Cities: Skylines II(以下 CS2)で街を育てていると、「学校を建てたはずなのに教育レベルが上がらない」「求人が埋まらず企業の効率が落ちている」と感じる場面があります。CS2 の教育は、小学校・高校・カレッジ・大学という4種類の学校と、市民が進学と就職のどちらを選ぶかという判断が組み合わさった仕組みです。本記事では公式 Wiki とパッチノートで確認できる範囲で、教育の仕組み・学校の種類と定員・教育と雇用の関係を整理し、教育が行き届かないときの確認ポイントをまとめます。CS2 の Patch 1.6.2f1「Autumn Breeze」(2026年9月16日配信)時点の内容です。
教育の仕組み:誰がどの学校に通うか
公式 Wiki(Services ページ、バージョン1.0時点で最終確認と注記)によると、学校は市民の年齢層ごとに対応しています。子供(Children)は空きがあれば必ず小学校(Elementary School)へ通い、ティーン(Teens)は高校(High School)へ進むか働くかを選べ、大人(Adults)はカレッジ(College)や大学(University)へ進むか働くかを選べるとされています。CS2 には日本の中学校に相当する学校区分はなく、ティーンは高校が唯一の進学先です。
教育レベルは5段階
公式 Wiki によると、市民の教育レベルはUneducated・Poorly Educated・Educated・Well Educated・Highly Educatedの5段階です。学校を卒業するたびに教育レベルが1段階上がります。ただし卒業に失敗することもあり、その場合は市民が改めて「引き続き学ぶか、就職するか」を選び直すとされています。
進学か就職かは市民ごとの損得計算で決まる
公式 Wiki(Citizens ページ、1.0時点)は、ティーンと大人は「今すぐ働いた場合の収入」と「卒業後に上位の教育レベルの職に就いた場合の収入」を比較し、より得な方を選ぶと説明しています。一部の市民は、将来の期待収入が進学のほうが高くても、働くこと自体を好んで就職を選ぶともされています。あくまで市民個々の判断の積み重ねという点は押さえておく必要があります。
小学校は近隣の子育て世帯にウェルビーイング(Well-being)ボーナスを与える特殊効果があり、家族連れを学校の近くへ誘導する効果があると公式 Wiki は説明しています。
学校の種類と定員(2026年9月21日時点)
公式 Wiki(Citizens ページ)は、学校ごとに引き上げる教育レベルと、対象となる年齢層、既定の通学料金(サービス料金。マイルストーン3で解禁)を次のように説明しています。
| 学校 | 引き上げる教育レベル | 対象年齢層 | 既定の通学料金 |
|---|---|---|---|
| Elementary School(小学校) | Uneducated → Poorly Educated | 子供のみ | 月額₡50 |
| High School(高校) | Poorly Educated → Educated | ティーンのみ | 月額₡100 |
| College(カレッジ) | Educated → Well Educated | ティーン・大人 | 月額₡200 |
| University(大学) | Well Educated → Highly Educated | 大人のみ | 月額₡200 |
生徒定員の目安(施設1棟あたり)
公式 Wiki(Service_buildings ページ、バージョン1.5時点で最終確認)には、標準の建物1棟あたりの生徒定員(増築前)が次のとおり記載されています。
| 建物 | 生徒定員(公式 Wiki) |
|---|---|
| Small Elementary School | 400 |
| Elementary School | 1,000 |
| City Elementary School | 1,500 |
| Small High School | 400 |
| High School | 800 |
| City High School | 800 |
| College | 10,000 |
| University | 15,000 |
| Technical University | 15,000 |
| Medical University | 15,000 |
図書館の増築と専門大学の効果
公式 Wiki によると、高校・カレッジ・大学には図書館(Library)の増築があり、いずれも生徒の卒業率を高める効果があるとされています。定員を増やすだけでなく、既存の学校に図書館を追加して卒業率を底上げする選択肢もあります。また、大学と同じ第4段階の教育を提供する専門の大学として、テクニカル大学はオフィス・工業企業の効率を高め、医療大学は病院の効率を高める効果があると個別に説明されています。
解禁タイミング
公式 Wiki(Milestones ページ、1.1.5f1時点)によると、小学校・高校を含む「Education & Research」サービスはマイルストーン「Small Village」で解禁されます。カレッジ・大学の解禁マイルストーンは特定できませんでした。メニューが見当たらない場合はマイルストーンの進行状況を確認してください。
教育と雇用・建物レベル・需要の関係
教育レベルは市民個人の話にとどまらず、企業や市サービスの求人、ひいては街全体の経済にも関わります。公式に説明されている範囲を整理します。
求人は複雑度(complexity)別に分かれる
公式 Wiki(Citizens ページ)によると、企業や市サービスの求人は複雑度で分かれ、市民の教育レベルを反映しています。ゾーン建物のレベルが上がると求人の複雑度と構成が変わり、複雑度の高い企業ほど高い教育レベルの従業員を要求します。工業(製造業)は建物レベルによらず教育要件が低めですが、商業・オフィスは建物レベルが上がるほど高い教育レベルの従業員を求める傾向があるとされています。
教育レベルが足りないと効率と生産が落ちる
公式 Wiki は、必要な教育レベルの人材が足りないと求人を埋められず、その分だけサービスの効率(Efficiency)が下がり、企業の場合は生産量にも悪影響が出ると説明しています。従業員は自分の教育レベル以下の職に就けますが、高い教育レベルの人が低い職に就いた場合、会社への効率の寄与は本人の教育レベルではなくその職のレベルで計算されるとされています。教育レベルの高い人材を集めても、求人側の複雑度と噛み合っていなければ効率は上がりません。
教育レベル別の給与の目安
公式 Wiki の Citizens ページには、1.3.3f1時点の給与の目安として次の数値が記載されています。
| 教育レベル | 職種区分 | 月給の目安 |
|---|---|---|
| Highly Educated | Manager | ₡2,700 |
| Well Educated | Specialist | ₡2,400 |
| Educated | Senior | ₡2,100 |
| Poorly Educated | Basic | ₡1,800 |
| Uneducated | Simple | ₡1,500 |
建物レベル・需要との関係(定性的な説明のみ)
公式 Wiki(Zoning ページ、Demand節)は、企業のレベルが上がるほど、より教育レベルの高い従業員を求めるようになり、それが生産性・効率の向上、ひいては利益の増加につながる、と説明しています。教育レベル別の税率設定も、地域の需要に大きく影響しうるとされています。ただし、教育レベルが需要や建物レベルアップにどれだけの数値で影響するかという計算式・係数は、公式 Wiki にもパッチノートにも記載が見当たりません。建物レベルの条件自体は、家賃とアップキープの収支など教育以外の要素も絡む(当サイトの建物レベルの記事で整理したとおり)ため、「教育が◯%足りないとレベルアップしない」のような断定はできない点に注意してください。

教育が行き届かないときに確認すること
「学校を建てたのに教育レベルが上がらない」と感じたときに、まず確認すべき画面と一般的な考え方を分けて紹介します。
Education インフォビューで定員と教育レベル分布を見る
公式 Wiki(Info views ページ)によると、Education インフォビューには小学校・高校・カレッジ・大学の合計定員(capacity)と、人口の教育レベル別割合を示すグラフが表示されます。マップ表示では学校・研究施設がハイライトされ、道路は教育カバー状況、建物は市民の現在の教育レベルを緑〜赤の色分けで示すとされています。定員が人口に足りているか、赤く表示される地区がないかをまず確認するのが基本です。
Workplace Availability インフォビューで求人との噛み合わせを見る
公式 Wiki は、Workplace Availability インフォビューが教育レベル別の求人数とその合計をグラフで表示すると説明しています。教育レベルを上げても企業の効率が上がらない場合、求人側が求める教育レベルと市民の教育レベルが噛み合っていない可能性があるため、このインフォビューで求人側の内訳もあわせて確認すると絞り込みやすくなります。
教育レベルが上がらないときは、定員不足(Education インフォビュー)と、求人との噛み合わせ不足(Workplace Availability インフォビュー)のどちらが原因かを切り分けると対策を立てやすくなります。
通学のしやすさ・定員のバランス(一般論)
ここからは公式の仕様というより一般的な考え方です。定員に空きがあっても、学校までの道が整っていないと通学しにくくなる可能性があります。公式アナウンス(Patch 1.6.0f1、2026年6月22日配信)によると、通学(school)を含む目的地別に経路探索の距離上限を個別に調整する仕組みが導入されましたが、生徒が過度に遠くまで歩いてしまう既知の不具合が少なくとも1件残っているとされています。極端に偏りがある地区は、道路の接続も確認ポイントの一つです。
カレッジ・大学が市内に無いとき
公式 Wiki によると、カレッジや大学が市内に無い場合、進学を望む市民は市外接続(Outside Connections)へ通学することがあり、これが市外への転出のきっかけになることもあるとされています。逆に、市外から留学生を受け入れて人口を増やすこともできると説明されています。高い教育レベルの人材が育ちにくい・市民が流出しやすいと感じる場合は、カレッジ・大学の有無も確認するとよいでしょう。
小学校に生徒が偏る問題はPatch 1.5.7f1で調整済み
Steam公式パッチノート(Patch 1.5.7f1「Spring Cleaning」、2026年4月29日配信)によると、小学校と高校の需要バランスが調整され、小学校に偏っていて高校が使われにくかった状態が是正されました。同パッチでは、生徒が勉強時間中しかレジャー活動に参加できなかった不具合も修正されています。不均衡の原因については、同時期の開発日記(City Corner #5「Spring Cleaning」、2026年4月24日配信)が、小学校の教育が高校の教育より生徒1人あたり7倍長く続いていたことが原因だったと説明しています。古い攻略情報を読むときは、この調整前の内容と混同しないよう注意してください。

- CS2 の学校の種類にはどんなものがありますか?
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小学校(Elementary School)・高校(High School)・カレッジ(College)・大学(University)の4種類です。それぞれ対応する年齢層と、引き上げる教育レベルが決まっています。大学には、同じ第4段階の教育を提供する専門校(テクニカル大学・医療大学など)もあります。
- 教育レベルが上がらないときは何を疑えばいいですか?
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まず Education インフォビューで学校の合計定員と、赤く表示される地区がないかを確認します。定員が足りていそうなら、Workplace Availability インフォビューで求人側の教育レベル構成も確認し、カレッジ・大学の有無もあわせて見直してください。
- 教育レベルを上げると建物のレベルアップや需要が上がりますか?
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公式 Wiki は、企業のレベルが上がるほど教育レベルの高い従業員を求め、それが生産性・効率の向上や利益の増加につながると説明していますが、数値の計算式は公開されていません。建物レベルの条件自体は家賃・アップキープの収支や資材配送など別の要素も絡むため、教育レベルだけで断定できません。
- 市内にカレッジや大学が無くても問題ありませんか?
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公式 Wiki によると、カレッジ・大学が無い場合、進学したい市民は市外接続へ通学することがあり、それをきっかけに市外へ転出することもあるとされています。高い教育レベルの人材を育てたい場合は、カレッジ・大学の設置を検討する価値があります。
まとめ
CS2 の教育は、4種類の学校と、市民個々の進学・就職の判断が組み合わさった仕組みです。教育レベルが上がると就ける職の幅が広がり企業や市サービスの効率にもつながりますが、需要や建物レベルアップへの具体的な影響は数値として公開されていません。教育が行き届かないと感じたら、Education インフォビューで定員とカバー状況を、Workplace Availability インフォビューで求人との噛み合わせを確認し、カレッジ・大学の有無もあわせて見直してください。小学校に生徒が偏る問題は Patch 1.5.7f1 で調整済みなので、古い情報と混同しないようにしましょう。



