Cities: Skylines(以下 CS1)で街を大きくしていくと、いつの間にか資金がマイナスに転じたり、貯金がじわじわ減っていったりする場面に出会います。「お金が足りない」「シティーズスカイラインで赤字になった」「税率はどれくらいにすればいいのか」と悩んだときに、まず確認すべき画面と、公式に説明されている税金・サービス予算・ローンの仕組みを整理します。本記事は CS1 の Economy Wiki(少なくとも一部は1.17時点で確認)と Milestones Wiki(1.16時点)の記載をもとにした内容です。無限資金などのチートや MOD の話は扱いません。
収支の見方:Economy画面を確認する
赤字の原因を探る前に、まず収入と支出がどこで発生しているかを確認します。
Economyメニューの開き方と表示内容
公式Wiki(Economy)によると、CS1では積み重なった緑のドル記号のアイコンからEconomyメニューを開き、市の収入・支出の情報を表示し、税金・予算の調整とローンの借り入れができるとされています。日本語版UIでの表記は確認できていないため、本記事では英語表記のまま案内します。
City Statisticsパネルでも収支を確認できる
公式Wiki(Economy)は、一時停止メニューから開くCity Statisticsパネルにも、経済関連の統計が表示されると説明しています。Economy画面で税率・予算・ローンを調整したら、City Statisticsパネルで推移を確認する、という組み合わせで使うとよさそうです。
赤字対策は、Economy画面で収支の内訳を確認してから、税金・サービス予算・ローンの順に見直すと整理しやすくなります。
赤字になりやすい原因を切り分ける
「お金が足りない」原因は都市ごとに違いますが、一般論とCS1の仕様を分けて整理します。
サービスの作りすぎ・維持費(一般論)
公共サービス施設は維持費がかかり続けるため、人口や需要に対して施設を作りすぎると支出が膨らみやすくなります。この考え方自体は都市運営ゲーム一般に共通するもので、CS1の維持費の具体的な計算式まではWikiから確認できていません。新しい施設を建てたあとにEconomy画面の推移を見る、という確認方法を基本にしてください。
ローンの返済が支出を圧迫していないか(仕様)
公式Wiki(Economy)によると、ローンには週ごとの支払額が設定されており、これも週次の支出に加算されます。ローンを組んでいる場合、その週次支払いがどれくらい収支を圧迫しているかもEconomy画面で確認しておくとよいでしょう。ローンの詳しい条件は後述します。
税率・予算・ローンはマイルストーンで解放される(仕様)
公式Wiki(Milestones、1.16時点)によると、税率とローンは最初のマイルストーン「Little Hamlet」(人口120〜500)到達で解放され、2件目のローンは2番目のマイルストーン「Worthy Village」(人口240〜1,000)到達で解放されます。序盤で調整できる項目が限られているのは仕様であり、施設の配置ミスだけが原因とは限らない点を押さえておいてください。
税金の考え方(Taxation)
税率は収入を直接増やせる項目ですが、上げすぎると別の問題を招く可能性があります。公式に説明されている範囲を確認します。
税率の範囲と初期値
公式Wiki(Economy)によると、税率はゾーンごとに1%〜29%の範囲で個別に設定でき、初期値は全ゾーン9%です。税率を上げると週の収入は増えますが、需要には悪影響があるとされています。
抗議行動のライン(13〜14%)とユニーク建物の解放(5%未満)
公式Wiki(Economy)は、税率を13〜14%を超えて長く維持すると住民・企業が抗議を始めると説明しています。短期の増税は、追加のローンを組みたくないときに素早く資金を作る方法として使える、とも書かれています。反対に、5%未満の低税率を短期間維持すると、一部のユニーク建物の解放条件を満たすとされていますが、その間は収入が減ります。
税率と需要の関係は「おすすめ税率」を断定しない
「税率は◯%がおすすめ」という具体的な数値は、本記事では書きません。公式Wiki(Economy)自身が「税率0〜13%の間で需要にどう影響するかは誰も正確に判明できていない」と注記しており、「短期の増税」という表現も数値的な保証ではなく傾向を示す言い方にとどまるためです。抗議行動が始まる13〜14%を超えないようにしながら、範囲内で少しずつ調整し、週の収支の変化を見て判断するのが安全です。
区ごとに税率を調整するTaxation Policies
公式Wiki(Taxation Policies)によると、区(District)単位で税率を上下させる政策も用意されています。例えば都市全体の低密度住宅税率が10%のとき、区に「Tax Raise for Low Density Residential」を適用するとその区の税率は12%になります。増税系の政策はいずれも税率を2%上げる代わりに幸福度が下がり、減税系の政策はいずれも税率を2%下げる代わりに対象ゾーンの税収が減ります。いずれもマイルストーン4「Big Town」で解放されます。このページには対象バージョンの注記が見当たらないため、現行バージョンでの裏づけとしては参考程度にしてください。
サービスの予算を見直す
税率と並んで収支に直結するのが、サービスごとの予算です。
予算の範囲と効果(50〜150%)
公式Wiki(Economy)によると、サービスの予算は50%〜150%の範囲で調整でき、50%では効果は25%、150%では効果は125%になります。基本的には100%に近い運用が推奨されています。予算150%が効果の最大値で、145%から150%への最後の5ポイントの引き上げは効果をわずか0.2%しか増やさない、ともWikiは説明しています。
| 予算 | 効果(公式Wiki) |
|---|---|
| 50% | 25% |
| 100% | 100%(推奨の目安) |
| 150% | 125%(145%からの最後の5ポイントは+0.2%のみ) |
予算を下げると起こること
公式Wiki(Economy)によると、予算を上げるとサービスの供給能力(ゴミ収集車・パトカー・定員など)が増え、下げると減ります。上下水道などのユーティリティにも同様に働きます。予算を下げるとサービス範囲(カバレッジ)の強さも弱まり、届く距離が短くなるとされています。建物のレベルアップには多くの場合サービスが必要で、予算を下げたサービスがレベルアップに必要なブーストを提供できないことがある、ともWikiは説明しています。赤字対策ですべてのサービスの予算を一律に下げると、渋滞・犯罪・衛生の悪化など別の問題を招く可能性があるため、支出の大きいサービスから優先して見直すのが無難です。
昼と夜で別々に予算を設定できる
公式Wiki(Economy)は、サービスの予算を昼と夜で別々に設定できるとも説明しています。夜間だけ需要が下がるサービスがあれば、夜の予算を絞って支出を抑える、といった調整の余地があります。

ローンで資金を補う
税金やサービス予算を見直しても急場の資金が足りないときは、ローンでまとまった資金を借りる方法もあります。
解放タイミングと同時保有数(最大3件)
公式Wiki(Economy)によると、最初のローンはマイルストーン「Little Hamlet」到達後に解放され、さらに2件がそれぞれ後のマイルストーン(2件目は「Worthy Village」、3件目は「Grand City」)で解放されます。同時に持てるローンは最大3件までです。ローンは追加コストなしで即時返済できます。
4種類のローンの条件
公式Wiki(Economy)に記載されているローン4種類の条件は次のとおりです。金利や週支払額はゲーム内バージョンで変わる可能性があるため、実際に借りる前にEconomy画面の表示で確認してください。
| ローン | 解放 | 借入額 | 返済期間 | 金利 |
|---|---|---|---|---|
| Silver Sunset Bank | Little Hamlet到達 | 20,000 | 52週 | 5% |
| Global Credit Inc. | Worthy Village到達 | 60,000 | 260週 | 10% |
| Pyramid Capital | Grand City到達 | 200,000 | 520週 | 15% |
| Bailout Loan | 資金-₡10,000到達 | 50,000 | 返済計画なし | なし |
救済融資(Bailout offer)は実績が無効になる
公式Wiki(Economy)によると、資金指標が-₡10,000を下回ると、いつでも救済融資(bailout offer)を受けるか断るかを選べます。ただし受け入れるとそのセーブデータは実績の対象から外れ、1セーブにつき1回しか受けられません。実績を狙っているセーブでは、救済融資に頼る前に税率・予算の見直しと通常のローンで立て直せないか検討したほうがよさそうです。
DLC「Financial Districts」で増える財政関連の機能
ここから先はDLC「Financial Districts」(ミニ拡張)を導入している場合の機能です。基本ゲームのみでは使えません。
Stock Exchangeと投資
公式アナウンス(2022年12月3日の Financial Districts 開発日記 #1)によると、Stock Exchangeはマイルストーン「Big Town」到達後にUnique Buildingsの新しいFinancial Buildingsタブから建設でき、投資(Investments)とBank(銀行)の機能を解放します。投資はEconomyインターフェース内の新パネル、またはBudgetメニューかStock Exchangeから開く「Investments」パネルから行えます。Wiki(Economy、1.17時点)によれば、Stock Exchangeは周辺のFinancial Offices特化区画に2〜6%の税ボーナスを与え、International Trade BuildingにもFinancial Offices向けの効果範囲があるとされています。
Financial District Specializationは税収と幸福度のトレードオフ
公式アナウンス(Financial Districts発売告知)によると、都市がマイルストーン「Big Town」に到達すると、オフィスゾーン向けの新しい区の特化「Financial District Specialization」が解放されます。基本のオフィスゾーンより高い税収を生みますが幸福度を下げ、周辺にStock Exchangeがあると税収ボーナスが増えるとされています。財政を立て直す手段の一つにはなりますが、幸福度への影響と引き換えになる点に注意してください。

- CS1でお金が足りないとき、最初に何を確認すればいいですか?
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まずEconomy画面(積み重なった緑のドル記号のアイコン)で収入と支出の内訳を確認します。一時停止メニューのCity Statisticsパネルでも経済関連の統計が見られるので、あわせて推移を確認するとよいでしょう。
- 税率は何%がおすすめですか?
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公式に「この税率がおすすめ」という記載はないため、本記事では具体的な数値を断定しません。税率は1%〜29%の範囲でゾーンごとに調整でき、13〜14%を超えて長く維持すると住民・企業が抗議を始めるとされています。抗議のラインを超えないようにしながら、少しずつ動かして収支の変化を見て判断してください。
- サービスの予算はどれくらいに設定すればいいですか?
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公式Wikiは「基本的には100%に近い運用が推奨される」と説明しています。50%では効果が25%、150%では効果が125%になり、予算を下げるとサービスの供給能力とカバレッジの範囲も落ちるため、赤字対策で一律に下げるのではなく、支出の大きいサービスから優先して見直す方法が無難です。
- ローンはどれくらい借りられますか?
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公式Wikiによると、同時に持てるローンは最大3件までで、マイルストーンの進行で1件ずつ解放されます。Silver Sunset Bank(20,000・52週・金利5%)から始まり、Global Credit Inc.(60,000・260週・金利10%)、Pyramid Capital(200,000・520週・金利15%)と続きます。資金指標が-₡10,000を下回ると、実績が無効になる救済融資も選べます。
まとめ
CS1でお金が足りないと感じたら、まずEconomy画面とCity Statisticsパネルで収支の内訳を確認し、税金・サービス予算・ローンの順に見直すのが基本の流れです。税率は1%〜29%の範囲で調整でき、13〜14%を超えて長く維持すると抗議行動につながるため、その手前で少しずつ調整して収支の変化を見てください。サービス予算は100%に近い運用が推奨されており、下げすぎるとレベルアップやカバレッジに影響します。それでも資金が足りないときは、マイルストーンで解放されるローンを使い、実績を保ちたい場合は救済融資に頼る前に他の手段を検討しましょう。DLC「Financial Districts」を導入していれば、Stock ExchangeとFinancial District Specializationも財政の選択肢に加わります。
