Cities: Skylines II(以下 CS2)で街が大きくなってくると、渋滞対策と並んで悩みやすいのが公共交通です。「シティーズ スカイライン2」ではバス・タクシー・トラム・地下鉄・鉄道・旅客船・旅客機と、旅客を運ぶ手段が何種類も用意されています(有料DLC「Bridges & Ports」を入れるとフェリーも増えます)。ただ、どれをどの順番で使えばいいのか迷う人も多いはずです。この記事では、それぞれの交通手段の特徴と路線の作り方の基本を、公式 Wiki(cs2.paradoxwikis.com)とパッチノートで確認できた範囲に絞って整理します。渋滞対策そのものは既存記事「CS2の渋滞対策」で扱っているので、この記事は交通手段ごとの違いと路線づくりに絞ります。本記事は CS2 の Patch 1.6.2f1「Autumn Breeze」(2026年9月16日配信)時点の内容です。
公共交通の種類と特徴
公式 Wiki の Transportation ページ(少なくとも一部は 1.0 時点で確認された記述、と注記あり)には、旅客を運ぶ複数の交通手段が説明されています。まずはそれぞれの特徴を押さえましょう。
バスとタクシー:市内交通の基本
公式 Wiki によると、バスは市内交通の中心となる手段で、専用の車庫「Bus Depot」でメンテナンスします。燃料式と電気式の2種類があり、電気バスを使うには Bus Depot をアップグレードする必要があると説明されています。バスは Outside Connections(都市の外との接点)からの乗客輸送にも使え、Bus Depot を建てると都市間バス路線も作れます。
タクシーは Taxi Depot でメンテナンスしますが、公式 Wiki によるとTaxi Depot をアップグレードするまではタクシー乗り場(taxi stand)からしか乗客を拾えません。dispatch center へアップグレードすると、市内のどこでも乗客を拾えるようになります。電気タクシーも同じく Taxi Depot のアップグレードで使えるようになります。
トラムと地下鉄:軌道系の中量輸送
公式 Wiki によると、トラムの線路は既存の道路に Replace ツールで追加するか、地形上に道路とは別に敷設して他の交通から切り離すことができます。地上・高架・掘割・橋・トンネルとして敷設でき、一方通行の線路と複線の両方に対応しています。トラムの路線を作るには「Tram Depot」が必須です。
地下鉄(Subway)は初期投資が高いものの速度が速く、公式 Wiki は地下に建設すると駅の出入口だけがコンパクトで市街地に配置しやすいことを大きな利点として挙げています。地上や高架でも建設できますが、地下鉄は専用軌道を使う点がトラムと異なります。路線を作るには「Subway Yard」または「Terminal Subway Yard」が必要です。
鉄道・水上・航空:大量輸送と都市間輸送
旅客鉄道は「Rail Yard」または「Railway Depot」が必須で、公式 Wiki によると初期費用は高いものの輸送力が大きく、都市間輸送だけでなく市内輸送にも使えるとされています。
水上交通は、ベースゲームで使える旅客船(Passenger ship)と、有料DLCで増える市内向けのフェリー(Ferry)の2種類です。旅客船は Harbor を使い、市内・Outside Connections の両方に使えます。公式 Wiki によると、都市間の水上輸送には地図端まで航路(seaways)で接続する必要があります。
フェリーは有料DLC「Bridges & Ports」(2025年10月30日発売)の内容で、DLC を入れていないと使えません。同じ日に配信された無料パッチ 1.3.6f1 のパッチノートでも、Passenger Ferry・Ferry Depot・フェリー停留所2種・Ferry Terminal・Ferry Line Tool は「New Paid Content」(新しい有料コンテンツ)の見出しの下に並んでいます。公式 Wiki によると、フェリーは1隻あたり100人の乗客を運び、フェリー停留所の間を移動します。運航には水(seaway)が必要です。
旅客機(Passenger plane)は輸送量こそ少ないものの速度で勝ります。公式 Wiki によると、空港には離着陸帯周辺で建物の高さ制限がかかり、配置時に離着陸ゾーンの目安が表示されます。路線を作るのに追加のインフラは不要で、空港を Outside Connections とラインツールで結ぶだけで運航が始まります。
バス・タクシー以外の交通手段は、専用の車庫や操車場(Depot / Yard)を建てて初めて路線を作れるようになります。「どの交通手段を使うか」を決めたら、まずその車庫の解放と建設を確認しましょう。
解放の仕組み:マイルストーンと開発ツリー
公式 Wiki(Transportation ページ)によると、バスとタクシーはマイルストーンの進行で解放される例外で、それ以外の交通手段(トラム・地下鉄・鉄道・旅客船・空路など。DLC「Bridges & Ports」を入れている場合はフェリーも)はすべて輸送用の開発ツリー(Development Tree)で開発ポイント(Development Points)を使って解放する仕組みです。
マイルストーン「Grand Village」でバス・タクシーが解放
公式 Wiki(Progression ページの Milestones 表。少なくとも一部は 1.1.5f1 時点で確認された記述という注記あり)によると、マイルストーン「Grand Village」に到達すると Transportation(輸送サービス)と「Transportation Overview」機能が解放され、この段階でバス・タクシーが使えるようになります。ここまでのマイルストーン番号(Grand Village が何番目か)は、本記事で参照した Wiki の表からは特定できませんでした。
開発ツリーの Tier とコスト
公式 Wiki(Progression ページ、1.1.5f1 時点で確認された記述という注記あり)によると、各サービスの開発ツリーは Tier(階層)に分かれ、Tier 1 のノードはコスト1ポイントで、サービスを最初に解放したときに自動で使えるようになります。たとえば Public Transportation を最初に解放すると、バス・タクシーに加えて停留所(Stops)やライン作成ツール(Line Tool)もこの時点で使えます。Tier が上がるほどコストも上がり、Tier 2 は2ポイント、Tier 3 は4ポイント、Tier 4 は8ポイントと説明されています。
公式 Wiki はさらに、Public Transportation のように複数の枝(Branch)を持つサービスでは、ある枝の次のノードを解放するのにその枝の手前のノードは必要だが、Tier 内のすべてを買う必要はないと説明しています。例として、国際空港(International Airport)は水上輸送・トラム・地下鉄を解放しなくても、開発ポイントさえ足りれば単独で解放できるとされています。なお、トラム・地下鉄・鉄道・フェリー・空路それぞれの解放に何ポイント必要かという具体的な数値は、参照した Wiki の記述からは確認できませんでした。
路線の作り方の基本
公式 Wiki には各交通手段の詳細な操作手順(画面のどこをクリックするか)までは書かれていませんが、線路や航路の敷設が道路と同じ一連のツールを流用することと、路線を作る上で必要な設備は説明されています。ここでは、その範囲で分かる基本の流れを紹介します。
共通の4ステップ
バス・タクシー以外は、Tram Depot・Subway Yard(または Terminal Subway Yard)・Rail Yard(または Railway Depot)・Harbor など、交通手段ごとの専用施設が必須です。公式 Wiki によると、これらは車両の発着と維持管理を担う施設で、先に建てないと路線そのものが作れません。
公式 Wiki によると、線路や航路の敷設は道路と同じ一連のツールを流用します。トラム線路は既存道路への Replace ツール、または地形上への単独敷設が可能で、地下鉄は専用軌道、鉄道は Rail Yard に接続したトラック、旅客船(DLC「Bridges & Ports」を入れている場合はフェリーも)は航路(seaway)とそれぞれの停留所・駅を用意します。バス・トラムは、道路の Replace ツールから一部の道路タイプにトラム線路やバス専用レーンを追加することもできますが、ハイウェイ・路地(alleys)・砂利道・一部の橋にはトラム線路を追加できません。
公式 Wiki によると、Line Tool は Public Transportation の Tier 1 で停留所(Stops)と同時に使えるようになる基本機能です。旅客機の路線は、空港を Outside Connections との間で Line Tool を使って結ぶだけでよく、追加のインフラは不要と説明されています。他の交通手段も、車庫・線路・停留所を用意したあとに Line Tool で結んで路線にする、という流れは共通です。
路線を作ったあとの調整については、後述の「路線の状況の確認」で詳しく扱います。公式 Wiki には、運賃・車両数・運行時間帯(昼/夜/終日)を路線パネルから調整できると説明されています。
Wiki で確認できていない操作
停留所や駅を具体的にどの画面のどのボタンから配置し、線をどうつなぐかという細かい操作は、本記事が参照した公式 Wiki には書かれていませんでした。ここで紹介した4ステップは、Wiki に説明されている「必要な施設」と「使うツール」から組み立てた大まかな流れです。実際の画面操作で迷った場合は、公式 Wiki の各ページを直接確認してください。

利用者を増やすには
路線を作っただけでは市民が使ってくれるとは限りません。公式 Wiki には、市民が交通手段を選ぶ際の考え方が説明されています。
運賃は経路選択に影響する
公式 Wiki(Transportation ページ)によると、運賃(チケット価格)は市民の経路選択(pathfinding)の計算に影響し、市民は移動時間・快適さ・費用を天秤にかけながら、公共交通と自家用車のどちらを選ぶかを決めています。時間や快適さも重要な要素ですが、費用も公共交通と自家用車のどちらを選ぶかを左右する要素の一つであることが公式に説明されています。運賃をどれだけ下げれば利用者が増えるか、という具体的な数値の説明はありませんでした。
快適さは高齢市民にとって特に重要
公式 Wiki(Traffic ページ)によると、快適さ(Comfort)は高齢市民(Senior)にとって最重要の要因とされ、経路をできるだけ滑らかにすること(交差点での不要な旋回を避けることなど)や、適切な停留所で降りて目的地を探せるかどうかも含まれるとされています。乗り換え回数と快適さの関係については、本記事が参照した公式 Wiki の範囲では確認できませんでした。
乗り換え・経路選択の細かい仕組みは未確認
市民がどの停留所からどの路線に乗り換えるか、複数の路線が重なったときにどちらが優先されるかといった細かいアルゴリズムは、本記事が参照した公式 Wiki の範囲では確認できませんでした。運賃・快適さ・移動時間の3要素が経路選択に関わる、という大枠だけを押さえておいてください。
路線の状況を確認する
路線を作ったあとは、Transportation の情報表示(Info View)と Transportation Overview パネルで状況を確認できます。
Transportation の情報表示:全体のサマリー
公式 Wiki によると、Transportation の情報表示(Info View)は旅客と貨物を別カテゴリで表示します。旅客側は路線数・輸送した観光客数・月ごとの輸送人数(交通手段別)を、貨物側は路線数とトン単位の貨物輸送量を表示すると説明されています。この情報表示は、少なくとも一部は 1.0 時点で確認された記述です。
Transportation Overview:路線ごとの一覧と編集
公式 Wiki によると、Transportation Overview パネルでは全路線を旅客・貨物の2カテゴリでさらに交通手段別に一覧でき、路線ごとに名称変更・有効/無効の切り替え・色変更ができます。「Line Details」ボタンから、路線パネル(Line panel)でさらに詳しく調整できると説明されています。
路線パネル:利用率が高いなら車両を増やす
公式 Wiki によると、路線パネルでは路線の長さ・停留所数・現在の乗客数・利用率(line usage percentage)を確認できます。旅客路線では運賃・車両数・運行時間帯(昼/夜/終日)を調整できます。公式 Wiki は、利用率がほぼ100%になっている路線は、車両数を増やすと待ち時間の短縮につながると説明しており、これが乗客の経路選択にも影響すると付け加えています。路線を増やしても利用者が伸びないときは、まず利用率が高い路線の車両数を見直すとよさそうです。

パッチで変わった点
公共交通に関わる主な変更を、公式アナウンスで確認できた範囲で配信日順に紹介します。
公共交通に関わる主なパッチ・アップデート
| 配信日 | 公共交通に関わる変更 |
|---|---|
| 1.2.5f1「Anniversary Patch」(2025-03-18) | 単独敷設のバス専用レーン・トラム線路の地中に電気の流れを示す配線を追加。単独バス専用レーンを照明でアップグレードできるように(このアップグレードが無いと単独バス専用レーンは電気を通らない) |
| 1.3.6f1(2025-10-30) | Small Elevated Subway Station を Bus Stop の上に重ねて配置するとデスクトップへクラッシュする不具合を修正(無料パッチ) |
| 有料DLC「Bridges & Ports」(2025-10-30発売、1.3.6f1 と同日) | 旅客フェリー(Passenger Ferry)と関連施設(Ferry Depot、フェリー停留所2種、Ferry Terminal、Ferry Line Tool)を追加。DLC を入れた場合だけ使える |
| 1.4.2f1「Bike Patch」(2025-11-19) | City Bus Station・Railway Depot・Terminus Station・Cargo Transfer Station・Tram Junction/Parallel/Loop Station・Terminal Subway Yard の新しい公共交通関連の建物を追加。タクシーが強制解除された直後のクラッシュ、Ferry Terminal(DLC「Bridges & Ports」の施設)を使ったセーブでのクラッシュを修正。バス専用レーンの表示色を改善 |
| 「Office Evolution & City Stations」(2026-03-18) | 有料コンテンツパック「City Stations」を同日発売。コンパクトな車庫・詳細な操車場・代替デザインの駅・ランドマーク建物を追加(見た目の拡張で、公共交通の仕様そのものの変更ではない) |
| 公式Q&A(2026-09-09公開) | 開発元 Iceflake Studios が、バス停と自転車レーンを同じ道路区間に統合するような、より一体化した公共交通インフラの計画について「現時点で大きな計画はない」と回答 |
| 1.6.2f1「Autumn Breeze」(2026-09-16) | バス・タクシー・トラム・地下鉄・鉄道・フェリーそれぞれの仕様変更は無いが、「市民が別の手段で帰宅した際に交通拠点(transit stations)へ車が取り残される」不具合の修正が1件含まれる(中心はゴミ収集車のロジック・市民の消費計算・企業の入居優先度・住宅需要の計算など) |
1.4.2f1 で公共交通の建物が大きく増えた
表のとおり、公共交通に関わる建物は 1.4.2f1「Bike Patch」で一気に増えています。バスの拠点となる City Bus Station や、鉄道の Railway Depot・Terminus Station、トラムの各種駅、地下鉄の Terminal Subway Yard など、路線を組むうえでの選択肢が広がりました。フェリーは、それより前に有料DLC「Bridges & Ports」(2025年10月30日、1.3.6f1 と同日)で追加された交通手段で、ベースゲームには含まれません。なお 1.6.0f1(2026-06-22配信)と 1.6.2f1 の間の「1.6.1」系パッチは公式アナウンスに見当たらず、この記事では確認できませんでした。

- CS2の公共交通は何から始めればいいですか?
-
マイルストーン「Grand Village」に到達すると、まずバスとタクシーが使えるようになります。公式 Wiki によると、バスは市内交通の中心となる手段で、Bus Depot を建てれば都市間バス路線も作れます。他の交通手段はいずれも開発ツリーで開発ポイントを使って解放する仕組みです。
- トラムと地下鉄はどう使い分ければいいですか?
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公式 Wiki に明確な優劣の記述はありませんが、それぞれの特徴は説明されています。トラムは既存道路に線路を追加できる手軽さがあり、地下鉄は初期投資が高い一方で速く、地下に建設すると駅の出入口だけがコンパクトで市街地に配置しやすい、という違いがあります。
- 路線を作ったのに利用者が増えません。どうすればいいですか?
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路線パネルで利用率(line usage percentage)を確認してください。公式 Wiki は、利用率がほぼ100%の路線では車両数を増やすと待ち時間の短縮につながると説明しています。運賃や快適さ(経路の滑らかさなど)も市民の経路選択に影響する要素です。
- フェリーや旅客機も作れますか?
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旅客機はベースゲームで作れます。空港を Outside Connections とライン作成ツールで結ぶだけで運航でき、追加のインフラは不要です。フェリーは有料DLC「Bridges & Ports」の内容なので、DLC を入れている場合だけ作れます(1隻100人の乗客を運ぶ市内向けの水上交通)。DLC が無くても、水上の旅客輸送は Harbor の旅客船で行えます。どれも開発ツリーでの解放が必要です。
まとめ
CS2の公共交通は、マイルストーン「Grand Village」でバス・タクシーが解放されるところから始まり、トラム・地下鉄・鉄道・旅客船・旅客機は開発ツリーで開発ポイントを使って順に解放していく仕組みです(フェリーは有料DLC「Bridges & Ports」を入れている場合だけ)。どの交通手段も、専用の車庫や操車場を建て、線路や停留所・駅を用意し、Line Tool で結んで路線にするという流れは共通しています。路線を作ったあとは、Transportation Overview と路線パネルで利用率を確認し、運賃・車両数・運行時間帯を見直すことで利用者を増やしやすくなります。公共交通の建物は 1.4.2f1 で大きく増えたので、久しぶりに触る場合は選択肢が広がっている点も確認してみてください。




