Cities: Skylines(以下 CS1)でゾーンを塗ったのに建物がなかなか建たない、商業や工業だけ需要が伸びない、といった状況に出会うことがあります。「シティーズスカイライン 需要 上がらない」「cities skylines 住宅需要」で調べても、CS2(Cities: Skylines II)の記事や情報が混ざっていて分かりにくいと感じた方もいるはずです。本記事では CS1 の需要バーの見方、ゾーンごとの需要の決まり方、需要が上がらないときに確認する項目を、公式 Wiki(Zoning、1.16時点/Economy、少なくとも一部は1.17時点)で説明されている範囲と一般論を分けて整理します。CS2 の仕様は扱いません。
需要(Demand)バーの見方
公式Wiki(Zoning、1.16時点)によると、CS1の需要は住宅・商業・工業向けの建物を求める市民からの要求で、画面下部の中央よりやや左に3本の需要バーが表示され、住宅=緑・商業=青・工業=オレンジに色分けされています。まずはこのバーがどこにあり、何を表しているのかを押さえます。
需要がある前提で、建物は時間とともに自動で建つ
公式Wiki(Zoning、1.16時点)によると、空のゾーンに種類(住宅・商業・工業)を割り当てると、そこに住みたい・事業をしたいと考える市民がいる前提のもとで、時間とともに建物が自動で建つとされています。逆に言えば、ゾーンを塗ってもその種類の需要がほぼゼロであれば、建物はなかなか建ちません。まずは需要バーそのものを確認する、というのが最初のステップです。
MODなしでは建物を直接配置できない
公式Wiki(Zoning、1.16時点)によると、MODを使わない限り成長建物(growable buildings)を直接置くことはできず、住民や企業が移り住み、住み続けたいと思えるだけの魅力をゾーンに持たせる必要があるとされています。「需要バーを上げる」という作業は、街のどこかに住民・企業を引き寄せる条件を整える作業と言い換えられます。
塗れる範囲は道路から最大4マス
公式Wiki(Zoning、1.16時点)によると、ゾーンとして塗れる範囲は道路から最大4マス(1マス=8×8m)までです。ゾーニング自体は無料ですが、道路や各種サービスにはコストがかかるとされています。需要があっても、道路から離れすぎた区画や道路そのものが無い区画には建物が建たないため、需要の確認とあわせて区画の位置も見ておくとよいでしょう。

ゾーンごとの需要の決まり方
公式Wiki(Zoning「In Depth」節、1.16時点)は、商業需要と工業需要については具体的な仕組みを説明していますが、住宅需要を直接説明する記載は見当たりませんでした。この記事では、確認できた範囲をそのまま書きます。
商業需要:従業員の比率と来客スペースの2指標
公式Wiki(Zoning「In Depth」節、1.16時点)によると、商業需要は2つの指標を組み合わせたものです。1つ目は市民数に対する商業従業者数の比率で、需要がゼロになる基準は市民8人あたり商業従業者1人とされ、これが街のRCI比率(住宅・商業・工業の需要バランス)の要になっていると説明されています。2つ目は、来客用スペースのうち空いている分と、使われていない分の比率です。
この2つ目の指標は、Wiki上は「商業需要」として表示されますが、実際には来客用スペース(レジャー)への需要を測っているとされています。公式Wiki(Zoning「In Depth」節、1.16時点)によれば、この需要は公園や広場のような非商業の施設でも満たせるとされており、以前は公園が商業需要を過剰に抑え込んでしまう問題があったものの、パッチ1.0.6bで対処されたと記載されています。商業ゾーンを増やしても需要が動かないときは、公園・広場の充実度も一緒に見直す余地があります。
工業需要:市内の失業率をそのまま反映
公式Wiki(Zoning「In Depth」節、1.16時点)によると、工業需要は単純に市内の失業率を反映したもので、Populationパネルでも確認できるとされています。雇用は工業ゾーンだけでなくオフィスゾーン(IT Clusterを除き製品は作らない)や商業ゾーンでも生まれますが、商業は工業・オフィスに比べて雇用できる人数がかなり少ないとも説明されています。失業者が多い状態は、工業需要が伸びる方向に働くことになります。
住宅需要とオフィス:専用の需要バーは無い
需要バーは住宅・商業・工業の3種類だけで、オフィス専用のバーはありません。公式Wiki(Zoning、1.16時点)によると、需要バー自体が「住宅・商業・工業向けの建物を求める市民からの要求」と定義されているため、オフィスゾーンの建物需要はこの3本のバーには含まれず、上で触れたとおり工業需要(失業率)の一部として雇用の受け皿になっていると考えられます。また、住宅需要そのものを直接説明する記載は、今回確認できた公式Wikiの範囲には見当たりませんでした。ゾーンを塗ってから建物が建つまでの流れは3種類とも共通ですが、需要の中身がどう決まるかについて公式に詳しく説明されているのは商業・工業までである、という点を押さえておいてください。
公式Wiki(Zoning「In Depth」節、1.16時点)は、商業・工業の需要インジケーターが実際の商品の生産・販売量そのものを示すものではなく、誤解を招きやすいとも注記しています。輸出入が過不足しているかどうかは、需要バーではなくOutside Connectionsパネルで確認するようすすめられています。

需要が上がらないときに確認すること
需要バーが伸び悩むとき、確認しておきたい項目を順に見ていきます。公式Wikiで直接説明されている仕様と、そこから外れる一般論を分けて書きます。
失業率をPopulationパネルで確認する
工業需要は失業率をそのまま反映するという仕様(前述)から、まず確認すべきはPopulationパネルの失業率です。公式Wiki(Citizens、1.16時点)によると、市民個々の就労・進学状況は情報ウィンドウに表示され、職や進学先を持たない市民は「unemployed(失業中)」と表示されます。失業者が多いのに工業需要が上がらない、あるいは逆に工業需要はあるのに失業者がいない、といった食い違いがあれば、区画の位置(道路から4マス以内か)やサービスのカバー範囲の問題を疑う手がかりになります。
税率を確認する
公式Wiki(Economy、少なくとも一部は1.17時点)によると、税率は住宅・商業・工業などのゾーンごとに1%〜29%の範囲で個別に調整でき、初期値は全ゾーン9%です。税率を上げると週次収入は増えますが、需要には悪影響があるとされています。13〜14%を超えて長く維持すると住民・企業が抗議を始めるため、資金繰りのために一時的に上げる場合もそのラインを目安にしてください。
ただし、税率0〜13%の範囲で需要にどの程度影響するかは、公式Wiki(Economy)自身が「誰も正確に判明できていない」と注記しています。「税率を◯%にすれば需要が上がる」という具体的な数値は本記事では書きません。需要が伸び悩んでいるゾーンの税率が他より高めになっていないか確認し、抗議のラインを超えない範囲で少しずつ調整して様子を見る、という進め方が無難です。

サービスの予算を確認する
公式Wiki(Economy、少なくとも一部は1.17時点)によると、サービスの予算は50%〜150%の範囲で調整でき、50%まで下げると効果は25%に、150%まで上げると効果は125%になるとされています。予算を下げるとサービスの供給能力(車両数・定員など)とカバー範囲の強さが弱まり、建物のレベルアップに必要なブーストを提供できなくなることがあるとも説明されています。需要そのものを直接動かす項目ではありませんが、予算を絞りすぎたサービスが街の魅力を落とし、間接的に需要へ跳ね返ることは考えられます。財政を優先してすべてのサービスを一律に絞っていないか、確認しておくとよいでしょう。
建物のレベルアップは需要とは別の仕組み
「需要バーは伸びているのに建物が育たない(レベルアップしない)」という悩みは、需要とは別の仕組みで起きます。公式Wiki(Zoning、1.16時点)によると、建物のレベルアップ条件はゾーンの種類ごとに異なります。
| ゾーン | レベルアップ条件(公式Wiki) |
|---|---|
| 住宅 | 地価、住民の平均教育レベル |
| 商業 | 地価、客(住宅建物レベルで測る富裕度)の平均 |
| 工業 | 労働者の平均教育レベル、サービスカバレッジスコア |
| オフィス | 労働者の平均教育レベル、サービスカバレッジスコア |
公式Wiki(Zoning、1.16時点)は、サービスは住宅・商業の建物レベルに直接は影響しないが、地価を通じて間接的に影響すると注記しています。つまり、消防署や警察署を置いても住宅・商業の建物が直接レベルアップするわけではなく、地価が上がることで間接的にレベルアップしやすくなる、という順番です。工業・オフィスは労働者の教育レベルとサービスカバレッジスコアが直接の条件になっている点が、住宅・商業と違うところです。需要が上がっているのに建物が育たないと感じたら、需要バーではなく、この表の条件を見直してください。
- CS1で需要バーはどこで確認できますか?
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公式Wikiによると、画面下部の中央よりやや左に3本の需要バーがあり、住宅=緑・商業=青・工業=オレンジに色分けされています。需要は住宅・商業・工業向けの建物を求める市民からの要求を表しており、オフィス専用のバーはありません。
- 商業需要がまったく上がらないのはなぜですか?
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公式Wikiによると、商業需要は市民数に対する商業従業者数の比率(需要がゼロになる基準は市民8人あたり商業従業者1人)と、来客用スペースの空き具合の2つで決まります。後者は実質的にレジャーへの需要で、公園や広場を増やすことでも満たせます。工業ゾーンの生産量そのものは需要バーには直接反映されないので、輸出入の状況はOutside Connectionsパネルで確認してください。
- オフィスの需要はどう確認すればいいですか?
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公式Wikiによると、需要バーは住宅・商業・工業の3種類で、オフィス専用のバーはありません。オフィスの雇用は工業需要(市内の失業率)の一部として扱われていると考えられ、オフィスゾーンを増やす判断は工業需要のバーと失業率を見ながら行うことになります。
- 需要が上がっているのに建物がレベルアップしないのはなぜですか?
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需要とレベルアップは別の仕組みです。公式Wikiによると、住宅は地価と住民の平均教育レベル、商業は地価と客の富裕度の平均、工業・オフィスは労働者の平均教育レベルとサービスカバレッジスコアがレベルアップの条件です。サービスは住宅・商業の建物レベルに直接は影響せず、地価を通じて間接的に影響するとされています。
まとめ
CS1の需要バーは住宅(緑)・商業(青)・工業(オレンジ)の3本で、画面下部のやや左に表示されます。公式Wikiによると、商業需要は市民数に対する従業員比率(ゼロ基準は市民8人あたり1人)と来客スペースの空き具合の2指標、工業需要は市内の失業率そのものです。住宅需要とオフィスについては、公式Wikiで確認できた範囲に直接の説明は見当たりませんでした。需要が伸び悩んだら、失業率(Populationパネル)、税率(1〜29%、13〜14%超は抗議、0〜13%の影響は未解明)、サービスの予算(50〜150%)の順に確認し、それでも建物が育たないときは需要ではなく、地価・教育レベル・サービスカバレッジといったレベルアップの条件を見直してください。


