Cities: Skylines II(CS2)の電気と水道:足りないときの見直し方と施設の選び方

Cities: Skylines II(CS2)の電気と水道:足りないときの見直し方と施設の選び方

Cities: Skylines II(以下 CS2。「シティーズ スカイライン2」とも呼ばれます)で街を育てていると、住宅地の幸福度が伸び悩んだり、工場の効率が急に落ちたりして「電気か水が足りていないのでは」と気になる場面が出てきます。

CS2 の電気・上水道・下水道はいずれも Info View(情報表示パネル)で状況を確認できますが、原因は発電施設の不足だけとは限らず、送電網の接続や予算設定が原因のこともあります。

本記事では、公式 Wiki の範囲で、足りないときの見分け方、発電施設・取水施設・下水処理施設の種類、確認すべきポイントを整理します。

本記事は CS2 の Patch 1.6.2f1「Autumn Breeze」(2026年9月16日配信)時点の内容です。

目次

足りないときの見分け方

電気・水・下水が足りているかどうかは、まず Info View で確認します。公式 Wiki によると、CS2 の Info View には Electricity と Water & Sewage がそれぞれ独立したパネルとして用意されています。

Electricity の Info View

公式 Wiki の説明によると、Electricity の Info View パネルは総電力供給量、電力取引(外部接続を通じた電気の輸出入。後述)の有無、バッテリーの総充電量を表示します。

地図上では発電施設・トランス(トランスフォーマーステーション。後述)・バッテリーが強調表示され、送電網は現在の消費量に応じて緑〜赤で色分けされ、ボトルネックがハイライトされます。

地形にはオプションで風速・風向、地下水の位置、地表水の流れも重ねて表示できます。

送電網の色が赤くなっている場所があれば、そこが電力不足の起きている範囲だと読み取れます。

Water & Sewage の Info View

同じく公式 Wiki によると、Water & Sewage の Info View パネルは総水道・下水の供給量、水の取引の有無、下水輸出の有無を表示します。

地図上では水道・下水施設が強調表示され、上水道のパイプはきれいな水なら青、汚染された水なら茶色で色分けされます。

地下水の位置・地表水の流れと、それぞれの汚染状況もあわせて表示されます。

パイプが茶色く表示されている場合は、水量そのものよりも水質の問題(汚染)が疑われます。

水質と取水施設の位置関係については、汚染対策の記事でも詳しく扱っています。

ポイント

送電網・水道網の色は、Electricity / Water & Sewage の各 Info View で確認できます。赤や茶色の範囲が出ていれば、その周辺の施設・接続をまず疑ってください。

電気:発電施設の種類と送電

公式 Wiki は、電気を「都市運営の主要な要素の一つ」と位置づけています。

ほとんどの建物が機能するために電力を必要とし、市民は電力不足が長く続くと退去してしまいます。

企業も電力を奪われると効率の大半を失い、生産と機能がほぼ止まって、やがて廃業に至るとされています。

発電施設の種類と特徴

公式 Wiki によると、CS2 の発電施設は、環境に優しいが高コストな種類から、安価だが汚染の多い化石燃料まで幅広く用意されています。

発電施設 系統 公式 Wiki の説明
Wind Turbine(風力タービン)クリーン・高コスト環境に優しいが費用がかかる種類として紹介
Solar Power Plant(太陽光発電所)クリーン・高コスト同上
Geothermal Power Plant(地熱発電所)クリーン・高コスト同上
Hydro-electric Power Plant(水力発電所)クリーン・高コスト同上。出力は「varies(変動する)」とのみ記載
Coal Power Plant(石炭発電所)化石燃料安価だが汚染が多いと説明
Gas Power Plant(ガス発電所)化石燃料同上
Nuclear Power Plant(原子力発電所)高コスト高コストだがほぼどんな規模の都市にも十分な電力を供給できると説明

水力発電所の出力について、公式 Wiki の施設一覧表(少なくとも一部はバージョン1.5時点で確認、ページ全体に「情報が古くなっている可能性がある」との注記あり)には「varies(変動する)」とだけ記載されており、具体的な数値やダム規模との関係は確認できませんでした。

序盤に電気・上水道・下水道をどの順で通すかは、序盤ガイドの記事で扱っています。

送電の仕組みとトランス

公式 Wiki(Service buildings ページ、バージョン1.5時点。ページには「情報が古くなっている可能性がある」との注記あり)によると、トランスフォーマーステーション(Small Transformer Station / Transformer Station)は、発電所からの高電圧電流を建物が使える低電圧電流に変換する施設です。

トランスフォーマーステーションを Outside Connections(外部接続)からの送電線に接続すると、電気の輸出入ができるようになるとされています。

発電量そのものに問題が無くても、トランスや送電線が届いていない区画は電力不足になり得ます。

Info View で送電網が途切れていないかも確認してください。

上水道:地表水と地下水

公式 Wiki によると、きれいな水が不足すると市民は不幸になり、企業の機能は効率が大きく下がって停止します。都市サービスも、きれいな水を奪われると効果の大半を失うとされています。

地表水と地下水の違い

上水道の取水方法には2種類あります。

公式 Wiki によると、地表水(surface water)は開放水域(川・湖・海などの水域)から汲み上げられ、水質は下水由来の汚染の影響を受けます。

地下水(groundwater)は帯水層から汲み上げますが、補充速度に限りがあり、地面の汚染の影響を非常に受けやすいため、水源はあらかじめ計画しておく必要があるとされています。

地下水を使う施設を汚染源の近くに置いてしまうと、水質・水量の両面で不利になりやすい、ということです。

取水施設の種類

公式 Wiki(Service buildings ページ、バージョン1.5時点)が挙げる主な取水施設は次のとおりです。

水汲み上げ施設(Water Pumping Station)と高度水汲み上げ施設(Advanced Water Pumping Station)は地表水を、地下水汲み上げ施設(Groundwater Pumping Station)は地下水を取水します。

これに対し、各種水塔(Water Tower など)は水源に接する必要がなく、どこにでも設置できるタイプとして紹介されています。

水源の近くに置けない区画には水塔、水量を稼ぎたい場所には水汲み上げ施設、というように使い分けることになります。

取水施設を下水の排出管より下流や近い位置に置くと、地表水は下水由来の汚染の影響を受けるため、取水施設は下水の排出管より上流に、距離を空けて置くのが無難というのが当サイトの整理です(公式 Wiki に明記された配置ルールではありません。詳しくは前述の汚染対策の記事を参照してください)。

下水道:排出口と処理施設

公式 Wiki によると、CS2 の下水処理は2通りの方法があります。それぞれの役割を見ていきます。

下水排出口(Sewage Outlet)

公式 Wiki によると、下水排出口(Sewage Outlet)は水系ネットワークの外の開放水域へ下水をそのままポンプで排出する施設です。

処理せずに排出するため、設置・維持のコストは低く抑えられますが、その分だけ開放水域が汚れやすくなります。

取水施設を下水排出口より上流・遠方に置いたほうが無難だと当サイトが整理している理由も、ここにあります(地表水は下水由来の汚染の影響を受けるため。公式 Wiki に明記された配置ルールではありません)。

排水処理施設(Wastewater Treatment Plant)

もう一方は、排水処理施設(Wastewater Treatment Plant)で浄化してから淡水ネットワークへ戻す方法です。

公式 Wiki によると、浄化の過程で集められた汚染物質は固形廃棄物となり、ごみ処理施設へ運べるとされています。

なお公式 Wiki の施設一覧表(バージョン1.5時点)では、この処理施設は「Water Treatment Plant」という見出しで、本文中のアップグレード名は「Wastewater Treatment Plant」と表記されており、表記に揺れがあります。

浄化して戻す分だけ排出口への依存を減らせる一方、固形廃棄物の受け皿(ごみ処理施設)の余裕を見ながら判断する必要がある、というのが当サイトの整理です。

足りないときに確認すること

Info View で不足が見えたら、次の点を順に確認します。仕様として公式に確認できている部分と、当サイトの整理を分けて説明します。

サービス予算

公式 Wiki(Economy・Services のページ。少なくとも一部はバージョン1.0時点の記述)によると、サービス予算はマイルストーン3(街の成長に応じて機能が順に解放される段階の3つ目)で解放され、50%〜150%の範囲で設定できます。

50%では効率25%、150%では効率125%になります。

予算を増減すると、水道ポンプや発電施設を含む施設のサービス容量(能力)も増減するとされています。

予算を下げすぎていないか、経済パネル(予算や料金を調整する画面)で確認してください。

サービス料金

同じく公式 Wiki(少なくとも一部はバージョン1.0時点の記述)によると、サービス料金もマイルストーン3で解放されます。

電気と上下水道の料金は市民・企業の双方が支払い、経済パネルで調整できます。

基準の100%より1%下げるごとに電力消費が+0.2%、企業効率が+0.2%、市民幸福度が+0.05変化し、100%より1%上げるごとに電力消費が-0.4%、企業効率が-0.4%、市民幸福度が-0.1変化するとされています。

料金を上げすぎると電力消費自体は下がりますが、企業効率と市民幸福度も下がる、というトレードオフがあることになります。

送電網・パイプの接続

予算・料金に問題が無い場合は、前述の Info View で送電網・水道網が途切れていないかを見ます。

発電量・取水量が足りていても、パイプや送電線が新しい区画まで届いていなければ、その区画は不足のままです。

公式 Wiki は、道路について「水道管と電線があらかじめ道路の下に敷かれており、水と電気を配るための基本インフラになっている」と説明しています。

道路がつながっているかどうかも合わせて確認してください。

外部接続からの輸出入

公式 Wiki によると、電気・水道・下水はいずれも都市境界の Outside Connections(外部接続)を通じて輸出入できます。

電気は送電線経由でトランスフォーマーステーションへ、または逆方向へ送られ、そこから地域の送電網に分配されます。

マップ上には最初から周辺へ通じる送電線があり、序盤から近隣都市と接続できるとされています。

きれいな水はパイプの外部接続経由で運ばれ、下水も同様に送受信できますが、水・下水を輸出入するには都市がマップの端まで成長し、パイプの外部接続を作る必要があるとされています。

自前の発電・取水施設をすぐに増設できない場合は、輸入で一時的に不足を補う選択肢もありますが、水・下水の輸入は電気ほど序盤から使える手段ではない、という違いがあります。

パッチで変わった点

CS2 の電気・水道まわりには、不具合修正のほか、マップの水域(川・湖・海)のシミュレーションの刷新(Patch 1.3.6f1)や新しい施設の追加(Bike Patch 1.4.2f1)もありました。

公式アナウンス(Steam のパッチノート)で確認できた範囲を、仕組みと施設の変更、不具合修正の順に紹介します。

1.3.6f1 と 1.4.2f1 で変わった仕組みと追加施設

パッチ 配信日 電気・水道関連の変更(公式アナウンス)
Patch 1.3.6f12025年10月30日マップの川・湖・海の水を生み出す仕組み(water source)を新しく改良したものに置き換え、水のシミュレーションを改善。全マップを新しい仕組みに更新し、エディターでマップを新しい仕組みに変換するオプションを追加(パッチノートの Misc の項目)。プレイ可能範囲の外にも水を追加(Gameplay の項目)
Patch 1.3.6f12025年10月30日Small Emergency Shelter(小さな緊急避難所)に、少量の電気・水の消費を追加
Bike Patch 1.4.2f12025年11月19日電気の施設として Windmill(風車)・Small Wind Turbine(小型風力タービン)・Small Transformer Station(小型トランスフォーマーステーション)を追加
Bike Patch 1.4.2f12025年11月19日上下水道の施設として Multi-Column Elevated Water Tower(多柱式の高架水塔)を追加

1.3.6f1 の水の変更は、マップの水域とその水の流れのシミュレーションについての項目です。

パッチノートには、取水施設や下水施設の能力・料金を変えたという記述はありません。

地表水を汲み上げる施設は開放水域から取水するので、川や湖の水の振る舞いが新しくなった、という点だけ押さえておけば十分です。

1.3.6f1 は有料拡張「Bridges & Ports」と同時の配信ですが、上の変更はパッチノートの「Base game changes」(基本ゲームの変更)に載っている項目です。

1.4.2f1 の4施設は、パッチノートの無料コンテンツ(New Free Content)の「New Service Buildings」(新しいサービス施設)に載っている施設です。

表の施設名のかっこ内は意味の訳で、日本語版の表示名とは異なる場合があります。

Hotfix 1.2.3f1〜Patch 1.5.9f1 の修正と調整

パッチ 配信日 電気・水道関連の修正(公式アナウンス)
Hotfix 1.2.3f12025年1月22日水力発電所の発電量がシミュレーション速度に依存していた不具合を、一定の流速を追加して修正
Patch 1.3.3f12025年6月11日イージーモードの水道・下水の輸出入コストを、電気の輸出入コストの変更と同じ比率に調整
Bike Patch 1.4.2f12025年11月19日水汲み上げ施設が常に「水位が低すぎます」という通知を出し続ける不具合を修正
Patch 1.5.9f1「Morning Dew」2026年5月27日市民・企業が電気関連の費用(electricity costs)を計算するときに、水道料金(water fee)ではなく電気料金(electricity fee)を使っていた不具合を修正(原文の文面どおり)

1.3.3f1 の調整を除けば、いずれも仕様変更というより不具合修正です。

1.5.9f1 の項目は、原文では「電気の費用に電気料金を使っていたのが誤り」と読める書き方になっています。

水道料金を使うべきだった費用が具体的に何を指すのかは、パッチノートからは読み取れません。

いずれにしても 1.5.9f1 の前後で料金の計算が変わっているため、古いバージョンから続けている街の過去の収支と、現行バージョンの収支を単純比較すると差が出る可能性があります。

1.6.2f1「Autumn Breeze」は見た目の修正のみ

現行の 1.6.2f1「Autumn Breeze」(2026年9月16日配信)のパッチノートには「fixes for water flow」という記載がありますが、明細を見ると「水流に関する視覚表現に使う値の修正」とあり、電気・上水道・下水道の容量や料金体系そのものを変更したという記述は見当たりませんでした。記述が無いことをもって「仕様が変わっていない」と断定はできませんが、直近のパッチで見た目以外の変更があったとは確認できていません。

よくある質問

電気が足りているか一目で確認する方法はありますか?

Electricity の Info View を開くと、総電力供給量・電力取引の有無・バッテリー総充電量が表示され、送電網は消費量に応じて緑〜赤に色分けされます。赤くなっている範囲があれば、その周辺で電力が不足しています。

おすすめの発電所はどれですか?

公式 Wiki は、風力・太陽光・地熱・水力をクリーンだが高コストな種類、石炭・ガスを安価だが汚染の多い種類として紹介し、原子力は高コストながらほぼどの規模の都市にも十分な電力を供給できるとしています。予算・汚染・都市の規模のどれを優先するかで選ぶことになり、公式が特定の1つを「おすすめ」として挙げているわけではありません。

下水が足りないときは、排出口と処理施設のどちらを増やせばいいですか?

公式 Wiki は、下水排出口はそのまま開放水域へ排出する施設、排水処理施設は浄化して淡水網へ戻す施設と説明しています。処理能力そのものが足りない場合はどちらを増設してもかまいませんが、開放水域の水質(下流の取水施設への影響)を気にするなら、浄化して戻す排水処理施設のほうが排出口より水質への影響を抑えやすい、というのが当サイトの整理です。

水力発電所は建てる前に何か注意することがありますか?

公式の資料で確認できる、建てる前の注意点はありません。

公式 Wiki には出力が「varies(変動する)」とだけ記載されており、具体的な出力条件は確認できませんでした。

なお公式アナウンスによると、発電量がシミュレーション速度に左右される不具合は Hotfix 1.2.3f1(2025年1月22日)で修正されています。

まとめ

CS2 の電気・上水道・下水道が足りないときは、まず Electricity と Water & Sewage の Info View で送電網・水道網の色を確認します。

発電施設は風力・太陽光・地熱・水力のクリーン系、石炭・ガスの化石燃料系、高コストだが安定した原子力に分かれ、上水道は地表水と地下水、下水は排出口と処理施設のどちらを使うかで、水質・容量のバランスが変わります。

施設自体に問題が無い場合は、サービス予算・サービス料金・送電網やパイプの接続、外部接続からの輸入まで確認すると原因を特定しやすくなります。

取水施設と下水の位置関係は汚染対策の記事、序盤での最初の手順は序盤ガイドの記事もあわせて参考にしてください。

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