Cities: Skylines II(CS2)のPark Adventures:開発日記でわかった公園地区の仕組み

Park Adventures は、CS2(Cities: Skylines II)の公園づくりの有料拡張(DLC)です。

「公園はどうやって作るの?」「買わないと関係ない話なの?」と気になっている人も多いはずです。

2026年10月15日、Steam の公式アナウンスで Park Adventures の開発日記(Dev Diary)が公開されました。

この記事では、その開発日記で語られた公園の仕組みと設計の考え方を整理します。

Park Adventures は2026年10月17日時点で未発売です。

ここに書く内容は、どれも開発日記の時点の予定です。

開発日記に発売日は書かれていません。

公園地区・公園タイプ・経験値・入場料などは、Park Adventures(有料拡張)の内容として紹介されています。

一方、拡張を持っていない人にも届くと原文で明記されているのは2つだけです。

市民のお出かけ(レジャー)の仕組みと、行き先の選び方の改善です。

Park Adventures は Expansion Pass 2 に含まれる拡張です。

Expansion Pass 2 は、2026年9月16日に発売された CS2 の追加コンテンツのセットです。

Steam のストアページでは、2つの拡張(Expansion)などをまとめたものと説明されています。

何が入る予定か、いつごろ出る予定か(Expansion Pass 2 の案内では Q4 2026=2026年10〜12月)は、次の記事にまとめています。

対象は CS2(2026年10月17日時点の最新は Patch 1.6.2f1)だけです。

CS1(Cities: Skylines)の話ではありません。

目次

開発日記「City Corner #13」とは

公式の連載「City Corner」の13回目が、Park Adventures の開発日記の第1回

「City Corner」は、CS2 の公式アナウンスで続いている連載の名前です。

今回はその13回目で、題名は「City Corner #13 – Designing Park Adventures」です。

公式は、今回はいつもと趣向を変えて開発日記にした、と書いています。

そしてこれが、Park Adventures の開発を追う開発日記シリーズの第1回だと説明しています。

つまり「#13」は連載の通し番号、「第1回」は開発日記シリーズの番号です。

公式は、近いうちに続きの開発日記を出すとも書いています。

話しているのはデザイナーとプログラマー

第1回で話しているのは、デザイナーの Jesse さんとプログラマーの Marko さんです。

拡張がどう生まれたか、最初の発想はどこから来たか、何を目指したかが語られています。

シリーズの今後の回では、別の開発メンバーが話す予定です。

公園の遊び方の流れ(開発日記の時点の予定)

まず、Park Adventures で公園を作るときの大まかな流れを見ておきます。

範囲を描いて建物を置き、来園者が増えると新しい建物が使えるようになる

開発日記によると、基本の流れは3つです。

STEP
公園の範囲を描く

公園にしたい場所を、地区として描きます。

地区は、街の一部を線で囲んで1つのまとまりにする仕組みです。

STEP
建物を置く

遊具や展示などの建物を置いていきます。

STEP
市民の訪問で公園が育つ

市民が公園の中や周りを歩き回ります。

市民の訪問は、公園タイプごとの経験値(原文は experience)になります。

経験値がたまると、新しい建物が解放されます。

来園者が多いほど公園が育ち、置ける建物が増えていく、という仕組みです。

4つの公園タイプ:遊園地・動物園・自然保護区・街の公園

公園タイプは4つに決まった、と開発日記は書いています。

名前は英語表記です。日本語版の表記はまだ確認できていません。

公園タイプ(英語表記)開発日記での説明
Amusement Park(遊園地)アトラクションと乗り物が中心
Zoo(動物園)動物の展示から展示へ歩いて回る
Nature Reserve(自然保護区)周りの地形を工夫して使える
City Park(街の公園)今ある街の中に組み込みやすい

大事なのは、公園の範囲そのものはタイプを決めないという点です。

タイプの方向を決めるのは、置いた建物です。

違うタイプを混ぜることもできます。

最初の建物を置く前に、すべてを決めておく必要はありません。

ある案で始めて、だんだん別の方向へ変えていくこともできる、と説明されています。

建物の解放も、育ててきたタイプに合わせて進みます。

全部の建物が1つの大きな一覧に並ぶ形ではない、ということです。

職員・維持費・入場料など運営の要素

建物や乗り物を置くのは始まりにすぎない、と開発日記は書いています。

建物には職員と保守が要り、その効率が市民の満足に響きます。

トイレ・食べ物・案内所などの設備(Amenities)も、同じ目的で置かれます。

設備は来園の主な目的ではありません。

それでも、訪問全体の体験に大事な役割を持つと説明されています。

運営の面では、公園ごとに職員と維持費の予算、入場料、政策(公園ごとに選べるルール)があります。

これらの決め方で、公園の動き方が変わります。

開発チームは、建物を置いて数字が増えるのを見るだけにはしたくなかった、と書いています。

同時に、公園が街のほかの部分から切り離された感じにもしたくなかったそうです。

来園者の評価で公園の問題が見える

公園には、来園者の評価とレビュー(Guest Feedback・Park Rating)が出る予定です。

目的は、公園の中の問題をプレイヤーに見えるようにすることです。

たとえば施設どうしの距離が遠すぎれば、来園者の声から分かるようにしたい、と書かれています。

直すかどうかは、プレイヤーが決めます。

情報の見せ方は、まだ作業中の部分があるそうです。

公園は「公園地区」として自分で範囲を決める

ここからは、流れの1つ目「範囲を描く」の考え方を詳しく見ます。

1つの建物や入口で公園を決める案をやめた理由

開発の早い段階で大事になった考えがあります。

それは「公園は、プレイヤーが自分で決められる範囲であるべきだ」という考えです。

最初は、中心となる1つの建物を公園の拠点にする案などもあったそうです。

しかし検討を重ねて、1つの建物や入口で公園を決める形はやめました。

代わりに選んだのが、CS2 のプレイヤーにはおなじみの「地区(district)」です。

地区は、街の一部を線で囲み、その範囲に政策(地区ごとに選べるルール)などを設定できる仕組みです。

今の CS2 の地区については、次の記事で解説しています。

公園地区の中は種類も道も自由に組み合わせられる

公園地区(park district)が決めるのは、公園がどこにあるかだけです。

中身はプレイヤーに任されます。

決まった配置を押しつけるのではなく、公園の要素に共通の枠組みを与える役目だと説明されています。

  • 違うタイプの公園を、同じ範囲に置ける
  • 建物を自由に混ぜられる
  • 歩道や道路は、その公園に合うものを使える

公園地区を決めると、街の中に緑の範囲として表示されます。

この自由さは、今の CS2 の遊び方に合わせたものだそうです。

作りたい場所や形を先に思い描き、今ある仕組みを使って実現する遊び方です。

公共交通が公園の中まで走れる

開発日記は、公共交通が公園の中を通ることもできると書いています。

決められた入口で止まるだけではない、という意味です。

地区で公園を決めたことで、公園を柔軟にできた例の1つとして挙げられています。

今の CS2 の公共交通の作り方は、次の記事にまとめています。

公園の建物は地区の外にも置ける

公園地区を決めたあと、開発チームはもう1つ決めました。

公園の中身を、公園地区の中だけに閉じ込めない、ということです。

遊具をオフィス街の横に置いてもよい

公園用の建物は、望めば街のどこにでも置けます。

公園用の建物が、公園の一部である必要はありません。

たとえばメリーゴーランド(回転木馬)を、まったく別の場所の一部として使えます。

開発日記には、オフィスビルの横に置いても問題ない、という一文もあります。

開発中の例:バスの駅の横に案内所を置き、観光客を公園へ運ぶ

開発中に実際にあった使い方も紹介されています。

街の既存の地域に、バスの駅がありました。

そこには、外部との接続(Outside Connections。街の外とつながる道路や線路など)から観光客が到着していました。

その駅のすぐ横に、公園用の案内所(info booth)が置かれました。

さらにバス路線を組んで、観光客を公園の地区まで運ぶようにしたそうです。

これは、開発チームが建物を作ったときに想定した使い方ではありませんでした。

それでも、建物の置き場所を自由にしておきたかった理由がよく分かる例だ、と書かれています。

公園で市民が見せる行動

開発日記では、公園に着いた市民が何をするかも語られています。

行列に並ぶ・乗り物に乗る・動物を見る

市民がアトラクションの行列に並ぶ様子が、目に見えるようになります。

乗り物に乗る様子や、動物の展示を眺める様子も見えます。

遊んでいると単純に見えますが、裏ではいくつもの仕組みが一緒に動いているそうです。

開発チームは、仕組みの結果が見て分かることを大事にしたと書いています。

みんなが1つの建物に行ってすぐ帰るだけでは、見ていて面白くないからです。

移動の途中でベンチなどに寄り道する仕組み

公園の小物(props)は、建物とは別に1つずつ置けます。

一部の小物には、市民が使う動きがあります。

たとえばベンチは、公園の建物から離れた場所に置いても市民が使います。

市民は、家を出る前に「このベンチに座る」と決めているわけではありません。

どこかへ向かう途中で使える小物に出会うと、立ち寄ることがあります。

使い終わると、もとの目的地へ移動を続けます。

開発チームは社内でこれを「Divert」(寄り道の意味)の仕組みと呼んでいるそうです。

ゲーム内の表示名ではなく、開発者どうしの呼び名です。

まだ作業中の部分

寄り道の仕組みは、まだ作業中だと明記されています。

ゲーム内のすべての小物で市民が遊ぶようになる、とは約束していません。

今後こうした動きを広げるための土台ができた、という説明です。

無料アップデートで全員に入る予定:市民のお出かけ(レジャー)の作り直し

ここでいうレジャー(leisure)は、市民が余暇にどこかへ出かけて過ごすことです。

開発日記によると、新しいレジャーの仕組みは Park Adventures を持っていない人にも届きます。

基本ゲームの無料アップデートとして入る予定です。

開発日記には、無料アップデートが来る時期は書かれていません。

今後の予定として説明されているので、今の CS2(Patch 1.6.2f1)ではまだ変わっていません。

これまでは市民がお出かけ先を主に距離で選んでいた

開発日記は、今のレジャーの仕組みをかなり単純だと説明しています。

市民はどんなレジャーをしたいかを決め、合う行き先を探します。

行き先は、主に距離で選ばれます。

一度決めると、考え直す理由はあまりありません。

これでは「公園で時間を過ごす」という考えが入る余地が少なく、問題になったそうです。

混み具合や施設の状態でも行き先を選ぶようになる

大きな変更は、市民が距離以外の理由でも行き先を選ぶようになることです。

  • 混み具合:混んでいれば、少し遠くても別の公園を選ぶことがある
  • 施設の状態と質:体験のよさに響く

なお、市民の年齢ごとに好みを分ける案も試されましたが、採られませんでした。

案では、子どもは刺激、大人は人との交流、高齢者はくつろぎを好むとしていました。

しかし大人が人口の60〜70%を占めます。

そのため、大人に合う1種類の公園だけ作れば足りてしまう、と説明されています。

開発日記は、基本ゲームには見た目などの改善も入る予定だと書いています。

その中身は、今後の開発日記で詳しく紹介するそうです。

ここからは、Park Adventures の公園の中での話です。

公園の中でも、市民は歩きながら行き先を見比べます。

距離、行列の長さ、もっとよい行き先がないかを考えます。

よさそうに見えたホットドッグの屋台も、着くころに長い行列ができていれば魅力が下がります。

レストランはアトラクションに近い扱いになります。

トイレなどの設備は、訪問中に出てくる二次的な欲求を満たす役目です。

設備の質や使いやすさは体験に響き、公園の評価にも影響しうると書かれています。

よくある質問

Park Adventures はもう遊べますか?

2026年10月17日時点では未発売です。

今回の開発日記にも発売日は書かれていません。

Park Adventures を買わないと、新しいレジャーの仕組みは使えませんか?

開発日記によると、新しいレジャーの仕組みは持っていない人にも届く予定です。

市民の行き先の選び方の改善も、全員が対象です。

公園用の建物は公園の中にしか置けませんか?

開発日記では、街のどこにでも置けると説明されています。

ベンチなどの小物も、離れた場所で市民が使います。

開発日記の続きはありますか?

公式は、今回をシリーズの第1回とし、近いうちに続きを出すと書いています。

まとめ

2026年10月15日の開発日記で、Park Adventures の公園の作り方の考え方が見えてきました。

  • 公園は、入口の建物ではなく自分で描く公園地区で決める
  • 公園のタイプは、範囲ではなく置いた建物で決まり、混ぜられる
  • 公共交通は公園の中まで走れ、公園用の建物は地区の外にも置ける
  • 市民のお出かけの仕組みは作り直され、無料アップデートで全員に届く予定

どれも開発日記の時点の予定で、発売までに変わる可能性があります。

今の CS2 の基本ゲームにも、公園やレクリエーション施設はあります。

今の CS2 の基本ゲームで公園を使うときは、次の記事を参考にしてください。

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