待ちに待ったMicrosoft Flight Simulator 2024のPS5版が2024年12月2日と3日に段階的にリリースされました。
これまでXbox版やPC版でしか楽しめなかった本格フライトシミュレーターが、ついにPlayStation 5でもプレイ可能になったんです。
高性能なグラフィックスと圧倒的なリアリティで知られるこのタイトルですが、PS5版の出来栄えはどうなのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
実際にPS5版を初見プレイし、東京都内上空を遊覧飛行してきました。
映像のクオリティ、操作性、起動時間など、Xbox版との比較も交えながら詳しくレポートしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。

PS5版の第一印象と基本設定
起動時間は意外と長め
PS5版を初めて起動してみると、ロード時間はかなり長めでした。
約2分半〜3分。
初回起動時は特に時間がかかる印象で、これは大容量のデータを読み込む必要があるためでしょう。
ホーム画面とマーケットプレイス
ホーム画面自体はXbox版とほぼ同じ構成。
マーケットプレイスも最初から利用可能になっており、追加コンテンツの購入やダウンロードがすぐに始められる仕様になっています。
グラフィック設定の豊富さ
PS5版で嬉しい発見だったのが、グラフィック設定の項目が思いのほか充実していたこと。
Xbox版ではあまり細かく調整できなかった部分も、PS5版ではかなり詳細に設定可能です。
解像度やテクスチャ品質、影の表現など、自分の好みやプレイスタイルに合わせて調整できるのは大きなメリット。
コントローラー設定の課題

一方で気になったのが、コントローラーの感度設定。
初期設定のままだと少し操作が難しく感じる部分がありました。
Xbox版でも同様の問題があったため、この辺りは慣れが必要かもしれません。
ただ、マウス設定ができないという制約もあるため、コントローラーでの操作に習熟することが重要になってきます。
東京上空の遊覧飛行レポート
出発は羽田空港から
今回のフライトは羽田空港からスタート。
VFRモード(有視界飛行方式)を選択し、東京都内の主要スポットを巡る遊覧飛行を計画しました。
高度は約2,000~4,000フィートを維持しながら、低空飛行で東京の街並みを楽しむコース設定です。
海岸線のリアルな表現

まず驚いたのが、海面の反射表現。
太陽光が海面に反射する様子が非常にリアルで、時間帯による光の変化も自然に再現されています。
海岸線を飛行しながら眺める景色は、まるで本物の遊覧飛行をしているかのような没入感がありました。
レインボーブリッジ上空を通過

東京湾に架かるレインボーブリッジ上空を通過する際、橋の構造や周辺の建物がしっかりと再現されているのが確認できました。
空の表現も美しく、雲の質感や遠景の霞み具合など、細部にわたってクオリティの高さを感じます。
高度約1,400フィートでの飛行は、景色を楽しむのにちょうど良い高さです。
東京タワーへ向かう

次の目的地は東京タワー。
右旋回しながら進路を調整し、都心部へと向かいます。
この時点で、PS5コントローラーでの操作がXboxコントローラーよりもかなりやりやすいことに気づきました。
感度や反応が良好で、細かな操作もスムーズに行えます。
東京駅周辺の再現度に感動

東京タワーを過ぎて東京駅方面へ。
東京国際フォーラムや有楽町駅周辺の建物群が、かなり正確に再現されているのには驚きました。
実際の東京を知っている人なら、「あ、ここだ」とすぐに分かるレベルの再現度。
主要な駅や大きなビル群はもちろん、街の雰囲気まで伝わってくる完成度の高さです。
皇居上空から新宿へ

皇居上空を通過する際も、広大な緑地や周辺の官庁街がしっかりと表現されていました。
大きな煙突が見える場所を通り過ぎ、新宿方面へと進路を取ります。
新宿の高層ビル群が見えてきた時は、そのスケール感に改めて感動。
ビルの密集具合や配置が非常にリアルで、実際の新宿の街並みがそのまま再現されている印象です。
新宿副都心の高層ビル群

新宿駅周辺に到達すると、都庁をはじめとする高層ビル群が目の前に広がります。
個々のビルの形状や高さが正確に再現されており、遠くには富士山も確認できました。
天候や時間帯によって景色が変わる様子も楽しめるため、何度飛んでも新しい発見がありそうです。
明治神宮を目指して

新宿から明治神宮方面へと進路を変更。
渋谷駅付近も上空から確認できましたが、こちらも建物の配置がよく再現されています。
明治神宮の森の部分も緑地としてしっかり表現されており、都心の中の自然が際立って見えました。
代々木公園周辺

明治神宮周辺を飛行していると、代々木公園や代々木体育館なども確認できます。
この辺りは実際の地形や建物配置がかなり忠実に再現されているため、土地勘のある人なら空から見ても「あそこだ」と分かるはず。
ロックフェスの会場としても知られる場所ですが、上空から見るとまた違った印象を受けますね。
フライトの締めくくりは東京タワー

最後に再び東京タワーへ戻ってきました。
夕暮れ時の東京タワーは、ライトアップとは違った趣があり美しい。
周辺のビル群とのコントラストも素晴らしく、これぞ東京という景色を堪能できました。
ここで今回のフライトは終了です。
Xbox版との比較
グラフィック品質の向上
実際にプレイしてみて、Xbox版と比較してPS5版のグラフィック品質はかなり良好だと感じました。
建物の細部表現や遠景の描写、光の反射など、全体的にクオリティが高い印象です。
特に都市部の再現度は素晴らしく、実際に東京を飛んでいるような没入感がありました。
操作性の改善
PS5コントローラーでの操作感は、個人的にはXboxコントローラーよりも優れていると感じました。
レスポンスが良く、細かな操作もしやすい。
ただし、初期設定のままだとコントロール設定が少し扱いにくいため、自分好みに調整することをおすすめします。
特に感度設定を見直すだけで、かなり操作しやすくなるはずです。
パフォーマンスも良好
動作の滑らかさについても、特に問題は感じませんでした。
フレームレートが安定しており、カクつきや遅延もほとんどなし。
PS5の性能を活かした快適なフライト体験が楽しめます。
今後のプレイ計画
世界各地の都市を巡りたい
今回は東京でのフライトでしたが、今後は世界各地の都市を巡ってみたいと考えています。
これまでXbox版で訪れたニューヨークやヨーロッパの都市、アメリカの各地なども、PS5版で改めて体験してみたいですね。
過去に住んだことのある場所なども紹介できれば、より個人的な思い出と結びついた楽しいコンテンツになりそうです。
より詳細な検証も予定
今回は初見プレイということもあり、基本的な部分のチェックが中心でした。
今後は起動時間の詳細な計測や、各種設定による画質の変化、天候システムの挙動など、より踏み込んだ検証も行っていきたいと思います。
まとめ
MSFS2024のPS5版は、期待以上のクオリティを持った優れたフライトシミュレーターでした。
グラフィックの美しさ、都市の再現度、操作性のどれをとっても高水準で、Xbox版からの移行を考えている方にも自信を持っておすすめできます。
起動時間の長さやコントローラー設定の調整が必要といった課題はあるものの、それを補って余りあるリアルな飛行体験が待っています。
東京だけでなく世界中の都市がこれほどリアルに再現されているとなれば、今後のフライトの可能性は無限大。
実際に行ったことのある場所、これから訪れたい場所、思い出の地など、自由に空から眺められるこのゲームは、旅行好きの方にもぴったりです。
PS5をお持ちでフライトシミュレーターに興味がある方は、ぜひMSFS2024を体験してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。

