【MSFS2024】おすすめの高品質サードパーティ機体10選|リリース半年後最新版【Microsoft Flight Simulator 2024】

Microsoft Flight Simulator 2020

航空シミュレーターの世界に新たな風をもたらしたMicrosoft Flight Simulator 2024(MSFS2024)がリリースされてから、もう半年が経とうとしています。

公開当初はいくつかのバグが見受けられましたが、開発チームの精力的なアップデートによって、シミュレーターとしての安定性は確実に向上してきました。

そして今、世界中のサードパーティデベロッパーたちがこの新しいプラットフォームのために魅力的な機体を次々とリリースしています。

「MSFS2024ではどんな機体が使えるんだろう」そう思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、リリースからこの半年で登場した特に注目すべきサードパーティ製機体を厳選してご紹介します。

細部にまでこだわり抜いたモデル、リアルな挙動など、きっとあなたのフライトシミュレーター体験をさらに豊かなものにしてくれる機体が見つかるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

動作環境について押さえておきたいポイント

本記事でご紹介する機体の中には、動作の前提条件としてSim Update 2(SU2)以降が必要となるものが含まれています。

MSFS2024は定期的にシミュレーションアップデートがリリースされ、機能改善やバグ修正が行われています。

特にサードパーティ機体は最新のアップデートに合わせて開発されているケースが多いため、購入前に自分の環境が対応しているか確認しておくことをお勧めします。

ボーイング機体の注目ラインナップ

トップレベルの完成度を誇るPMDG 777-200ER

最初にご紹介するのは、PMDG製のBoeing 777-200ERです。

PMDGといえば、Microsoft Flight Simulatorのアドオン機体において極めて高いリアリズムとため息が出るほどの詳細さを追求していることで知られる、まさにトップレベルのデベロッパーです。

シミュレーターの世界を語る上でPMDGの機体は常に話題の中心であり、熱狂的なファンも多く抱えています。

そんなPMDGがついにMSFS2024にも素晴らしい機体を送り出してくれました。

実機の詳細なデータに基づいた驚くほど正確な飛行特性はもちろんのこと、油圧系統や電気系統といった複雑なシステムも緻密にシミュレートされています。

手動操縦時の繊細なフィーリングやオートパイロットの挙動に至るまで、徹底的なリアリズムが追求されています。

この機体を完全に使いこなすためには相応の学習時間が必要となるでしょう。

しかしMSFS2024を新たに購入された方には、ぜひともこのPMDG 777-200ERの導入を強くお勧めします。

きっと本物さながらのフライト体験に没入できるはずです。

往年の名機Boeing 727を現代に蘇らせるFlight Sim Studios 727

次にご紹介するのは、往年の名機Boeing 727を現代のシミュレーション技術で蘇らせたFlight Sim Studios 727シリーズです。

かつて日本の空でもその雄姿を見せていた727を、MSFS2024の環境でリアルに体験できるアドオンとなっています。

旅客型と貨物型がそれぞれ個別に販売されていますが、もし新規での購入を検討されているのであれば、ANAの懐かしいトリトン塗装が収録されている旅客型を強くお勧めします。

このアドオンは外観・内装ともに詳細にモデリングされており、油圧系統や電気系統など複雑なシステムもシミュレートされています。

また古典的な無線航法に加え、カスタムシミュレートされたINS、そして現代的なGPSによるナビゲーションにも対応しているのが大きな特徴です。

もちろんSimBriefの重量インポートにも対応しています。

Boeing 727は3人乗務が基本だった時代の航空機のため、コックピットには航空機関士席が用意されています。

飛行中には各種システムの監視が欠かせず、現代の航空機と比べると操作すべき項目が多く、難易度が高そうに見えるかもしれません。

しかしご安心ください。

一部の機能を自動化してくれる便利なクルーマネージャー機能が搭載されているため、初心者からベテランの方までこの機体の操縦を楽しむことができるでしょう。

往年の名機Boeing 727の独特な操縦感覚を現代のMSFS2024でリアルに体験したいフライトシム愛好家にとって、このFlight Sim Studios 727シリーズは間違いなく見逃せないアドオンといえます。

古き良き時代の航空機の魅力を、ぜひあなたのフライトシム体験に加えてみてください。

無料で楽しめる高品質なHorizon Simulations 787-9

次はHorizon SimulationsのBoeing 787-9をご紹介します。

前作MSFS2020から親しまれてきた方もいらっしゃるかもしれませんが、この無料のアドオンは、MSFS2020のプレミアムデラックス版に含まれるBoeing 787-10をベースに胴体を短縮したBoeing 787-9を追加するものです。

主な特徴として、刷新された高品質テクスチャーに加え、ロールスロイス製とゼネラルエレクトリック製のエンジンを選択できる点が挙げられます。

さらに3Dモデル、飛行特性、サウンドも大幅に強化されています。

787-9を使用するためには、MSFS2020でBoeing 787-10を所有している必要があります。

MSFS2024で有効化する手順は以下の通りです。

まずHorizon Simulationsのアドオンを、MSFS2024のコミュニティフォルダーに格納します。

MSFS2024を起動し、マーケットプレイスからマイライブラリへと進みます。

検索ボックスに「787」と入力して検索します。

検索結果に表示されるMSFS2020版の787を有効化してください。

この際、MSFS2024版の787-10は利用できなくなる点に注意してください。

上記の手順で787-9が使用可能になります。

ただしMSFS2024を再起動すると有効化の設定がリセットされるため、再度有効化が必要となる点にご注意ください。

前作MSFS2020と同様に、SimBriefのインポートも問題なく利用できるため、フライトプランの作成には支障がありません。

Horizon Simulations 787-9はフリーウェアでありながら、よりリアルな787-9の飛行体験を提供してくれるおすすめのアドオンです。

Boeing 737は開発中!今後に期待

ボーイングのベストセラー機737ですが、現時点ではどこのメーカーもMSFS2024に対応したバージョンをリリースしていません。

しかしながら737 MAX 8をリリースしているiFly社が、Sim Update 2での開発状況をDiscord上で公開しており、その進捗を見る限り開発は順調に進んでいるようです。

Sim Update 2の正式リリース後、多少のタイムラグはあると予想されますが、MAX 8のMSFS2024対応版のリリースが非常に楽しみです。

エアバス機体の充実したラインナップ

本格派向けのFenix A320ファミリー

続いてエアバス部門の機体に移ります。

こちらはボーイングとは違い、多数のメーカーから対応バージョンが公開されています。

まずはFenix A320ファミリーです。

このアドオンはMSFS2024の初期段階から対応バージョンを公開しているため、既にご存知の方も多いかもしれません。

エアバスの実機システムや操作を極めて忠実に再現しており、その複雑さは特筆すべきものです。

Microsoft Flight Simulatorの航空機としては珍しくサーキットブレーカーの操作が可能であったり、MCDUの機能をほぼ網羅した複雑なフライトプランの作成やシステムの設定が行えたりと、本格的なエアラインシミュレーターを求めるユーザーにとって非常に人気が高いです。

エアバスのおすすめアドオンを挙げるならば、まずこのFenixを上げるでしょう。

高品質な3Dモデルとテクスチャーに加え、迫力感のあるCFM56とIAE V2500のリアルなエンジンサウンドが、非常に高いリアリティを実現しています。

エンジンの直径が小さいCEOファミリーのA319、A320、A321ですが、今後のリリース計画では燃費が向上したNEOファミリーが登場予定です。

エンジンはLEAP-1AとPW1100G-JMの2つのバリエーションが採用されるとのことなので、プラット・アンド・ホイットニー製のエンジンを採用しているANAの機体も、ついにMicrosoft Flight Simulator上で再現できるようになります。

Fenix A320はその高度なシステムが故に、操作習得に時間を要するかもしれません。

しかしそれに見合うだけの深く没入感のある飛行体験を提供してくれるでしょう。

無料で本格的なFlyByWire A32NX

もし無料のA320をお探しでしたら、FlyByWire製のA32NXを強くお勧めします。

この機体は完全オープンソースのアドオンで、多くのボランティア開発者によって支えられており、無料でありながら有料機体に匹敵する品質で多くのユーザーに利用されています。

このA32NXもMSFS2024の初期から対応している機体です。

無料であるため、エアバス機がどのようなものなのか、その特徴を理解するのに非常に適しています。

飛行に必要なカスタムフライトマネジメントシステム、FlyByWire オートスロットルは網羅されており、リアルな自動操縦機能を提供してくれます。

SimBriefやNavigraphにも対応しており、より現実的な飛行計画の実行が可能です。

FlyByWire A32NXには主にStable EditionとDevelopment Editionがあります。

個人的には最新の機能や修正が一早く反映されるDevelopment Editionをお勧めします。

A32NXは無料でありながら、非常に高品質なエアバスA320neoのシミュレーション体験を提供してくれるため、PC版のMicrosoft Flight Simulatorユーザーであれば、ぜひ一度導入してみることをお勧めします。

なおA32NXのシステムを応用したHeadwind A330neoも、作者は異なりますが公開されています。

こちらも無料機体なのでお勧めです。

超大型機を体験できるFlyByWire A380X

さらに大きな機体を操縦したいのであれば、FlyByWire A380Xを選んでみましょう。

この機体はその大きさから比較的高いパソコンスペックが要求されますが、無料で超巨大なエアバス機が追加される貴重なアドオンです。

A32NXで培われた技術をもとに、フライトに必要な基本的な油圧、電気、エンジンなどのシステムが再現されており、高品質なサウンドが収録されているので臨場感のある飛行体験を提供してくれます。

FlyByWire A380Xは今もなお開発が続けられており、今後さらに多くの新機能や改善が行われる予定です。

もしパソコンのスペックに自信がある方は、ぜひ導入してみてください。

最新鋭機を楽しめるiniBuilds A350

次に紹介するのは、高品質な空港シーナリーやエアバス機のアドオンで知られるiniBuilds社が開発したエアバスA350です。

実機のA350型機を高いレベルで再現しており、PMDG 777シリーズと同様、非常に人気のある機体です。

LNAV、VNAVといった基本的な自動操縦機能はもちろんのこと、油圧、電気、空調、燃料などの各システムにおける異常時の挙動もシミュレートできます。

実機のデータに基づき綿密に調整されたリアルな飛行モデルと高品質なサウンドによって、臨場感溢れる飛行体験を提供してくれます。

特筆すべきは機体に統合されたEFBです。

SimBriefのルートを直接作成・インポートできるほか、チャートの表示や機体設定など、フライトに必要な運航機能をA350のシステム内で完結させることができます。

さらに機体がクラッシュした場合に飛行状態を復帰させる機能も搭載されています。

これがあればもしもの時も安心です。

Microsoft Flight Simulatorで本格的なワイドボディ機、特に最新鋭のA350型機を操縦したいユーザーにとって、iniBuilds A350は非常に注目すべきアドオンです。

一度の購入で胴体長や操縦特性がわずかに異なる-900型、-1000型、そして将来的に無料で追加される予定の超長距離型の-900 Ultra Long Rangeがセットになっているため、価格は1万円を超えますが、一機あたりで考えると安く済みます。

リージョナル機とクラシック機の世界

エンブラエルE-Jetシリーズを楽しめるFSS E-Jet

エンブラエルE-Jetが好きな方には、FSS E-Jetというアドオンがあります。

Flight Sim Studiosが発売したこの有料機体は、エンブラエルE-JetファミリーのE170-175とE190-195が再現されたものが追加されます。

導入にはSim Update 2のベータ版以降が必要です。

公開からほぼ1年が経過しましたが、カスタムLNAVおよびVNAVの機能はまだ実装されていません。

そのためパイロット自身による手動での機体制御が主体となりますが、リージョナル路線を現代的な航空機でフライトすることに興味のある方にはユニークな選択肢と言えるでしょう。

ただしシステムはまだ発展途上のため、本格的なフライトを楽しみたい方は今後のアップデートを待つのが賢明です。

マクドネル・ダグラスMD-80の魅力を味わうFly The Maddog X

マクドネル・ダグラス社の機体がお好きでしたら、Fly The Maddog X MD-80は非常におすすめです。

MD-80のシステムを深くそして正確にシミュレートしたこの機体は、現実世界の操縦特性と性能特性を忠実に再現しています。

ただし欠点としては、12,000円という高額な機体であることが挙げられます。

Fly The Maddog X MD-80は古典的な旅客機のリアルなシミュレーションを提供するアドオンです。

この機体は現代の航空機と比較すると、より複雑で実践的な操作が求められますが、そうした操縦感を好む方には間違いなく素晴らしい選択肢となるでしょう。

まとめ

ここまでサードパーティ製の注目の機体をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

MSFS2024はリリースから半年が経過し、様々なデベロッパーから高品質な機体が続々と登場しています。

無料のものから有料のものまで、それぞれに特徴があり、自分のフライトスタイルや興味に合わせて選ぶことができます。

ボーイング機では、PMDGの777-200ERやFlight Sim Studiosの727など、リアリズムを追求した機体が魅力的です。

エアバス機では、FenixやiniBuildsといった有料の高品質機体から、FlyByWireの無料機体まで、幅広い選択肢が揃っています。

リージョナル機やクラシック機を楽しみたい方にも、魅力的なアドオンが用意されています。

ご自身の興味やフライトスタイルに合わせて、ぜひこれらの機体を導入し、よりリアルで没入感のある飛行体験を満喫してみてください。

今回の記事がMSFS2024における機体選びの参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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