/週₡160、Taxi stand ₡1,000/週₡16 | After Dark DLCで追加。デポと乗り場(stand)の2つの施設がある。路線は作らず、呼ばれた場所へ自動で迎えに行く |
| 飛行船(Blimp) | 1機あたり35人 | Blimp Depot ₡20,000/週₡264 | Mass Transit DLCで追加された市内向けの交通。停留所の間をPathwayで結ぶ。マイルストーン「Big Town」で解放(Sunset Harborで増えた空の交通はヘリコプター) |
公式Wikiによると、公共交通は人口の伸びにあわせて段階的に解放されます。「Boom Town」(人口650〜2,800)でBus・Ferry・Taxi・Tram・都市間交通を含むTransportが解放され、「Busy Town」(1,200〜5,500)でSightseeing Bus ToursとTrolleybusが、「Big Town」(1,800〜8,000)でMetroと都市間バス(Inter-city Bus)、飛行船(Blimp)が、「Small City」(2,600〜11,000)でCable CarsとMonorail、Trainが解放されるとされています。このうち基本ゲームの交通手段はBus・Metro・Trainだけで、それ以外(Ferry・Taxi・Tram・Sightseeing Bus Tours・Trolleybus・都市間バス・Blimp・Cable Cars・Monorail)はDLCで追加されるものです(Sightseeing Bus ToursはParklife、それ以外は上の2つの表のとおり)。港・空港は路線の交通手段とは別の、基本ゲームの都市間の施設です。番号がどの順に並ぶかはマイルストーンの表に記載がなく、本記事では人口の目安だけを引用しています。
路線の引き方
公式Wikiに具体的な操作手順が説明されているのはバス路線です。ここではその範囲で分かる基本の流れを紹介します。英語表記のままの用語は、日本語版UIでの確認ができていないためです。
バス路線を作る基本の流れ
公式Wikiによると、市内のバス路線を作る前にバスデポの建設が必要です。建設費は無印₡30,000・バイオ燃料₡40,000と序盤では高価ですが、1つのデポで125,000台分のバスを出せるため、小規模な都市には1つで十分とされています。都市が大きくなり空のバスがデポから最初の停留所まで移動する時間・距離が渋滞で無視できなくなってきたら、別の地区にもデポを追加で建てると走行距離・渋滞による遅延を緩和できます。
公式Wikiによると、道路沿いにバス停を配置し続け、最初に建てたバス停で終端すると、自動でループ路線として運行が始まります。この方法でループ路線・双方向路線のどちらも作成できます。バス停の設置自体は無料です。
公式Wikiによると、維持費はバス停ではなく運行中のバスの台数に応じて発生します。台数は主に路線の長さで決まりますが、システム全体の予算や、路線ごとの「Vehicle Count Modifier」スライダーである程度調整できます。バス路線は既定で24時間運行ですが、昼のみ・夜のみに設定することもできます。
公式Wikiによると、路線を丸ごと削除するには、対象路線のバスをクリックして「Modify Line」を選び、続く画面で「Delete Line」を選びます。通常の街並み表示からでも、Transportation Info View(後述)からでも操作できます。
地下鉄・鉄道・トラムなどの路線を作るときの注意
地下鉄・鉄道・トラムなども、専用のデポ(または駅)を建ててから線路を敷設し、路線ツールでつなぐという大まかな流れはバスと共通です。前述のとおり、公式Wikiによると地下鉄は地下・地上・高架の3種類の駅を選べ、鉄道は乗客用・貨物用の線路を共有できます。ケーブルカーの停留所は終端駅(End-of-line)と通過駅(Pass-through)の2種類があり、坂道や水域を越える区間に向いています。
停留所や駅をどの画面のどのボタンから具体的に配置するかという細かい操作は、バス以外については本記事が参照した公式Wikiに書かれていませんでした。ここで紹介した流れは、Wikiに説明されている「必要な施設」と「線路・停留所の考え方」から組み立てた大まかなものです。実際の画面操作で迷った場合は、公式Wikiの各交通手段のページを直接確認してください。

利用者を増やすには
路線を作っただけでは効果が出るとは限りません。公式Wikiには、公共交通を活かすための考え方が書かれています。
教育施設への公共交通を優先する
公式Wikiによると、教育を効率的に機能させるには教育施設に公共交通を提供する必要があります。オフィス(Office)と大学(University)は公共交通に対する要求が最も高く、工業(Industry)は最も低いとされています。これは全ての労働者が車を使うと仮定した場合の話だと注記されています。オフィス街や大学周辺に路線が届いているかを、まず確認するとよさそうです。
渋滞緩和と地価上昇の効果
公式Wikiによると、公共交通は地価を上げる効果があり、正しく整備できれば渋滞を軽減するとされています。逆に言えば、路線がうまく機能していなければこの効果は得られません。次の「路線の状況を確認する」で紹介するInfo Viewを使って、路線が実際に使われているかを定期的に見直すことが大切です。
路線の状況を確認する
Transportation Info Viewの表示内容
公式Wikiによると、情報表示(Info View)の「Transportation」は、各交通手段の種類を色分けして表示し、乗客の週あたり利用率も表示します。交通手段を1つ選ぶと、関連する施設・路線がハイライトされ、そこから路線一覧や各路線の詳細画面(Line Details)へアクセスできます。
利用状況を見て路線を見直す
バス停に人が溜まっていないか、逆に使われていないバス停や路線がないかを見て、路線を引き直す・台数を調整する・削除するといった判断に使えます。前述のとおり、公式Wikiは「教育を効率よく機能させるには教育施設へ公共交通が必要」と説明し、別に「公共交通への要求が最も高いのはオフィスと大学で、工業が最も低い」としています。見直すときは、教育施設やオフィス街・大学の周辺に路線が届いているかから確かめるとよさそうです。

- CS1の公共交通は何から始めればいいですか?
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基本ゲームで最初から使えるバスから始めるのが定番です。公式Wikiによると、バスは最も安価な公共交通手段で、路線を作る前にバスデポの建設が必要です。デポは1つで125,000台分のバスを出せるとされているため、小規模な都市であればデポ1つで十分です。
- バスと地下鉄・鉄道はどう使い分ければいいですか?
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公式Wikiによると、バスと地下鉄は市内交通向け、鉄道は市内・都市間の両方に使える手段です。地下鉄は交差点を通らないため渋滞が発生せず、定員も無印バスの30人に対して150人と大きく、建設費・維持費はかかりますが人口が増えた地域の輸送に向いています。
- トラムやモノレール、ケーブルカーはDLCが無いと使えませんか?
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公式Wikiによると、トラムはSnowfall、モノレールとケーブルカーはMass Transitで追加される交通手段です。無印のCS1にはこれらは含まれていません。基本ゲームで路線を作れるのはバス・地下鉄・鉄道の3種類で、都市間の港・空港も基本ゲームで使えます。
- 路線を作ったのに効果を感じません。どこを見直せばいいですか?
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まずTransportationのInfo Viewで路線の利用状況を確認してください。公式Wikiによると、教育を効率よく機能させるには教育施設へ公共交通が必要です。また、公共交通への要求が最も高いのはオフィスと大学で、工業が最も低いとされています。バス停に人が溜まりすぎている、逆にほとんど使われていない路線がないかを見て、台数や経路を調整しましょう。
まとめ
CS1の公共交通は、基本ゲームで使えるバス・地下鉄・鉄道の3種類(と都市間の港・空港)に、Green Cities・Airports・Snowfall・Sunset Harbor・Mass Transit・After DarkといったDLCで交通手段が追加される仕組みです。バスは最も安価で最初に使え、デポを建ててから道路沿いに停留所を置き最初の停留所で閉じるとループ路線として動き出します。地下鉄・鉄道など他の手段も、専用のデポや駅を建ててから線路を敷き、路線ツールでつなぐという大まかな流れは共通です。路線を作ったあとは、オフィスや大学など公共交通への要求が高い施設に届いているか、Info Viewで利用状況を確認しながら台数や経路を見直すことで、渋滞緩和と地価上昇の効果を引き出しやすくなります。


